ヴィパッサナー瞑想の一つのテーマは執着。一度食べたたり、一度経験するだけでやめられなくなるものもある。数回食べて、好きになり、知らないうちに執着していることもある。
数十年近く吸っていたタバコ🚬を20年前にやめるのに苦労した。ニコチンガム、ニコチンパッチなども1990年代試したが、やめられなかった。親知らず数本抜いて、インプラントした時、ホテルで1週間痛みと格闘したおかげで、タバコはやめられた。
ヨガを始めた頃先生の命令でコーヒーを2年ほどやめた。苦ではなかった。8年程前アル中の友人を見てアルコールをやめた。父親が一滴も飲めないので、遺伝的に体に合わないのを学生時代から無理して飲んでいた。これも苦しくなかった。『酒を飲まないのは日本人ではない』といって去っていった友人もいた。
数年前呼吸法の師匠に脈診断でコーヒーを朝飲んだのを見つけられて、脈診断の前にはコーヒーは飲んでいけないのを忘れていたのに気がついた。コーヒーを飲めば脈は早くなる。呼吸法の脈診断では、主に心理状態を把握出。師匠はおっしゃらないが、なんでも分かるようだ。その後2年ほどコーヒーをやめて毎朝チャイを作り飲む様になった。最近またコーヒーを飲んでいたが、またコーヒーをやめた。簡単にやめる事が出来るのは執着が無いからだと思う。タイのコーヒは、どうも歯に着色するようだ。
それでやめた。
2年前、何代前からインドでアユベーダ脈診断の伝統を引き継いできた先生に脈診断をしてしもらったら、過去5年間に心理的に何が起きたかズバリ当てられた。
機会があれば、呼吸法とアユベータの脈診を学びたい。個人に会った呼吸法の処方箋を生徒に出すには、脈診ができないといけない。