プロ野球今季も終了しましたねえ。 若い頃 江川モデルのグラブを使い 巨人ファンだった西武渡辺監督の指揮官としての能力を見せ付けられた気がする日本シリーズでした。 西武は良い投手が多いのと、運と勢いだけでパリーグ優勝したと思っていたら大間違いでした。
西武渡辺監督の原点は、99年から3年間過ごした台湾にあるそうです。 西武、ヤクルトから戦力外通告を受け、失意と反骨心を胸に海を渡って、苦労して培ったものなのだとか。 人間辛酸を舐めてもただでは起きない人物になれということですかな。
言葉の通じない異国で指導者としての基礎と忍耐を学び26年ぶりBクラスに沈んだ昨季から、一気に頂点に上りつめてしまいました。 彼をじっくり2軍監督から育てた西武フロントの勝利でもありますね。
それにしても 今年の日本シリーズは実力伯仲 ほぼ互角の両者が がっぷり四つ。 最後までどちらが勝ってもおかしくないゲームでした。 戦い済んで、勝負に「たら・れば」は無いものの しばらく色々な評論家の話題になりそうですね。
あえて言えば巨人の敗因は まず第六戦の先発高橋尚投手の消極性、そして第七戦の越智投手の心理状態を読むのが遅かった巨人ベンチの采配ですかねえ。あれほど ぽんぽんと小気味良く早めの投手交替で戦っていたのに 最終戦の肝心のラスト2イニングだけ遅かったですね。
話し変わって 中日の川上憲伸投手(33)が今オフ、FA権を行使してメジャー移籍することが26日までに決定的となった旨報道されています。中日との残留交渉はフロントとの軋轢から決裂必至で、国内移籍も視野にないことでメジャーへ活躍の場を求めるのは間違いないのだとか。
移籍先は06年からマークを続けるレッドソックスが有力とみられていますが、複数球団による争奪戦になるとのこと。 加えてアトランタブレーブスも、川上に興味あり、巨人上原も候補とのこと。
ダルビッシュもFA権取得するまではいないというし、トップクラスはみんな日本球界から消えていくのですね。 メジャーでうまく行かず戻って復活した中日中村紀選手の例もあることだし、行ったり来たりになればよいのかも知れません。 これも時の流れ、日米の人事交流は加速度的に進みそうですな。
順風満帆できたツワモノと思っていました。
鋭い眼光には何度も修羅場を越えてきた勝負師の
凄みを感じていました。
西武は西鉄の流れを汲んでいるんですね。
昭和33年西鉄VS巨人の日本シリーズを
思い出しました。
連投の西鉄稲尾投手のお陰で3連敗の後4勝して、
稲尾投手は神様、仏様になりました。
今回のMVP岸投手も神様の文字が新聞に掲載されていました。
我が家は西武球団友の会会員だったので 西武球場には良く出かけました。西武の外人選手の奥さんとも電車の中でよく話をしました。
渡辺監督の現役時代は モデルにでもしたら良い優男で 少し不調になるとヤクルトへ出されました。
とても 監督になるようなタイプではなかったのに、本人の自覚と意地が今日の地位を得た原動力ですね。
「丼」