98.猫はなぜねずみを追いかける?
いつもいつも 私は硬い話しかできないので 今日はその硬い話を少し砕いてみたい。
十二支になぜ猫が入っていないのか 猫好きの方々には不満である。なぜ入っていないのだろう?
そもそもお釈迦様は 新年の挨拶に来た順番に十二支の動物を割り当てたのだという。いつ頃生まれた話かは不明であるが、十二支の動物に関しての逸話である。
まず牛は足が遅いので早めに行ったものの、一番乗りしたのは牛の背中に乗っていた鼠であった。 ゆえにねずみが十二支の動物のトップとなった。鶏が猿と犬の間になったのは仲の悪い両者を仲裁していたためなのだとか。
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さて問題の猫であるが、鼠は猫に挨拶に行く日を尋ねられた際に嘘をつき、実際よりも一日遅い日を教えた。このため、猫は十二支に入ることができなかった。それを根に持った猫は鼠を追いかけるようになったというのである。 ほんまかいな?
13番目であったために十二支に入れなかったイタチをかわいそうに思ったお釈迦様は、毎月の最初の日を「ついたち」と呼ぶことにした。 まるで売れない落語家のはなしのネタみたいであるが、もちろん実際の「ついたち」の語源はこの逸話のとおりではない。
「ついたち」といえば普通は「一日」と書くがこれ以外に「ついたち」を「朔日」と書くことがある。何故かといえば、旧暦(太陰太陽暦)での 暦月の最初の日(一日)は、新月の日と決まっている。そして新月のことを「朔」と呼ぶため、すなわち「月」が朔となる日が、暦月の一日だから、「朔日」というわけ。
なお、13番目の動物はイタチではなく カエルやシカであったという逸話もある。
ついでながら猫に関してもうひとつ追加すると、猫は鼠の嘘を信じて一日遅れて挨拶に行ったため、お釈迦様から「今まで寝ていたのか。顔を洗って出直して来い。」と言われ、それからよく顔を洗うようになったのだとか。 (オイオイここまで言うか?)
以上 長い歴史の中で いつとも知れず作られた 猫と十二支に関する お釈迦様の逸話より。出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
お子さんとの会話のときにでも お使いになれば ウイットに富んだ物識りと感心されるかも。まあ会話の糸口にでもなれば嬉しいです。
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