
◇◆◇ 「桜餅と道明寺の違いは?」 ◇◆◇
“桜餅”と言っても、思い浮かべる姿は地域によって異なるようです。
桜餅には関東風と関西風の2タイプがあります。
桜餅には関東風と関西風の2タイプがあります。
小麦粉を水で溶いて薄く焼いた生地に餡を包み、それを塩漬けした桜の葉でくるんだのが関東風。
一方、生地に道明寺粉(もち米を蒸して乾燥させ粗挽きしたもの)を用いるのが関西風で、「道明寺」として親しまれています。
つぶつぶと した食感が特徴で、形もおまんじゅうのようにまるっとしているのが主流。
しかし 関東風と関西風とでは、生い立ちにも違いがあるようで

◇◆◇ 「関東の桜餅は」 ◇◆◇
さて「関東の桜餅」は、1717(享保2)年、江戸向島にある長命寺の門番・山本新六という人物が考案したと言われています。
向島は桜の名所で大量に落ち葉が出るため、どうにか活用しようとしたのが始まりなんだとか。 塩漬けにした葉で餅を包んで売り出したところ、名物になったそうです。
これが、桜餅誕生の由来で、その後、この桜餅はまたたく間に江戸のヒット商品となったのです。
向島は桜の名所で大量に落ち葉が出るため、どうにか活用しようとしたのが始まりなんだとか。 塩漬けにした葉で餅を包んで売り出したところ、名物になったそうです。
これが、桜餅誕生の由来で、その後、この桜餅はまたたく間に江戸のヒット商品となったのです。
1825年(文政8年)に出された書物には、当時の山本やで消費された桜の葉の数が記録されていて、そこには総数31樽とあります。
1樽に約2万5千枚が入るので、合計で77万5千枚ということになります。
山本やの「桜もち」は当時1つの餅に対して2枚の桜の葉が使われていたので、38万個余りの桜餅が販売されたそうです。
その山本新六を創業者とする「長命寺桜もち 山本や」が、現在も長命寺桜もちを販売しています。 生地は着色されていない白色で、桜の葉が3枚巻かれているのが特徴です。
「銘菓に歴史あり」
長命寺の門番・山本新六という人物が「長命寺桜もち 山本や」の創業者であり、 関東では、桜餅のことを“長命寺”と呼ぶところもあるようです。
(From: kufura)