小千谷縮の反物で ワンピースをお作りしました。
襟元は かわいらしく
こんな感じ。
サイドに スラッシュポケット。
後ろは・・すっきり
こんな感じ。
反物でお預かりしたときは 表面フラットでした。
ですが その名の通り・・ちぢみ ます。
上が 反物で巻いてあった時。
下が 水にしっかりつけて縮ませた時。
もう少し アップで見ると・・
右 フラット。
左 縮ませた状態。
裁断前に しっかり水に浸し その後 裁断に入りますが
乾く際に 少し 伸びます。
なので 裁断後 さらに お仕立てに入る前に
もう一度 霧吹きで しっかり水を含ませ
全体を 徹底的に 縮めます。
シボの縮み方が違うのがわかるでしょうか?
・・霧吹きで 水をかけただけで
みるみる・・生地が縮んでいきます。
縮んでいるところ、伸びているところをそのままお仕立てすると
型崩れや 出来上がりに不均等な部分でできてしまいますので
今回の生地は 格子柄だったので
その格子の幅が均等になるように合わせていきます。
小千谷縮は ”麻”なので 単衣で作ると とっても涼しい~
のですが ==透ける・・っということで
ワンピース一枚で着られるように 裏を付けました。
綿100%のリバティ無地。
綿の中でも リバティはしなやかで涼しいっと定評があります。
そのリバティ無地とあわせて
一枚仕立てとしてお仕立てします。
この時、二枚の生地に部分的に差が出ないよう
小千谷の生地を リバティ無地に ステッチで押さえます。
このやり方は レースなど”伸びる” ”透ける”素材をお仕立てする際にも
同じやり方をすることがあります。
夏は 特にお洗濯の機会が増えます。
ご自宅で ざぶざぶ洗っても大丈夫!
さらに・・小千谷縮の便利なところは
伸びたなぁ~っと思ったら
シュッと 水を一吹き!
すぐに 元のシボが復活!
アイロンいらずの 形状記憶ワンピースですね。
小千谷縮や シジラ織などは
夏にとっても涼しい 素材です。
洗えば洗うほど 生地が くたくた~になり
とっても着心地がよくなる 夏 万能素材!です。
一年物ではなく
年数を重ねるごとに 風合いや着心地がよくなる小千谷縮!
ぜひ どんどん洗って どんどん着倒して
自分好みのクタクタ~の風合いを作り上げて
夏の定番アイテムに加えてくださいねm(--)m