新潟久紀ブログ版retrospective

2020年7月のつぶやき

2020年7月1日
新潟市内にて夜半から真っすぐ淡々と降り続く雨に梅雨の終わり間近を感じながら、いぶし銀の年輩土木技術職の同僚が話していた「梅雨に大雨の年の冬は大雪になる」を思い出す。雪の降らなさ過ぎに困らせられた昨冬。身勝手とは思いながら、災害に及ばず農作物には優しく、程よい梅雨降りを曇天に祈る。

2020年7月2日
新潟の産業振興について有識者と談話。行政はメニューを揃えて個別企業手上げ方式での補助や支援策を講じがちだが、少し違うと思う。県がやるべきは広い視野で内外の企業や産地の組合わせ等の中に新たなビジネスの仕組やチャンスの芽を見出し、県内の若い"仕掛け屋"達と連携して展開していくことでは。

2020年7月3日
#新潟での就職 に若者を誘うには…。一つのヒントは「幸福な仕事場を得られる」こと。自分好みの執務空間であることもその一つ。豊かな自然の近さ等を魅力にできる県出先機関もある。組織再編等での空部屋をリモートワークの場に開放し、別室で勤務する県職員等と刺激し合い縁を深める仕組を作っては。

2020年7月4日
役所内で話していると何故つまらないのか。各種制約要件を所与のものとしてありきの結論に予定調和させがちな自分自身にも時にゾッとする。何でも来い、どうとでも為し得るとの気概があったはず。ダイエットを忘れ仲間と大盛り焼きそばを掻き込みつつ、#伊賀野カバ丸 の突き抜け感の痛快さを思い出す。

2020年7月6日
某上場企業の社員調査では職場と自宅以外に働ける場所が欲しいとの声が9割。"分散"と"選択の自由"が次世代の望む職場のキーワードらしい。私が産業政策担当なら、製造業産地内の空き工場等をサブ職場としてリモート仕事の若者を東京から誘いこみ、ものづくりとIT等をマッチングする仕掛けを作りたい。

2020年7月7日
コロナ感染対策では台湾の若いIT担当大臣の活躍が光った。一本釣り式の若手専門家登用が日本の行政組織に馴染まないなら、課題対応策を企画立案する"場"を設けて貢献に応じて報酬を払う仕組を作ってはどうか。専従でなくウエブチャットでの随時参画や出退自由な場として、起業家の創出育成も狙っては。

2020年7月7日
いろいろ面倒な事考えながら( *`ω´)お弁当開けたら、なんか可愛いのが居たワ(´ω`)


2020年7月8日
コロナ禍を踏まえ民間企業では情報資産から事業立て直しの鍵を見出す動きが増えている。多種多様で膨大な未活用情報の宝庫たる県庁も地元産業振興等のための #データ鉱脈 を探るべき。中堅職員の知見をフル活用したいところだが、経験浅い若手から政策提案を求める事に偏重している様子はもどかしい。

2020年7月9日
コロナ禍も相まって医療従事者確保の難度は上がりそう。特にマンパワー集約型の職場では優秀な従業員に選ばれ続けるための努力が欠かせない。先進企業ではポールサーベイというオンライン調査を通じて1000人同時の規模で従業員の意識や本音を把握し、AI処理して意思決定に使うという。羨望に堪えない。

2020年7月10日
役人と話すと自分の頭で考えて!と度々思う。法令に則るのが仕事だが、社会の有機的性質の下で、規定には幅があるもので、時勢に適う運用を引出すのは役人の醍醐味。市役所出向時に国地方創生交付金制度を徹底研究して全国市町村第5位の額まで活用できたノウハウを広めたくも今の私は蚊帳の外で残念。

2020年7月11日
洋食となると肉料理になりがちで普段使いは安い赤ワインなのだが、たまにリクエストを聞かれて #ブルゴーニュ の白などお願いして大喜びで味わうと、最近不調気味だった胃が心なしか軽快に。白ワインはphが低く殺菌効果がありピロリ菌にまで効くとの話が思い込ませるのかな…としても悪くないだろう。


2020年7月13日
コロナ禍でも家庭菜園の夏野菜の育ちぶりに和む。新潟で暮らしてこそ分かる良さの一つに野菜の美味さを新鮮なうちに味わえることがある。移住を誘うに先輩達の人物像紹介も良いが、新潟の季節の野菜や果物等の日々の成長を、空模様や夕日、田園風景などの自然環境と併せて日々物語る発信をしてみては。


2020年7月14日
初産を迎える妊婦さんは、少子化と核家族化で身近にリアルなあれこれを相談できる人が少なく、コロナ禍で出産育児教室等も中止で不安が一杯。健診時の助産師さん等の対応が精神的に大きな影響を与えるようだ。ネット時代は口コミが軽視できない。新潟でのお産経験が喜びの声で広まるよう皆で努めたい。

2020年7月15日
コロナ禍では、機能別の複数の病院が現に存在することで、役割分担等により地域医療を守る安全網となれた面がある。実患者に基づく診療報酬制度のみならず、基本的医療需要の推計に基づき地域的に医療財源を保障して最低限の医療体制を確保する仕組を、地方交付税制度から独立・強化するのも一考では。

2020年7月16日
コロナ禍でも業績増進の企業があり、その要因は新しい生活様式時代の中で生き残れる経営への示唆に富む。感染拡大した3~5月の営業益22%増のニトリは、巣ごもり需要での収納用品売上増はもとより、自社物流を強化してきたことが物流混乱の中で奏功したという。アウトソーシング過剰のリスクは教訓だ。

2020年7月17日
放送業界が一喜一憂するテレビ視聴率だが、録画など視聴が多様化する中で、モニター宅にセンサーを設置してテレビの前に居る人の有無や表情、場面ごとの注視態度等を計測する調査も活用されている。受診する立場で苦言しにくい患者の態度から医療環境改善のヒントを得るシステム開発等は可能だろうか。

2020年7月18日
春にすべき新芽処理をコロナ禍のため放置していた庭の松は、いよいよ雑然かつ密集して見苦しくなり、梅雨の合間の休日にやっと剪定できた。管理された植物も美しいが、新潟のワイルドかつ"ど根性"的に伸び育つ草木達のたくましさと周辺の暮らしぶりを、地方の魅力の一コマとして物語るのも面白いかも。

2020年7月20日
5Gというワードが踊って久しいが日本の進捗の遅さは残念だ。コロナ禍で非接触やリモート促進の追い風が強いのに、通信4社の基地局整備計画は2023年に7万局で4Gの現66万局に比して僅か。国は大幅増を目指すらしいが、民間からの申請を基本に国が後から調整する構造が日本を出遅れさせる例が多いと思う。

2020年7月21日
コロナパーティーと称する度胸試しの挙句に感染して死亡した若者の話に唖然とする一方、「子供の感染率の低さは新型コロナが細胞侵入の土台とするACE2タンパク質が少ない事に起因」との科学に基づく報道には安堵を感じる。因果を明らかにしきれない課題に直面すると信心と科学の関係を考えさせられる。

2020年7月22日
妊婦さんと歓談。役所は少子化対策として、家族を持つ場として選ばれるための子育てしやすい環境整備等とボヤッと打ち出しがちだが、妊婦にとっては直接性や現実性も重要で、特に妊娠中は薬が使えないことが大きな問題。各種の痛み等を緩和する仕組や場などを充実させて新潟での産育の魅力を高めては。

2020年7月25日
水害で親族や家財を失い心身窮する人と感染者拡大に疲弊を増す医療機関等の一方で、コロナ以前と同様の消費と生活の夢再来を願い税金を撒いている。助力を求める人と仕事を求める人を一定圏域内など感染防止の下でマッチングさせ、新たな共助と経済の創造・定着に繋がる政策にこそ公費を投じて欲しい。

2020年7月26日
役所では7月後半が採用試験の佳境。特に面接は、受ける側の気持ちも心底分かるが、時々の情勢や人材需要などもあり合否は水物で、自分の普遍的絶対的な良し悪しを決する場ではない。コロナ禍で企業や就活の本質が露呈していく感もある中、"自分を活用できない職場など願い下げだ"の心持で臨んでいこう!

2020年7月27日
コロナ非常事態宣言中は急増した商店街への人出は郊外大型店の再開後は落ち込み模様だが、普段来ない客にも存在を印象づけたことは今後の経営に活かしたい。組合せによっては大型店に負けない商品購入の具体的提案や非常時の頼りとなる商店街の応援呼びかけなど各種媒体を活用したアピールで攻めては。

2020年7月28日
コロナ緊急事態解除後の日本の出勤の戻りは欧米より多い。専門職が多くジョブ型雇用定着の欧米に対し、職務や責任が曖昧なメンバーシップ型の日本は属人的評価が難しいなどで在宅が定着し難いというが、全て欧米に倣うのもどうかと思う。日本のチーム仕事の良さを活かせる感染対策を考えるのも面白い。

2020年7月29日
役所の公表情報について「"点"ではなく"流れ"で明らかにして欲しい」との声を聞く。新型コロナ対応では、PCR検査箇所や病床確保数等が報道されているが、疑い患者の真偽を振り分け指定の入院等へとつなぐ発熱外来の配置予定や手順、対応の流れ等を図示的に知りたいとの庶民感覚に上手く応えて欲しい。

2020年7月30日
高価な物品やソフト等は、技術的にある程度到達して価格も廉価化した頃合いを見極めて購入する事が多い。プログラミング言語の知識がなくてもソフトウエアを開発できるノーコード技術が注目を集めているが、我らガラパゴス的ビギナーおじさんも優しく関われる仕組を展開できたら、市場は大きいと思う。

2020年7月31日
隔年の診療報酬改定では、医療の需要動向と総費用抑制を踏まえた政策誘導により、前回改定までの適応努力積み上げがハシゴ外しに会うことも。高度救命救急など基幹的医療か、地域包括ケアなど介護者の急性憎悪対応か、選択を迫られている様に感じるが、中間的な病院の"中庸の徳"も評価されたいものだ。

(「2020年7月のつぶやき」終わります。「2020年8月のつぶやき」に続きます。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
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