勝五十六の日本戦略論

この危機を機に、少しずつ、日本戦略論と今回の政府の対応の遅れを海外から見た視点で、書いていく予定です

大戦略とは?

2023-03-22 15:03:51 | 日記
ある国際政治学者が「現代戦略論」の本を勧めていたので、読んでみたが、この本は軍事戦略論。



残念だが、1983年に出版された「戦略思考とは何か」を超える本でない。どうしも防衛省や自民党に近く、著者の独自の視点が見えない。







この本の岡崎久彦氏は、元外交官で海外経験が長く、日本の現状に憂慮されて書かれた。40年経ったてもこの本は光を放つ。

小生の恩師が、小生に戦略論の本を書くことを勧めたきっかけの本。

「現在の戦略論」は、軍事論中心で、人口減少、エネルギー、憲法、社会保障制度、政治制度を含めた大戦略を書いたものではない。日本には御用学者が多々いる。






平松茂雄氏の『中国の軍事力』は、中国、ひいては中国の軍事力理解に役立つ本だ。
今での心に残るのは「中国は非常に両極端な面を持っていて、どちらも1面の真実である。しかもそれは中国の全てではない。私たちは、中国の両極端の面から、中国を見なければならない」この本は1998年の出版。25年経っている。
中国を見る上で一番影響を受けた本。






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