お盆が過ぎました。
・・が まだまだ 暑い長崎です。
夜は 幾分 涼しくなった?!ような気がしているのですが
今日も 午前中から 窓を開けると・・熱風が・・。
窓を閉め切った部屋は 「サウナかっ!」
っと 思わず・・ツッコミたくなります・・。
ここ数年、家で仕事をするようになったおかげで
お彼岸やお盆も家にいることが多くなり
お墓やお寺にお参りに行く機会もふえました。
今年も お盆に お寺へ行くと
本堂には たくさんの人・・人・・人。
今までは お寺=お年寄り のイメージでしたが
今年は、20~30代の若い方や
お孫さんとおばあちゃんの姿なども多くみられ
世代交代を感じます。
洋裁教室でも 最近 話題になるのが
”お墓”問題ですが
よく 耳にするのが お墓から”納骨堂”へ移行するというもの。
先月も
ある長年お世話になっているお客様から
骨壺を包む袋を作ってほしいというご注文がありました。
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藍染・手織りの久留米絣で作ってみました。
他にも それぞれ違う柄で 3点お作りして
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先週 お盆に間に合うようにお送りいたしました。
こういう依頼もあるんだなぁ~っと
とても特別な依頼のように思っていたら
今朝 こちらも長年お世話になっているお客様から
同じように
「納骨堂に入れるから骨壺の袋を作って。」
っと ご注文が・・。
時代の流れだなぁっと感じずにはいられません。
私の叔母は、お墓の心配をして
自分が生きている間に ”自分のお墓”の土地を購入していました。
が、亡くなったあと
やはり”お墓”の管理は 難しいっと従妹たちは
そのお墓の土地を手放し
叔母は 納骨堂へ入りました。
(いろんな考え方はあると思いますが)
結果的には・・
納骨堂に入ったおかげで 私たちも
お盆やお彼岸など お寺を訪れた時には
立ち寄ることができ
(もし お墓に入っていたら 遠すぎて・・お詣りにはいけないかな)
良かったのではないかと思っています。
先日、お盆の間に
”村上海賊の娘”和田竜著
を読みました。
歴史を元にした (半分)フィクションですが
元になっているのは
織田信長VS浄土宗の 大阪本願寺攻めのお話です。
上下巻の長~い話ですが
その中で
門徒たちが その強い信念の下
武者相手に 一歩も引かない・・。
漁師や百姓・・老人に子供までが
ある一つの信念をもって
兵糧攻めにあいながら 餓死寸前でも 諦めない・・というその内容
その迫力に・・息をのみます・・。
その長い闘いの末、
その宗派は 二つに分かれ
今に至る・・という その後の流れもわかり
ちょうどお盆の時期に読んだため
お寺のご住職の話しと重なり
ちょっと感慨深いものがありました。
長い歴史の中
内乱もあれば 世界大戦もあり
どんな形であれ ”今”を形どるまでには
誰かの犠牲があり
悲しみがあったのは 事実なのかな・・と。
その奇跡の積み重ね 時代の波を掻い潜って・・
”生れてきたこと自体が 奇跡”と言いますが
もしかすると
日々 何事もなく”生きている”ことも
”奇跡”なのかもしれないですね。
今年は
いろんな意味で
いろんなことを考えさせられたお盆でした。