新潟久紀ブログ版retrospective

2021年4月のつぶやき

2021年4月1日
コロナ禍の2年度目が始まる。病院経営の課題に対応するには諸情勢は複雑化が進み、関係者の合意形成や理解を得る難度は増すばかりだが、同じ山の頂を目指しているのにお互いのアプローチが異なるだけのようにも思える。患者さんの立場を起点に現場本位を改めて心して県立病院の経営企画に関わりたい。

2021年4月2日
学生時代に覚えたのは「経営とは変化への対応」だ。コロナ禍で生活様式とマインドが激変した中で往時の営業形態のまま経済を復元させようにも続かないことは皆が思うことではないか。地域に散在する経営資源をデータベース化してネットに浮かぶ潜在需要とマッチさせる仕組みを商工団体に講じて欲しい。

2021年4月3日
県行政の様々な場面を想定した「県民参加型手法推進ガイドブック」を制作して20年。今や新潟県庁内で見る影もないが、当時、求めを受けて郵送した遠く離れた自治体の書棚で息を潜めているかもしれない。少しでも活用されることがあれば有難い…との想いをブログで綴ってます→https://blog.goo.ne.jp/niigatahisanori/e/3233364b9612a7302a51c856c3ecd9c2

2021年4月5日
観測史上最速のソメイヨシノ満開が晴天の休日と合致して、令和3年4月3日の新潟市信濃川河畔は最高のお花見を楽しめた。鉄橋を走る普通のローカル車両でも桜の合間に構図をとれば名画とばかり"にわか撮り鉄"の気分になる。人出は多かったが宴会騒ぎはなくコロナ禍の静かな花見も心穏やかで良い経験だ。

2021年4月6日
異動挨拶で"職場の皆様へ"とお菓子を頂くこの時期、見慣れぬ地元商品を味わう機会も多い。例えば、#ガトウ専科「白銀サンタ」は可愛い仕上りで美味しいがもう少し甘みが軽いといいね…などと評価や提案が漏れ聞こえる。オフィスは年代幅ある男女の素直な声が得られるので商品開発の調査の場にしては。

2021年4月7日
重い買物で役に立とうと時折お米を買いに行く。他の日用品の購入に併せてスーパーやドラッグストアを見て回ると、特売有無に関わらず「新潟県産コシヒカリ5kg」が2割近く500円前後も価格差があることに驚く。商売の邪魔をしない程度に店毎のお得情報を移住したてで家計が厳しい人などに教えたいもの。

2021年4月8日
公共の施設に関して「あり方」議論が増えた。民主的な視座を謳いつつ責任の所在を曖昧にしかねない危うさもある言い方だ。病院は「あって欲しい」を挙げれば際限がない一方で人口流出等で医療職等の誘因力を低下させてきたのも他ならぬ地域自身だ。地域医療の維持のため住民としてできる事も考えたい。

2021年4月9日
移住は仕事と住居に加え街の魅力も重要。ということで憧れの街の代表格の京都をコロナ禍前に探訪したがインバウンド過多に不安を感じたものだ…。一方で関川村の田舎暮らし体験者への特別住民票の交付など、心温まる話題にも触れる2019年4月のつぶやきをブログ版でupしました。https://blog.goo.ne.jp/niigatahisanori/e/c403c75891b89a9c1fe513139351f501

2021年4月11日
大叔母との特養での面会では、春の花見、夏の七夕、秋の紅葉、冬は正月と、子供が幼稚園の頃に父兄参観した季節の催しに度々遭遇。人生の最終盤を過ごす場でそれらを体感すると、人生というのは"環"のように閉じてゆくものかなどと感慨深い。そんな想いをブログ版で綴ります→https://blog.goo.ne.jp/niigatahisanori/e/67b95d9767f72f32a7b5500d4573a680

2021年4月12日
卒業式の季節になると、柏崎市立比角小学校の旧木造校舎の屋上にあって上級生から立入禁止と言われていた展望櫓に、「僕達の上の学年は居なくなったのだから…」と、男女少数で密かに潜入して得た爽快感を思い出す。立派な展望台が印象深かった新発田市立天王小学校が廃校と聞いて懐かしさひとしおだ。

2021年4月13日
橋田壽賀子さん逝く。生きる上での殆どを幼いながらに学べたのが楳図かずおの漫画「漂流教室」と以前書いたが、ドラマでは「おしん」。極貧世帯に生まれた母が私を何不自由なく育て上げた苦労話しと重なり感慨深かった。そんな母の出自なども語るブログもクライマックスです→https://blog.goo.ne.jp/niigatahisanori/e/f1776a01bf20d28168c2b5bdd57e06d6

2021年4月14日
実家の町内会では毎年初夏に実施する側溝清掃に参加するが、農業系の用排水路が新興住宅の合間に未だ残っている新潟市の住まい付近では、春の今頃が地域の人達で浚渫を行う「江ざらい」の時期だ。黙々と作業する姿に頭が下がる。子供達にも見せてやれば水郷の歴史と排水の恩恵等に感心が高まるのでは。

2021年4月15日
県出先事務所での福祉ケースワーカー経験や、親族の緊急入院と介護、看取り等への関わりを通じて、医療と介護は生活者目線では不可分で保険制度の別など立割りは行政の都合と痛感している。地域での医療と介護の望ましい姿の議論は、需要者目線で一体的に、縦割りに気兼ねせず進めて行きたいものだ。

2021年4月16日
各部署で幅広の課題を扱う役所では部下からの伺いを順次調整する待ちの姿勢が多い。遠隔勤務だと部下の仕事進捗や困り事が視認できない中で想像力と先見力が試されるので、管理職の適時適応力を高めるべき役所でこそリモートを推進し、加えて通勤時間相当等をコロナ禍の地域への貢献等に充てたら良い。

2021年4月17日
大叔母の死去で残された空き家を託されてどう扱うべきか考える中で、そこに生きたおばちゃん達との関りの日々を思い起こすことから始めようと綴り始めたブログ連載「空き家になるまで」の第一章が終わりました。子供がおらず絶えた大叔母姉弟達にも歴史ありと再認識しました→https://blog.goo.ne.jp/niigatahisanori/e/18b440e5341ea5f73354d9935d2385f3

2021年4月18日
県庁で一二を争う多忙職場への異動内示を受けるも比較的暇なポストへの配置で気が抜け、久々に私生活を充実させるぞ!!と思いきや、信じがたい特命が待ち受けていた。後に県職員生活最大級の惨劇にも見舞われる話へと続く6か所目の職場の回顧録をブログ版で細々と開始しました→https://blog.goo.ne.jp/niigatahisanori/e/f7b1a8629ea2415c49a2f93bd24593ac

2021年4月19日
新潟県立病院では外部有識者から年度毎に取組状況の点検を受けている。令和元年度実績の中で「職員の満足度」指標は数値的に少し低下したが全国相対的に見れば高水準であるとの評価を頂けた。実はコロナ禍のR2年度は上昇している。社会的要請の高まりに応える時こそやりがいも上がるとしたら誇らしい。

2021年4月20日
米国TVドラマ #er緊急救命室 でイソップと聞き覚えたが、久々に県立病院の経営に関わると手術ロボットの事を #ダヴィンチ と皆言う。その特許切れが始まり、東工大系スタートアップ等が新技術も駆使して低廉化を進めているという。時を待てば良い事もある。医師不足の新潟でこそ何とか手を届かせたい。

2021年4月21日
コロナ禍で"おうちご飯"が増えている今こそ、お米に絡めた新潟アピールの好機と思うのだが、動きに連鎖が見えず歯がゆい。美味さそのものはもとより、清廉な雪融け水による育みから始まって手塩に掛ける過程の物語とか、産地毎の特長の違いやトリビアなどを数珠繋ぎに発信し、新潟シンパを増やしては。

2021年4月22日
子供の頃ブラックホールを漆黒の天体だと考えていたが光さえ離れていけぬ引力をもつ質量ではないかと後に知る。故郷の巨大な発電施設の是非を断ずる英知は持ち得ないが、海沿いの丘から眺める度にどうしようもない重さを身体に感じる。精神が解き放たれるには如何ほどの遠心力が必要なのかと思うのだ。

2021年4月23日
出張というと雨に降られた事がまず無い。大雨の上京で東京駅から地下道のみで目的地に着くなどを含めているが。一度だけ、会計検査の現地調査への随行に際して、検査官が公用車のドアを開けて降り立つのに合わせるかのように大雨に見舞われた時には、もしかして超能力の類かと…。何をかいわんや(笑)。

2021年4月24日
炎天下での出張に続けて子供連れでの海水浴で大汗をかき、利尿作用が高くプリン体も多いビールの大量摂取による脱水気味の体調で、長時間の机仕事による血行不良に加えて足の酷使…。思えば「痛風様」招来のフルコース。"結果はこうなるよ"噺をブログでご参考までにどうぞ→https://blog.goo.ne.jp/niigatahisanori/e/2657bd81be4f2fce46c13385feac493b

2021年4月25日
コロナ禍で3回目の緊急事態宣言が出たが、もはや抽象的な脅し文句では通用しない様相なので、ウイズコロナの乗り切り方の具体例で知恵と工夫ぶりを発信して倣う動きを広める必要がありそう。GWに佳境となる新潟での田植えのマンパワー確保とICT活用も含む感染対策の展開を良き実証の場にしてはどうか。

2021年4月26日
仮想現実VR出始めの頃、あのゴーグル装着の有様が「核が人類を」に続き「技術が人格を」振り回し始めた予兆のように感じた。#Aerosmith の名曲"#Amazing"のビデオが皮肉を表して余りある。#長岡市 の #日本精機 がこの度リモート通話相手を空間に浮かび表す技術を開発した。滑稽さを塗り替えて欲しい。

2021年4月27日
医療は病院完結型から地域完結型へ。医療と介護、保健活動との連携を含む地域包括ケアシステムを目指す姿勢だが、プレイヤーの持続可能性に向け、医療と介護の組合せで採算がとれるモデルや縦割の超越を国が全国的な安全網確保の責任の下に示してくれれば、医療や介護の関係者の連携調整の徒労も減る。

2021年4月28日
ご飯のお供の一つに納豆があるが、食べている途中の糸引きは厄介だ。余り野菜の大根の千切りと玉葱の薄切りの味噌汁と併せて箸を運べば、粘り気がほぼ無くなって食べ易いことを一人暮らし時代に偶然に発見した。個人の感想ですが、新潟米と地元の納豆の美味しい組合わせの情報発信のトリビアにしては。

2021年4月30日
役所では「監」職が流行り。高所から眺めて良し悪しを判断したり不都合がないよう見守る人との趣旨は、危機や規律の管理には馴染むが、政策を推進する上では、生活現場の総合性に縦割りの各種施策をマッチさせる"実装"に汗かく役人こそ一番求められている。私なら単なる情報の取次役にはなりたくない。

(「2021年4月のつぶやき」終わります。「2021年5月のつぶやき」に続きます。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
https://twitter.com/rinosahibea

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