南房総館山・なぎさの自然詩

観光地の海辺に住んで思うこと

私の自宅は街はずれの静かな海岸の近くにあるので、時間のあるときは海岸を歩いています。去年辺りから海岸を見ていて、ある変化に気づきました。それは海岸を訪れる人達のことです。
最初に気づいたのは去年の春、一回目の緊急事態宣言下の頃で、いつものように近所の海岸へ行くと明らかに人出が多いのです。人混みを避けた外出先として海岸を選ぶ人が増えたのだと、その当時はそれぐらいの認識でした。
そしてその年の夏は海水浴場不開設でしたが、海岸駐車場は解放していたので海水浴客は例年以上に訪れていました。自粛生活する人としない人の差が海岸を見ていてよく分かりました。
私が通勤で目にする館山市内の様子は更に自粛しない人達が多かったので、この先の世の中はどうなってしまうのかと不安になりました。
今年の夏は緊急事態宣言前までは海水浴場を開設していたので、人が押し寄せてかなり賑やかでした。緊急事態宣言後には海水浴場不開設、海岸駐車場閉鎖になったため海水浴場を求めて徘徊する海水浴難民の車で道路は溢れていました。路上駐車の出来る海岸には人が集まり、海水浴出来ない危険な海岸で泳ぐ人もいて南房総の海岸線は混乱していました。
私の自宅近くの海岸でも路上駐車して海岸を訪れる人達が増えたためにパトカーが巡回するようになり、スピーカーで車を移動するように言っているのを何度も聞いています。
今回の緊急事態宣言下の中で館山市南房総市の海岸駐車場は閉鎖されたのですが、その閉鎖地区内の一部では駐車する様子が見られました。海岸のそこだけ賑わっている事が何故なのか理由が分からず未だに不思議に思っています。
例年だとこの時期の南房総の海岸は人も減り静かになっているので、今年の海岸はちょっと異常な雰囲気です。
そういうのを見ていて思ったのは、以前と同じような生活を続けようとするのは無理だと諦める事が必要なのです。状況が変わっていくことに臨機応変で対応したり、規制が厳しい中で抗うより別の出来ることを探して生きていく方が楽に生活を送れるような気がしました。



堤防にある看板

海水浴場入口の看板

海岸駐車場閉鎖の様子





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