ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年12月11日。ウクライナ侵攻から292日目

2022-12-11 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年12月11日。
 ミンスクは朝からずっと雪。横殴りの風が吹いている大荒れの天気です。
 フライトレーダーで世界の飛行機の運行をチェックしている趣味の人が「今日はベラルーシでフライトがない。何か起きているのか?」と心配しているのですが、事件や事故や戦争がベラルーシで起きているのではなく、単に悪天候で滑走路が使用できない状態になっているだけだと思います。


 ウクライナのニュースメディア「RBCウクライナ」によると、10日の夜、クリミア半島の北部ジャンコイから南東約15キロ地点にあるロシア軍の兵舎が大規模な火災を起こし、2人が死亡しました。
 兵舎にいた兵士は約200人。動員兵が集められていたそうです。10月に動員されて、クリミアに連れてこられ、火事で死ぬという運命ですか・・・。
  その後、ウクライナ人と先住民族タタール人のパルチザンを名乗る団体「アテシ」が声明を出し「計画に成功した」と主張しました。アテシは「ロシア軍を内部から破壊し続ける」と警告しました。 
 ウクライナの一部メディアは火災について「ドローン攻撃が原因」と報道。親ロ派は「フェイク」と否定しています。


 ウクライナと国境を接するロシアのクルスク州の知事は今日、州内で12日から来年1月末まで、住民の安全と平穏のため花火の販売や打ち上げを禁止すると明かしました。
 ベラルーシでも花火の打ち上げが禁止されるかなと思っていたのですが、(2020年の大統領選挙後は花火の販売自体が禁止されていました。)火事や火傷に注意しましょうという通達があっただけで、禁止されないことが決定しました。


 政治アナリストでもあり、2018年からイスラエルに亡命している元クレムリンのスピーチライター、アッバス・ガリャモフは、信頼できる情報筋からの情報として、ロシア政府がウクライナとの戦争で敗北した場合の大統領や側近の逃亡計画、その名も「ノアの方舟作戦」を春から練っており、ベネズエラに逃亡する計画も含まれていると明かしました。
 ベネズエラはロシアからの観光客も受け入れていますからね。ウクライナでは凍えている市民も大勢いるのに、最近の海外リゾート地ではロシア人が行きにくくなったので、ベネズエラが受け入れてくれる観光地としてロシア人に人気だそうです。
 ベネズエラも観光ビジネスによって儲けないといけないし、ちょうど良い関係なのでしょう。そしていざとなったらロシア大統領も亡命先になるようです。


 ベラルーシの日本大使館もようやくベラルーシ人向けの観光ビザ、ビジネスビザの発給を再開しました。ロシア人には夏から観光ビザを出していたのに、ベラルーシ人にはコロナを理由に発給してくれず、ベラルーシ人の間から不満の声が上がっていたのですが、やれやれですね。もう観光シーズンではなくなっていますが、日本へ仕事に行きやすくなりました。