納品にいった帰り道、市内の桜の名所に立ち寄ってみました。
先日、行ったお客様のご近所でもあるこの公園。
横を通るものの 行くのは始めて。
昨日までの 雨と風にも負けずに まだ 花は しっかりその姿をとどめていました。
満開の時期もいいですが 花吹雪のこの時期も キレイ。
緑の絨毯は、今日は、真っ白い桜の絨毯で覆われていました。
公園にお散歩に来ていた人とすれ違いざまに にっこり挨拶。
自然と
「こんにちは~。きれいですね~。」
の言葉が交わされ、花の下では、みんな穏やかで笑顔になれますね。
葉桜ですが、それは、それで 新緑がきれい。
夕暮れの日差しと桜。癒されますね。
今年の春は、洋裁教室への希望者が例年に比べると多いような気がします。
毎週、「洋裁ははじめてです。」という方の見学がお見えになります。
春は、なにか新しいことをはじめたくなる季節でもありますが、
昨年の夏くらいから増えているような気がします。
それと並行して
洋服を作りたいっと言う方のオーダーもふえてます。
一見、まったく関係のないように思いますが
これが 「団塊の世代」の恩恵なのかなっと感じてます。
仕事を離れ ゆっくりとした時間をもてるようになったこと。
世の中が安定して平和であること。
実は、これが 洋服業界には大きく影響します。
衣・食・住
人が生活していくうえで 必要なものとして挙げられるこの3つ。
何かが起こった時(大手企業の倒産や経済の不安定化など)
真っ先に削られるのが
”衣”
だと思います。
バブル崩壊後、この仕事に付き その衰退を目の当たりにしてきた?!私には
「お洋服を作りたい」「お洋服をお直ししてほしい。」
っというご注文が入ると
あぁ・・良かった。世の中、平和なんだなぁ。景気がいいんだなぁ・・
っと しみじみ ほっとします。
洋服の流行る柄・デザインは、昔から 景気に顕著に表れます
分かりやすい例でいくと・・
バブルの頃の大きな肩パット。
身体のラインをハッキリ出すボディコン。
キレイで花やな大柄や色。
これが 不景気になるのつれ
肩パットがなく スカートやパンツの裏地がなくなり。
ボタンがついていないデザインがはやり。
身体のラインを隠すゆったりチュニック。
飽きのこない優しい色目が流行る。
実は、この流行、すべて ”コスト削減”なんです。
不景気==高い金額の服が売れない
==付属を省くことで単価を下げる などなど・・。
昨今、ウエストラインを出す女性らしいラインが流行りだしました。
色も今年は、ショッキングピンクのような強い色目も戻ってきていることから
「あぁ、景気が良くなってきている。」
喜んでいたのに・・なのに・・
・・なのに
ここ数日の物騒な報道に・・ちょっと ドキドキせずにいられません。
なぜなら・・
基地の街 佐世保も安全とは言い切れない・・。
洋服の動向に 平和を感じていた今日この頃。
基地の街を見下ろす高台から
複雑な思いで 桜の花を眺めてきました・・。