■地方創生フォーラムin 新潟
日時:令和元年11月13日(水)
会場:朱鷺メッセ 国際会議室
●パネルディスカッション
「若者にとっての新潟らしく魅力ある多様な働く場づくりに向けて」(後編)
日時:令和元年11月13日(水)
会場:朱鷺メッセ 国際会議室
●パネルディスカッション
「若者にとっての新潟らしく魅力ある多様な働く場づくりに向けて」(後編)
====前編から続く====
(コーディネーター)
○農業、サテライト、ものづくり、起業と強みが挙げられた。起業という点では、新潟県は開業率が全国的に低いことが指摘されており、県でもさまざまな施策に取り組んでいるところであるが、Dさんは改めて新潟の強みをどのように考えるか。
(パネラーD)
○例えばものづくりがすごく集積していて、新しい製品を作ったりするときに、集積のメリットも含め集まっていることが力になる。
○徳島県の神山町では、デザイン関係の企業も小ぶりだが色々なものが入って集積体を作っている。むしろ都会ではなく自然環境で成果が出せる。ネット環境がつながると場所は選ばない、というのはどこでも成り立つ。「ここでは中身の質が高くなる!」というものを探り出して、それをこの地域で作っていく。
○神山町は本当に小さなものから、仕掛けている人たちが中心になって入り始めていて、田舎にこういう企業が!というミスマッチもいい。そのミスマッチが話題を呼んで、「行ってみようか」という循環につながっていく。新潟県もその可能性をすごく持っている。
○農業でもそうだが、伝わり始めると今の世の中ではあっという間に広がっていく。若い人たちが、こういうところで活動して少しでも成果を出すと、すごく伝わりやすいので見えやすい。そこが新潟のメリットにつながっていく部分ではないか。
○それを誰がどうやって出していくのか。若い人たち中心になると資金が課題となる。そこを融通できる体制ができるか。通常の金融機関の審査だと中々通らない部分を、誰がどこで面倒をみるかなど、そのあたりの環境を良くすると、各地域で可能性が高まるのではないか。
○Bさんは新潟で不自由はあまり感じていないということだが、むしろ東京や他のオフィスではなくて、上越オフィスだからこそ成果が上がったり、これから上がりそうだ、といことがあれば教えてほしい。
(パネラーB)
○色々と新しいものを作ったりはしているが、東京でもどこでもできるという部分もあるので、「上越だからこそ」というのはすぐに思い浮かばない。
(コーディネーター)
○県は新潟暮らしのPRや就職活動時の交通費補助など様々なことに取り組んでいるが、残念ながら若者が流出してしまう現状がある。若者の流出を何とか食い止め、県外に進学した学生にも新潟で就職してもらうために、今後、どのようなことに取り組んでいけば良いと思うか。
(パネラーA)
○新潟の社員は、東京や大阪へ「飛ばされる」という表現を使う。中心は東京や大阪ではなく新潟であって、いつかは新潟へ帰ってきたいと言う。実際、大阪に長く赴任していた人間が新潟へ帰ってきて、今は転勤拒否をしている社員が二人いる。新潟が好きになると、新潟に帰りたくなる。企業が頑張るのは当然大事だが、それには限界がある。やはり新潟県で生まれ育った人間が、最後は新潟へ戻ってきたいと思う環境づくりを全体でやっていかなければいけない。よほど企業がずば抜けていないと、「ここでずっと働いて骨を埋めたい」という気にならない。
○新潟県の方が外へ行かないのではなく、新潟県外の方が新潟へ就職したくなるような環境を作ることを目指すべき。新潟の米も酒も美味しいので、新潟県民は県産コシヒカリを食べ、新潟の酒ばかり飲む。県外の人たちも新潟の酒を有り難がって飲んでいる。つまり、新潟の環境を他県から見て羨む状態にすれば、新潟県民は外へは出ていかない。
○企業もそうだが、外から入って魅力的に感じるレベルのものを作り出して発信していかなければいけない。
(パネラーB)
○正直、若者が出ていってしまうのは仕方がないところもある。大学進学時には、新潟県内ではできないこともあるので、出ていった人が戻ってきたいと思える場を作っていく方が良い。
○外へ出てから新潟へ戻ってきたら、外での経験が新潟にフィードバックされるので、若い人は一度出て戻ってきてください、という形の方が良い。
○上越オフィスの社員は私以外全員新潟出身で、戻りたくて来た人も多くいる。戻りたいと思った時に働く場がうまく見つかった人も、とりあえず戻ってきて当社に入れた人もいるが、受け入れられる場があることが重要。
○県外に流出させないことも一つだが、一旦出ても戻ってきたいと思える場づくりが大事である。働く場がないと生活基盤が成り立たないので、そこを作っていければ良いと思う。
(コーディネーター)
○「戻ってきたい」と思ってもらうために、新潟県ではどのようなところで魅力を高めるべきか。
(パネラーB)
○最近入社した神奈川県横浜市に住んでいた方は、子どもを育てる場としては夫婦の地元である上越の方が子育てしやすいという判断をして戻ってきた。
○食事の美味しさなども魅力なので、東京から出張で来る人とは必ず夜は飲みに行って、日本酒が多いところに必ず連れて行くが、そういう「いいね」というところを増やしてイメージアップしていくと良い。
(パネラーC)
○農業は儲からない。コンビニで売っているおにぎりは平均的なもので1個120円。この中で米の値段というのは10円くらい。これが15円になったら、農村は劇的に変わる。そういった方法を行政と一緒に考えて実践していきたい。
○今、農業をやっていて、非常にわくわくしている。私の明日の予定は、長芋堀りチームの一員になって芋掘りをする。今年は天候が非常に適していたので、素晴らしいものが出るのではないかと、今からわくわくしている。我々はインターネット広告の会社を持っているので、このような気持ちを大いに発信し、伝える。「同じような価値観を持った人がいたら新潟に来て!」という形でやっていきたいと思っている。
(コーディネーター)
○先ほど、労働条件の話、生活のしやすさの話も出てきたが、本来は、仕事のやりがいという意味で「この仕事をやりたい、ものづくりをやりたい、農業をやりたい」などという強い思いを持った人たちが、その思いを実現できるような働く場が一つ、二つと増えていくのが理想なのではないかと感じる。
○基調講演の中でも、20代から30代の女性にいかに残ってもらえるかという話があったが、私自身も閉塞感というものを感じ、やはり地元を離れてみたいという気持ちを持っていた。新潟県が今後取り組む方向として、女性という視点も含め、提案いただけることがあればお願いしたい。
(パネラーD)
○現実に外へ出ていく人が相当数いて、そこをいきなり変えるというのは、事実上、難しい。できるだけ戻ってきたくなるような魅力を積み重ねていくところから始めなければならない。
○一人っ子が多くなったため、親が「戻って来い」と言うからかもしれないが、データ的には女性より男性の方が戻ってくる傾向がある。
○問題は女性の働く場であり、行政の政策だけでは中々難しい。女性が閉塞感を感じるのは、女性がせっかく築いたキャリアをこのままの職場で生かせないことへの不満であり、その状況を変えていかなければならない。
○今、「バリキャリ」という家庭生活も犠牲にしてバリバリ働く方、「ゆるキャリ」という子育てを中心として働く方、そして、バリキャリとゆるキャリの中間で、仕事も一生懸命やるが、結婚・出産・子育ての時期はそちらに力を注ぎ、その後また戻ってしっかり働きたい「フルキャリ」という方がいる。
○今は「フルキャリ」がすごく増えているが、出産・育休を終えて職場復帰した人への配慮はチームとして当然必要であり、仕事の仕方についてはその女性も含めて相談していかないと、戦力外通告を受けたように感じて失望し、このままやっていけるか悩んでしまう。「フルキャリ」として仕事と家庭のどちらも大切にしたい女性に応えるように、職場が切り替えていくことを考える必要がある。
○子育て環境については、色々な遠隔教育ツールを使えば教育の地域間格差も少なくなっていくので、教育問題の不満も含めてハードルを下げていくと、地域がもっと違う形で見えてくる。
○残業ゼロという大胆な決断の話があったが、残業分の人件費、いわゆる固定費が削られると、逆にうまく基本給を上げることにもつながっていく。そのためには業務改善をしなければ、お客さんにも迷惑がかかる。そこを不退転の決意でやったら、従業員が色々と工夫を始めたということは、経営者と従業員の信頼関係が構築されていれば自然と工夫が出てくるということである。
○様々な経営情報なども従業員がつかんでいて、信頼関係に太い基軸がある。それがやがて素晴らしいホワイト企業だと知られることになり、応募もどんどん増えていく。やはり信頼がベースにある。
○女性から見てどのように良い職場なのかが見えてくると、企業が変わる。また、そういう企業が出てくると、女性が戻ってきやすい。
○Cさんの農業も、今は下を向くような話が多いのも確かだが、価格的にも相当競争力が高めだからこそ16名を雇ってやっていけるのではないかと思う。明日、長芋掘りだと言っていたが、従業員とトップに立つ人が一緒になってそういうことをやると、信頼も増していく。
○中小企業は大企業と違って工夫しやすい部分もある。経済学や経営学で一つ一つ分析していっても、最後はカルチャーを変えられるかどうかにかかっている。
○特に若い女性は、この地域にいると閉塞感が強くてダメだと言いがちだが、「ここにいても面白い!」というようにカルチャーを変えるところにみんなが目を向けていかなければならない。
○新潟も「雪が嫌だ!」ではなく、雪が白く新鮮でこれだけあるのは温暖化の中ではとても貴重だと、プラスに考えていければカルチャーが変わって、地域の産業も良い方向に進んでいくのではないか。
(コーディネーター)
○冒頭での「魅力ある働く場というのはどういうものか」という問いかけに対して、「安心」、「信頼できる」、「誇りを持てる」、「新しいことにチャレンジができる環境」、「人から認めてもらい主体性を持って取り組める」など、様々なキーワードを頂いた。
○Dさんからは、女性という視点でもう少し考えていかなければならないということで、多様な視点でお話を頂いた。
○今は「スマートワーク」で働く場所を問わなかったり、ワーク・ライフ・バランスではなく「ワーク・ライフ・インテグレーション」で仕事をしながら合間に子育てや介護をしたりするなど、働き方も変わってくる時代を迎えている。新しいことにチャレンジしながら、新潟県の魅力をそれぞれがどのように考えていくか、考えるきっかけになればと思う。
○農業、サテライト、ものづくり、起業と強みが挙げられた。起業という点では、新潟県は開業率が全国的に低いことが指摘されており、県でもさまざまな施策に取り組んでいるところであるが、Dさんは改めて新潟の強みをどのように考えるか。
(パネラーD)
○例えばものづくりがすごく集積していて、新しい製品を作ったりするときに、集積のメリットも含め集まっていることが力になる。
○徳島県の神山町では、デザイン関係の企業も小ぶりだが色々なものが入って集積体を作っている。むしろ都会ではなく自然環境で成果が出せる。ネット環境がつながると場所は選ばない、というのはどこでも成り立つ。「ここでは中身の質が高くなる!」というものを探り出して、それをこの地域で作っていく。
○神山町は本当に小さなものから、仕掛けている人たちが中心になって入り始めていて、田舎にこういう企業が!というミスマッチもいい。そのミスマッチが話題を呼んで、「行ってみようか」という循環につながっていく。新潟県もその可能性をすごく持っている。
○農業でもそうだが、伝わり始めると今の世の中ではあっという間に広がっていく。若い人たちが、こういうところで活動して少しでも成果を出すと、すごく伝わりやすいので見えやすい。そこが新潟のメリットにつながっていく部分ではないか。
○それを誰がどうやって出していくのか。若い人たち中心になると資金が課題となる。そこを融通できる体制ができるか。通常の金融機関の審査だと中々通らない部分を、誰がどこで面倒をみるかなど、そのあたりの環境を良くすると、各地域で可能性が高まるのではないか。
○Bさんは新潟で不自由はあまり感じていないということだが、むしろ東京や他のオフィスではなくて、上越オフィスだからこそ成果が上がったり、これから上がりそうだ、といことがあれば教えてほしい。
(パネラーB)
○色々と新しいものを作ったりはしているが、東京でもどこでもできるという部分もあるので、「上越だからこそ」というのはすぐに思い浮かばない。
(コーディネーター)
○県は新潟暮らしのPRや就職活動時の交通費補助など様々なことに取り組んでいるが、残念ながら若者が流出してしまう現状がある。若者の流出を何とか食い止め、県外に進学した学生にも新潟で就職してもらうために、今後、どのようなことに取り組んでいけば良いと思うか。
(パネラーA)
○新潟の社員は、東京や大阪へ「飛ばされる」という表現を使う。中心は東京や大阪ではなく新潟であって、いつかは新潟へ帰ってきたいと言う。実際、大阪に長く赴任していた人間が新潟へ帰ってきて、今は転勤拒否をしている社員が二人いる。新潟が好きになると、新潟に帰りたくなる。企業が頑張るのは当然大事だが、それには限界がある。やはり新潟県で生まれ育った人間が、最後は新潟へ戻ってきたいと思う環境づくりを全体でやっていかなければいけない。よほど企業がずば抜けていないと、「ここでずっと働いて骨を埋めたい」という気にならない。
○新潟県の方が外へ行かないのではなく、新潟県外の方が新潟へ就職したくなるような環境を作ることを目指すべき。新潟の米も酒も美味しいので、新潟県民は県産コシヒカリを食べ、新潟の酒ばかり飲む。県外の人たちも新潟の酒を有り難がって飲んでいる。つまり、新潟の環境を他県から見て羨む状態にすれば、新潟県民は外へは出ていかない。
○企業もそうだが、外から入って魅力的に感じるレベルのものを作り出して発信していかなければいけない。
(パネラーB)
○正直、若者が出ていってしまうのは仕方がないところもある。大学進学時には、新潟県内ではできないこともあるので、出ていった人が戻ってきたいと思える場を作っていく方が良い。
○外へ出てから新潟へ戻ってきたら、外での経験が新潟にフィードバックされるので、若い人は一度出て戻ってきてください、という形の方が良い。
○上越オフィスの社員は私以外全員新潟出身で、戻りたくて来た人も多くいる。戻りたいと思った時に働く場がうまく見つかった人も、とりあえず戻ってきて当社に入れた人もいるが、受け入れられる場があることが重要。
○県外に流出させないことも一つだが、一旦出ても戻ってきたいと思える場づくりが大事である。働く場がないと生活基盤が成り立たないので、そこを作っていければ良いと思う。
(コーディネーター)
○「戻ってきたい」と思ってもらうために、新潟県ではどのようなところで魅力を高めるべきか。
(パネラーB)
○最近入社した神奈川県横浜市に住んでいた方は、子どもを育てる場としては夫婦の地元である上越の方が子育てしやすいという判断をして戻ってきた。
○食事の美味しさなども魅力なので、東京から出張で来る人とは必ず夜は飲みに行って、日本酒が多いところに必ず連れて行くが、そういう「いいね」というところを増やしてイメージアップしていくと良い。
(パネラーC)
○農業は儲からない。コンビニで売っているおにぎりは平均的なもので1個120円。この中で米の値段というのは10円くらい。これが15円になったら、農村は劇的に変わる。そういった方法を行政と一緒に考えて実践していきたい。
○今、農業をやっていて、非常にわくわくしている。私の明日の予定は、長芋堀りチームの一員になって芋掘りをする。今年は天候が非常に適していたので、素晴らしいものが出るのではないかと、今からわくわくしている。我々はインターネット広告の会社を持っているので、このような気持ちを大いに発信し、伝える。「同じような価値観を持った人がいたら新潟に来て!」という形でやっていきたいと思っている。
(コーディネーター)
○先ほど、労働条件の話、生活のしやすさの話も出てきたが、本来は、仕事のやりがいという意味で「この仕事をやりたい、ものづくりをやりたい、農業をやりたい」などという強い思いを持った人たちが、その思いを実現できるような働く場が一つ、二つと増えていくのが理想なのではないかと感じる。
○基調講演の中でも、20代から30代の女性にいかに残ってもらえるかという話があったが、私自身も閉塞感というものを感じ、やはり地元を離れてみたいという気持ちを持っていた。新潟県が今後取り組む方向として、女性という視点も含め、提案いただけることがあればお願いしたい。
(パネラーD)
○現実に外へ出ていく人が相当数いて、そこをいきなり変えるというのは、事実上、難しい。できるだけ戻ってきたくなるような魅力を積み重ねていくところから始めなければならない。
○一人っ子が多くなったため、親が「戻って来い」と言うからかもしれないが、データ的には女性より男性の方が戻ってくる傾向がある。
○問題は女性の働く場であり、行政の政策だけでは中々難しい。女性が閉塞感を感じるのは、女性がせっかく築いたキャリアをこのままの職場で生かせないことへの不満であり、その状況を変えていかなければならない。
○今、「バリキャリ」という家庭生活も犠牲にしてバリバリ働く方、「ゆるキャリ」という子育てを中心として働く方、そして、バリキャリとゆるキャリの中間で、仕事も一生懸命やるが、結婚・出産・子育ての時期はそちらに力を注ぎ、その後また戻ってしっかり働きたい「フルキャリ」という方がいる。
○今は「フルキャリ」がすごく増えているが、出産・育休を終えて職場復帰した人への配慮はチームとして当然必要であり、仕事の仕方についてはその女性も含めて相談していかないと、戦力外通告を受けたように感じて失望し、このままやっていけるか悩んでしまう。「フルキャリ」として仕事と家庭のどちらも大切にしたい女性に応えるように、職場が切り替えていくことを考える必要がある。
○子育て環境については、色々な遠隔教育ツールを使えば教育の地域間格差も少なくなっていくので、教育問題の不満も含めてハードルを下げていくと、地域がもっと違う形で見えてくる。
○残業ゼロという大胆な決断の話があったが、残業分の人件費、いわゆる固定費が削られると、逆にうまく基本給を上げることにもつながっていく。そのためには業務改善をしなければ、お客さんにも迷惑がかかる。そこを不退転の決意でやったら、従業員が色々と工夫を始めたということは、経営者と従業員の信頼関係が構築されていれば自然と工夫が出てくるということである。
○様々な経営情報なども従業員がつかんでいて、信頼関係に太い基軸がある。それがやがて素晴らしいホワイト企業だと知られることになり、応募もどんどん増えていく。やはり信頼がベースにある。
○女性から見てどのように良い職場なのかが見えてくると、企業が変わる。また、そういう企業が出てくると、女性が戻ってきやすい。
○Cさんの農業も、今は下を向くような話が多いのも確かだが、価格的にも相当競争力が高めだからこそ16名を雇ってやっていけるのではないかと思う。明日、長芋掘りだと言っていたが、従業員とトップに立つ人が一緒になってそういうことをやると、信頼も増していく。
○中小企業は大企業と違って工夫しやすい部分もある。経済学や経営学で一つ一つ分析していっても、最後はカルチャーを変えられるかどうかにかかっている。
○特に若い女性は、この地域にいると閉塞感が強くてダメだと言いがちだが、「ここにいても面白い!」というようにカルチャーを変えるところにみんなが目を向けていかなければならない。
○新潟も「雪が嫌だ!」ではなく、雪が白く新鮮でこれだけあるのは温暖化の中ではとても貴重だと、プラスに考えていければカルチャーが変わって、地域の産業も良い方向に進んでいくのではないか。
(コーディネーター)
○冒頭での「魅力ある働く場というのはどういうものか」という問いかけに対して、「安心」、「信頼できる」、「誇りを持てる」、「新しいことにチャレンジができる環境」、「人から認めてもらい主体性を持って取り組める」など、様々なキーワードを頂いた。
○Dさんからは、女性という視点でもう少し考えていかなければならないということで、多様な視点でお話を頂いた。
○今は「スマートワーク」で働く場所を問わなかったり、ワーク・ライフ・バランスではなく「ワーク・ライフ・インテグレーション」で仕事をしながら合間に子育てや介護をしたりするなど、働き方も変わってくる時代を迎えている。新しいことにチャレンジしながら、新潟県の魅力をそれぞれがどのように考えていくか、考えるきっかけになればと思う。
以上
(「地方創生フォーラムin 新潟(R元.11.13)パネルディスカッション聴取メモ(後編)」終わり。前編はこちらです。 基調講演編はこちらです。)
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☆新潟久紀ブログ版で連載やってます。
①「へたれ県職員の回顧録」の初回はこちら
②「空き家で地元振興」の初回はこちら
③「ほのぼの日記」の一覧はこちら
➃「つぶやき」のアーカイブスはこちら
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