Hの長男がこの秋で二十歳の誕生日を迎えた。嬉しい限りだ!
長男が生まれた時も次男や長女が生まれた時も、Hはそれぞれの育児年表を作った。
旧PCが壊れて一緒に手元にも無くなったが、中学で一人旅に出す、とか高校で経済
観念を実に付ける為に必ずアルバイトをさせる、とか等など・・・
最後は20歳になって、親離れ・子離れするべし! だったと思う。
私の仕事上での友人は、二十歳になったその日に親から家を追い出されたと聞く。
そう、親と子供の区切りが今も昔も20歳だった。
長男は今、英語教師になるという自分の夢に向って毎日大学とバイトで頑張っている。
バイトは塾の先生でまさに実践さながら、今夜も”教える”って難しいワと嘆いていた。
まさか今の俺が二十歳になったからと言って実家を追い出したりはしないが、学校のみ
ならず毎日実社会で経験や学習するという事は、少しずつ家や親を離れていく過程なの
だから、彼は今まさに 「自立の道」 を歩んでいる実感を感じているのだろう、親の私は
ただただ彼を見守ってやる事だと思う。
Hが二十歳の頃のモラトリアムを享受している頃とは違って、今の長男は当時の私よりも
逞しいし、ただただその事を嬉しく思う。
Hは今年生まれて半世紀が経っても、未だに ”Never too late ” だと意気込んでいるが
二十歳になった彼に ” Never too fast ” はもうない。どんどんイロイロな事にチャレンジ
すればいい。失敗しても何度でも挑めるのだから!