質問者:ハイル禅師 前世の劫の量が予め分かっている方が
人は真摯に徳を積むのではないでしょうか?
私:前世の罪障である劫数の重さが予め分かっていれば
その人の性格によって真面目に努力する人と焼け石に水
だからと全く努力しない人に分かれると思います
自分の前世における罪障の大きさの劫を知るというのは
それだけ大きな器とメンタルの強さが必要だからです
つまり劫数が予め分かるという事は天の命数である
寿命や病難或いは災厄などが分かるという事にもなり
「俺はどうせあと五年で死ぬんだ」と言って
投げやりになったり精神的に落ち込んで
何もしなくなる人が出てくることも十分考えられる
それならば自分の寿命など気にせずに臨終の日まで
日々最善を尽くして過ごす方が遥かに有意義です
ただその生活の中でも徳積みや罪障清算の大切さを知り
謙虚で誠実な努力があれば自然と寿命が延びていること
もあります
人によっては膨大な劫数を持ち霊障も数千体憑依させて
いますが何も知らない場合は気が楽であります
命数が切れた時は事故・災厄・病気などで突然の不幸が
襲い他界しますが問題は死後にもあるのです
多くの場合 突然死した人などは成仏せずに
地縛霊か浮遊霊となっている
ゆえに劫数を知らなくても真理及び徳積みの重要さは
きちんと正しく学ばなければいけません