いつの間にか商店街みたいな道を走っていた。
突き当りが伏見稲荷大社だったので、いわゆる“参道”ということになっているのだろう。
参集所の前が駐車場になっていて、決して狭くないその場所が、平日にもかかわらずいっぱいいっぱいの状態。
伏見稲荷大社は全国稲荷社の総本社で、その神職も正確にはわからない、おびただしい数の朱鳥居がある神社だと言えば、どこかで目にしている画像が想像できると思います。
伏見稲荷神社はもう観光地。建造物からはその縁起などは感じられず。
稲荷というわけだから、ご祭神は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおみかみ)ほか。拝殿でお参りを済ませて、“有名な”千本鳥居へ。
もちろん千本というのは、いわゆる“たくさん”という意味で実数は数万、数十万とも。
それこそ軽く千本はあろうかという入り口から奥の宮へと進むと、さらにそこから山全体を鳥居が走っているらしい。
めぐると2時間とも。年寄を連れてこれ以上は不可能と判断してUターン。
これだけ超有名な大社さんなれば、朱の色鮮やかなりし鳥居の群れたるご朱印帳でも期待したが、
無地の地味~なやつしかない。当然オリジナルではない。ご朱印だけいただく。
土産物屋には置物の鳥居があったが、そこに銘くらい施してあれば、よい記念に購入を考えたが、どこの店にもノッペラボウノやつしかない。観光地ならもっと観光地然としたほうが潔いと思う。