勝五十六の日本戦略論

この危機を機に、少しずつ、日本戦略論と今回の政府の対応の遅れを海外から見た視点で、書いていく予定です

平等な社会1

2022-02-09 07:54:42 | 日記
日本の女性の経営者は1割弱、衆議院の女性議員は9.9%、大学女性教員は26%。
この数字をどう判断するかは、皆さんにお任せします。


最近アメリカのメデイアは、取材対象に必ず女性を入れるルールを入れているところがある。これまで長年の経済関連の取材は、9割以上が男性。最近女性の取材対象を探そうとするとかなり苦労することがわかった。またその少数の女性は、大半がものすごく優秀で秀でていることもわかった。普通の男性よりも優れている専門家の女子が多い。だが研究機関、大学、政府機関等の取材すると専門家の女性の少なさに驚いた。自分が男性で別に男性を選んで取材したわけではないが、日本では女性の専門家の取材は少なかった。

ただ、これはアメリカも同じ歴史をたどり、女性の社会進出には長い歴史の戦いがある。アメリカの有名な女性最高裁判事ギーンズバーグがどれだけアメリカ社会で苦労の連続だったかの映画を数年前に見るまで、知らなかった。アメリカも同じ男性社会であり、その中で女性が社会でキャリアーを積んでいくのがあれほど大変だったし、今も大変なのを初めて実感した。

列国議会同盟(IPU)」の調査によると、日本の女性議員割合の順位は191カ国中166位だそうです。日本の女性の衆院議員は9.9%、参院議員は22.9%

下の記事は、朝日の記事だが、大学の先生の世界での女性と男性の割合の差が歴然。

「朝日新聞と河合塾の共同調査「ひらく 日本の大学」は、2011年から毎年、全大学を対象に実施している。11回目の今年は6~8月、国公私立の775大学にコロナ禍の影響やオンライン授業の現状などを尋ね、85%に当たる655大学が回答した。コロナ禍の影響が特に深刻な分野や、今後の大学運営で課題になると考える点などを聞き、現状を探った。職位が上がるにつれて女性比率ダウン
調査結果によると、女性教員の割合は26%だが、助教は32%、准教授は26%、教授は18%と、職位が上がるほど女性の比率が低くなる。副学長は15%、学長は13%にとどまった。女性の登用が特に遅れているのが、国立大だ。女性教員の割合は、私立大が30%なのに対し、国立大は19%。教授は私立が21%で国立が12%、学長は私立が14%で国立は2%だった。」

次回は日本、中国、アメリカの人種差別について。



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