勝五十六の日本戦略論

この危機を機に、少しずつ、日本戦略論と今回の政府の対応の遅れを海外から見た視点で、書いていく予定です

目標を立てるのが大好きな日本の首相 

2021-05-16 13:40:27 | 日記



夏休みや受験前に目標や計画を立てて、3日坊主に終わったのを覚えている。
日本の菅首相は、思いつきで目標を立てる。4月のバイデンアメリカ大統領との会談で
全く経産省大臣とも相談せずに、2030年の温暖化ガス46パーセント削減目標を約束。これまでの26パーセント削減でさえ、きちんとした施策、計画、戦略がない。多分この秋まで首相でいるかどうか分からない。

コロナのワクチン接種も同じだ。菅政権は、7月末に3600万人の高齢者の接種を終えると言っている。また9月末までの日本人全員に供給できとも。取らぬ狸の皮算用。接種場所、接種を担当する医療従事者をどのようするのか、全く聞こえてこない。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長や分科会の他のメンバーの責任も大きい。政府にぶつかっていくだけ見識と戦略を持つ専門家がいないのだろうか。

菅政権を見ていると、第2次世界大戦末期の、日本の大本営の発表を聞いているようだ。日本は、日本の資源の自給率やアメリカの資源、工業力の力も詳しく調べず、愚かな真珠湾攻撃を実行した。愚かな精神主義でなく、念密な数学と理論をもとに考えたら、アメリカを攻撃しなかったはず。

なぜアメリカやイギリスのワクチン接種率が高いか。なぜ日本では、アメリカやヨーロッパのように、自国でコロナワクチンが開発できなかったか。自国で開発、生産していれば、今ような接種率が、数パーセントと低いことは、なかった。

コロナ戦で、なんの戦略もなく、クラスター対策、緊急事態宣言だけでは、竹槍で
アメリカ軍の日本侵攻に備えた第日本帝国大本営と同じだ。

9月までのコロナ予防接種の国民全員への供給の用意ができたらな、予約などせずに誰でも好きな時に接種できる、大規模な接種会場をたくさん全国に設け、また医者、医療従事者の多くを(具体的な数字は、細かな計画が必要だが)予防接種に専属にする。非常事態なのだから。

アメリカも現在誰でもどこでも予約せずに接種できる。初めは高齢者だけだったが、受けたくない人もいて、年齢に関係なく、予約などせずに受けられるようになった。初めの数週間は、多くの人が並び混乱するだろうが。












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