染め結城紬の反物をお預かりしました。
コートをお作りしました。
ウエストには タック入りのふっくらポケット。
袖口は・・
スリット。
襟は フラットカラーで
可愛らしく。
切り替えに 黄色のパイピングを挟み込み
襟の端にも ちらっと 黄色が見えるようにお仕立て。
パイピングに合わせて・・裏地も
黄色の裏をお付けしました。
袖も・・
ポケットの裏にも・・
チラリ。
今回 染め結城紬 という珍しい反物をお預かりしました。
染め大島紬 というものもありますが
染め結城紬は 初めてでした。
同じ 絹 ですが 結城紬と大島紬は
生地の風合いが 異なり
なので お仕立てしていても
生地の張り感や イセの入り具合
絹特有の 生地のキシミ が微妙に違います。
結城紬は 着れば着るほど
洗えば洗うほど
ふわっとした ふんわり とした
しなやかさ 柔らかさが出てきます。
ぜひ 結城紬特有の風合いを
楽しんでいただければと思います。
********************
先日 長崎のショップさんの展示会を見に行ってきました。
そのブランドさんの使う素材は
会津木綿。
久留米絣と同じく伝統的な織物ですが
久留米が30社近く織物工場があるのに対し
会津木綿を継承する工房さんは 2社。
その伝統技術を絶やしてはいけないと
会津木綿を使ったブランドを立ち上げ全国展開で
販売を開始されているそうです。
実際に手に触れ 風合いを感じ
会津の風土が感じられるような
穏やかで優しい色合いに 癒されました。
久留米とは また 違った木綿に
日本の伝統技術のすばらしさ を改めて感じた一日でした。