●新発田地域振興局長から職員への年頭挨拶(概要)
・日時:令和6年1月4日(木)10:30-10:40
・場所:新発田地域振興局大会議室
年頭に当たってのあいさつということで、本来であれば新年のお祝いなど申し上げたいところですが、申し上げにくい状況であることについては、皆様方ご推察のとおりです。
能登半島地震において、1 月1 日から対応に当たっているところですが、おかげさまで今のところ新発田管内では大きな影響は出ていないということで、その部分に関しては安堵しているところではありますが、職員自身の安否は確認できたとはいえ、親類縁者、知人等で影響を受けた方がいらっしゃるのではないかと思います。そのような方については、職員の皆さんを通じてこの場を借りてお見舞い申し上げたいと思います。
加えて、発災直後から迅速に情報収集に当たられたり、継続的に対応いただいている職員の皆さんに対しては、お疲れ様ということで感謝申し上げます。
私自身は、新潟市の自宅におり、起きてみないと想定できなかったのですが、津波警報が出ている中で阿賀野川の橋を渡れるのかなど津波の状況を確認しながら登庁することになりました。
そんな中で、地元新発田在住の職員を中心として迅速に情報収集していただき、リモートを活用する中で状況を把握したところです。
引き続き何がおこるかわからず、予断を許さないところです。職場におかれましても、関係者が被害を受けられていたり、災害対応で疲労が溜まっている職員がいるということも念頭に置きながら、気張り目配りしつつ日々を過ごしてほしいと思います。
さて、年頭に当たってのあいさつということで、新潟県全体の展望などについては、知事から別途に話があったとおりですので、私からは日常の実務や、日々の過ごし方といったことについて話したいと思います。
昨年仕事納めの際に、企画振興部における年末あいさつで、年末年始の休みの間、事件事故を起こさない、巻き込まれないように、といったことを話したところですが、地震などの自然災害や一旦身を任せた飛行機が事故にあって災難にあうというような、避けようがないことも大いにありうると改めて感じたところです。そういった事態に際して、情報収集を的確に行い、判断し、どう動くかということが大切になります。いわゆる「リスクマネジメント」にとどまらず、「クライシスコミュニケーション」(渦中における動き方)が大切になると思います。
「渦中において」ということを考えたときに、避けられない話題が、新発田地域振興局を揺るがした官製談合の話であります。年末の公判に当たって新聞報道にもあったとおり、前農村整備部長から、公判における証言で「過去の人もやっていたから、自分でやめるわけにはいかない、やらざるをえない、違法とはわかっていた」という主旨の発言があったとのことです。
自然災害のような大きく変動するような話は分かりやすいですが、日々の業務の中にも、法律に抵触したり、事件事故の種が内在しているかもしれない、まさに日々渦中にいるのかもしれないということを考えさせられたところです。
ついては、自分自身への戒めの言葉でもありますが、漫然と過去をなぞるような仕事だけではなく、時にはしばしば新しい角度で仕事内容・進め方を見てみるということが大事です。仕事に内在する問題の種の発見につながらなくても、改まってモノを見てみることで、仕事の効果を上げる、効率性を上げるような発見があることもあります。年頭にあたり、年が変わったという節目でもあり、改めてそのような目でフレッシュな意識を持って仕事に臨んでいただきたいと思います。
引き続き災害状況についてはまだまだ動きがあるかもしれません。少なくとも一週間程度は余震に注意と言われているところです。思い起こすと、東日本大震災の2日間前に震度5弱の地震があったのに、なぜその次(3.11 の本震)が読めなかったのか、逆に先々は読めないものなのだなと思った、それが今でも忘れられません。落ち着いているように見えても、何が起こるかわからないところです。
また、こういった大きな事案に紛れていますが、年末、群馬では鳥インフルエンザにより36 万羽が殺処分されるなど、なかなか気を抜けないところであります。
一方で、気を張り詰めているだけでなく、緩急織り交ぜながら、いざというときに対応できるように備えをしつつ、業務に当たっていただきたいと思います。
今年一年が皆さんにとって良い年になるよう祈念して年頭のあいさつとしたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
能登半島地震において、1 月1 日から対応に当たっているところですが、おかげさまで今のところ新発田管内では大きな影響は出ていないということで、その部分に関しては安堵しているところではありますが、職員自身の安否は確認できたとはいえ、親類縁者、知人等で影響を受けた方がいらっしゃるのではないかと思います。そのような方については、職員の皆さんを通じてこの場を借りてお見舞い申し上げたいと思います。
加えて、発災直後から迅速に情報収集に当たられたり、継続的に対応いただいている職員の皆さんに対しては、お疲れ様ということで感謝申し上げます。
私自身は、新潟市の自宅におり、起きてみないと想定できなかったのですが、津波警報が出ている中で阿賀野川の橋を渡れるのかなど津波の状況を確認しながら登庁することになりました。
そんな中で、地元新発田在住の職員を中心として迅速に情報収集していただき、リモートを活用する中で状況を把握したところです。
引き続き何がおこるかわからず、予断を許さないところです。職場におかれましても、関係者が被害を受けられていたり、災害対応で疲労が溜まっている職員がいるということも念頭に置きながら、気張り目配りしつつ日々を過ごしてほしいと思います。
さて、年頭に当たってのあいさつということで、新潟県全体の展望などについては、知事から別途に話があったとおりですので、私からは日常の実務や、日々の過ごし方といったことについて話したいと思います。
昨年仕事納めの際に、企画振興部における年末あいさつで、年末年始の休みの間、事件事故を起こさない、巻き込まれないように、といったことを話したところですが、地震などの自然災害や一旦身を任せた飛行機が事故にあって災難にあうというような、避けようがないことも大いにありうると改めて感じたところです。そういった事態に際して、情報収集を的確に行い、判断し、どう動くかということが大切になります。いわゆる「リスクマネジメント」にとどまらず、「クライシスコミュニケーション」(渦中における動き方)が大切になると思います。
「渦中において」ということを考えたときに、避けられない話題が、新発田地域振興局を揺るがした官製談合の話であります。年末の公判に当たって新聞報道にもあったとおり、前農村整備部長から、公判における証言で「過去の人もやっていたから、自分でやめるわけにはいかない、やらざるをえない、違法とはわかっていた」という主旨の発言があったとのことです。
自然災害のような大きく変動するような話は分かりやすいですが、日々の業務の中にも、法律に抵触したり、事件事故の種が内在しているかもしれない、まさに日々渦中にいるのかもしれないということを考えさせられたところです。
ついては、自分自身への戒めの言葉でもありますが、漫然と過去をなぞるような仕事だけではなく、時にはしばしば新しい角度で仕事内容・進め方を見てみるということが大事です。仕事に内在する問題の種の発見につながらなくても、改まってモノを見てみることで、仕事の効果を上げる、効率性を上げるような発見があることもあります。年頭にあたり、年が変わったという節目でもあり、改めてそのような目でフレッシュな意識を持って仕事に臨んでいただきたいと思います。
引き続き災害状況についてはまだまだ動きがあるかもしれません。少なくとも一週間程度は余震に注意と言われているところです。思い起こすと、東日本大震災の2日間前に震度5弱の地震があったのに、なぜその次(3.11 の本震)が読めなかったのか、逆に先々は読めないものなのだなと思った、それが今でも忘れられません。落ち着いているように見えても、何が起こるかわからないところです。
また、こういった大きな事案に紛れていますが、年末、群馬では鳥インフルエンザにより36 万羽が殺処分されるなど、なかなか気を抜けないところであります。
一方で、気を張り詰めているだけでなく、緩急織り交ぜながら、いざというときに対応できるように備えをしつつ、業務に当たっていただきたいと思います。
今年一年が皆さんにとって良い年になるよう祈念して年頭のあいさつとしたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
(「R6.1.4新発田地域振興局職員への年頭挨拶(全容)」」終わります。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
https://twitter.com/rinosahibea
https://twitter.com/rinosahibea
☆現在進行型の仕事遍歴あります。