自己内観ブログ


2024年秋分を経て太陽からの強いエネルギーを浴び心身の変容を感じ共感の輪を広げるべく様々な閃きを綴ります。

注ぐ...②

2019-03-02 03:02:00 | 物語
涙も出なくなった頃、
長く生きた人は、その源の愛を感じながら自分が愛と反対のものも注いできたことに気づくのでした。

たくさんの主義主張や思想への敵対や悪いと決めつける心、嫌いな人を別視する心など分離を選択する思いなど
たくさんの愛と反対のものが浮かんできたのです。

あの時、あの個人の組織の欠点を何人かで言いながら笑っていた自分...

あの時、自分の思想と違う人を疎外していた自分...

あの時、感情だけで違う人だと分けていた自分...

あの時、理解しあえないと諦め背を向けていた自分..

あの時、傷つけられたと思いずっと許していない自分..

まだまだ、出てくるのでした


でも長く生きた人は、思うのでした。そんなことは生きていればあることであり、ここまで来て自分を責めても切りがない。

そう思い愛でないものを注いでしまったことには、愛を注ぎ愛で満たすしかないと思うのでした。

そして、思い出す限りの愛でないものを注いだことに自分の力の限りの愛を注ぎだしたのでした。

その作業を意識の中で続けていると、自分自身にたくさんの愛が源から注がれ枯渇することは、ありませんでした。

どのくらい過ぎたのかは、わかりませんが長く生きた人は、自分は長くなんて生きていなかったのだと思うのでした。

自分は、目的を失いかけて
長く生き過ぎたと錯覚していただけなのだと思うようになったのでした。


長く生きたと思っていた人は
それから、朝に晩に
様々な人に
生き物に
事象に
地球に太陽に
宇宙に源に
そして多次元の自分に
愛を注ぎながら生きるようになったのでした。

そうしながら

長く生きたと思っていた人は


自分は、まだ少しの人生しか歩んでいなかったと思えるのでした。

それからは、毎日を丁寧にすべてを慈しみ育み尊び、すべてに感謝して生きるようになったのでした。

その人は、いつしか年齢も忘れてしまいました。

ある時、ふっと鏡を見るとそこには、優しい顔をした青年の姿があったのでした..

長く生きたと思っていたその人は、時空を超えて生きるようになっていたのでした..


そして、その人は多くの命を活性化させる役割りを自ら望んでするようになっていたのでした。

それは、遠い昔から決めていたことでもあったのだとその人は、深淵な思いでふりかえるのでした。

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注ぐ...①

2019-03-01 13:13:00 | 物語
長く生きた人は、ふっと思いました。
自分は、いったい何を成し遂げてきたのだろうと...

自分など田舎の片すみで毎日
同じようなことをして生きてきただけだ...

その時

誰かが囁きました。

私達の手入れをして成長の様子を見とどけてくれたね!
それは、庭の木々でした。

毎日、散歩に連れて行ってくれたね!
それは、ペットの犬でした。

畑の土を丁寧に耕し柔らかい苗床を作ってくれたね!
それは、野菜達でした。

冬の寒い時に、食事をありがとう!
それは、冬の野鳥達でした。

長く生きた人の心は、少しずつ温かくなってきました。

そして、眠くなってきたのです...

その眠りの夢の中で、たくさんの人が出てきて次々と笑顔でありがとうと言ってくるのです。

あの時は、叱ってくれて目が覚めたよ!

あの時は、一緒に悩んでくれて嬉しかったよ!

あの時は、黙って共に泣いてくれたね!

あの時は、顔を真っ赤にして
二人で怒ったよね!

あの時は、夢中でやり遂げたよね!

まだまだ、たくさんの人が出て来て語るのです。

夢の中で、こんなにもいろいろなことを共にやりながら感じながら生きて来たのだと思うと涙が滲んできました。


そして、眠りから目ざめると
その目から涙がこぼれ落ち陽の光で輝きました。

長く生きた人は、こんなにも自分はたくさんの生き物や人に愛を注ぎながら生きていたのだと思うのでした。

それと同時に、自分もたくさんの愛を注がれながら生きていたのだとも思うのです。

でも、そんな誰かに愛を注ぐ力がどこから湧いていたのだろう?
若かったから?
でも、年老いた人だって愛を注ぐ力はあるはずだ...

その時、
強い衝撃と共に気づいたのです。

自分は、自分が注いだと思う愛の何倍も何万倍も何億倍も
愛を注がれていたのだと!

その愛の源は、この宇宙のすべての創造主だと...

すると、心の奥から穏やかなエネルギーが伝わり自分が何をしに地球に生まれてきたのか...を思い出したのです

長く生きた人は、愛を注がれ注ぐために生まれて来たのだと...

そして、それは誰に頼まれわけでもなくみずから志願し創造主と約束してこの地にきたのだと...

長く生きた人は、時も忘れるほどにずっと涙するのでした


続く


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眠りから覚める頃

2019-02-28 18:18:00 | 物語
ある人は、自分が眠っていたとは気づかずに毎日を送っていた。

そして、毎日忙しく過ごしていた。
ひとつの物事をやり終えると連鎖するように、次にやることが現れそれを日々、処理するように生きていた。

そんな日々を繰り返しているうちに、そこから抜け出すなどということさえ忘れてしまい、ただ、ひたすらやってくるものの対処をやっていた。

それは、まるで義務のようになり「やらなければならない
」という強迫観念にも近いものになっていた。

そのサイクルに入り込んで数年が過ぎていた。

しかし、その人には時の経過は、感じられずせいぜい1年くらいにしか思えていなかった。

そんなある日、難しい問題を話し合う会議を終えて帰宅してから眠り込み、目が覚めた時にずいぶん長く眠っていたように感じられた。

腕時計の日付を見れば翌日になっていただけだった。

変わったことと言えば、右手の甲に青あざがあり少し痛みがあるくらいだ。
どうして、ついたのかはわからないが、気分は妙に清々しかった。

その時、電話が鳴り何年も会っていなかった人の声がした
。なんでも、自分の夢を見て
気になり電話をしたのだそうだ。

その人と話しをしていると
不思議な気持ちになってきた

自分は、どこか遠い所から帰ってきたようなそんな気がしてきたのだ。

電話をかけて来た人は、あるハーブのことを何回も話してくるのだ。
何でも、最近そのハーブが気になり出して毎日、匂いを嗅いでいたのだそうだ。
でも、そのハーブの香りを好んでいるわけではないのだと話している...

そのハーブは、ずっと忘れていて嗅いでいないが実は、自分自身が好んで楽しんでいたものだったのだ。

そんな話をして電話は切れたが、そのハーブの香りを思い出しながら懐かしさと同時に、胸の奥から熱いものが込み上げてきた。

眠りから覚めるまでは、冷たい血液が体を巡っていたような気がしていたのだが今は、温かい血液が巡り始めたように感じられる。

その時、自分は白雪姫のように毒リンゴのようなものをかじってしまって長く眠っていたのかもしれないと思いはじめるのだった。


そして、いつものように家を出て太陽の光をあびながら
どこか昨日と違う暖かさを感じるのだ。

自分は、永い間、眠っていたに違いないと何故か確信するのだった。

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太陽家族の集い

2019-01-05 11:22:00 | 物語
2019年1月6日に地球で起きる部分日蝕の時に母なる太陽のもとに土・水・木・金星の兄弟姉妹達が集められた。

いつもそれぞれの速さで太陽を回っている惑星達だが、この日の前後は、母と共に特殊な立場に置かれた妹地球のために強いエネルギーを贈るために集まることになっていた。

そこに地球の闇を照らすために連れて来られた衛星としての月が、自らの影を地球に見せ地球とそこに住む生命の陰の部分を表面化させる役割を行使することになっていた。

兄弟姉妹になる惑星達は、自らの経験から地球の特殊な状況を知っており自らが無し得なかった成功を妹である地球に託しているのだった。

何故なら、それが母なる太陽そして祖父母なる銀河、そして自らのルーツである無限の宇宙、そして宇宙を創造した意識の願いであるからだった


この時に地球に存在している生命は、意識下ではその偉大過ぎるテーマを承知して地球にやって来ていた。

しかし、宇宙の法則により
すべての記憶を消去して地球に生きて行くことになっているため、この偉大なテーマを思い出せないでいる生命は、多いようだ。

しかし、太陽系はじめ宇宙すべてが、地球の生命の覚醒を願い記憶をとりもどすためのエネルギーを贈り続けているという。

地球での2019年最初の贈り物は、かなり強いものでこの贈り物が今後の地球の行方を左右するようだ。

そのため地球に生きる生命にとっては、この日を境にあらゆる環境(心身、自然、社会的)に大きな衝撃を与えるとのことだった。

しかし、その衝撃は地球生命が耐えうるものであり破壊的なものは、含まれないため恐れずに受け入れるようにと
宇宙スポークスマンは伝えていた。



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ある意志の確認

2018-12-26 14:44:00 | 物語
地球でこの文明の1985年、地上に生きている人すべてに対して、ある意志確認が行われました。

何故なら2000年までに、ひとつの予測として核戦争による地球の危機が迫っていたからでした。

その当時、地球に生きている人達の中には、前の文明であるアトランティス文明で核戦争となり人類は、滅び地球崩壊の寸前までになった経験を持っている人がいたのでした。

その経験を持った人達は、自分達が核戦争に加担してしまったことを悔いてこの文明下に自らが望んで転生してきたのでした。

その転生した人達の多くは、その意志を忘れないように地球エネルギーが強い場所を選んで転生したのです。

地球は、その核戦争により意識を失うほどの衝撃を受けたのですが、宇宙からの支援により惑星としての死滅を免れたのでした。

その後、激しい近く変動を繰り返し今の大陸などが造られました。

その中で、地殻的に自らのエネルギーが伝わりやすい場所を造り転生した人のために提供したのでした。

転生してきた人達は、思い出せなくてもそれぞれの立場から地球を愛し保護するために生きるようになるのでした。


そして、1985年に2000年までに地球とどう向き合うかという壮大なテーマの下にすべての人の意識に対して意志を示すように求められたのでした。

その結果、地球と共に平和な地上を目指すことになったのでした。

そのために、いくつかの新しい支援が宇宙から示されました。

その一つは、愛、能力ともに優れた魂を持った人達を地上に送る(誕生させる)ことでした。
1985年以降に誕生している生命は、科学や文化や芸術やスポーツなどを通して地球と人類を支援しようと自らの意志で、この地上にやってきたのでした。

とくに2000年頃以降に誕生した生命は、身体的(特に頭脳)にも特殊な能力を持ち合せていました。

その能力により科学や医学や物理学的な急速な発展が予測されています。

もう一つの支援は、地球及び人類を長年脅かす原因となる負の意識(エネルギー)の除去でした。

この負のエネルギーは、恐怖や不安、憎しみなど愛と反対なものを力として成長してきたのでした。

1985年を境に様々な現象が浮かび上がりながら、負のエネルギーが縮小しながら進んで来ているのは、その支援の影響なのでした。

そして、2012年冬至に地球と人類は、共に惑星として人類として上昇することを決意したのでした。

そのために上昇を拒否することにつながる事象は、崩壊し
もう一度やり直したいと希望する人は、地上から去って行きました。

そして...

2019年から、上昇のためのスピードが超高速化し物事が表面化し下降するものは振り落とされながら進んで行くのです。

その完了がいつなのかは、地上人類の愛の強さと意識の覚醒にかかっているのでした。


ジャジャジャ~~~ン

おしまい

( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆


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消えた初雪の後で

2018-12-12 00:00:00 | 物語
初雪の降った12/8のブログの物語の続きとなります。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

白い心だけだった人は、斑になった自分を毎日、楽しみにながらある感慨を持って過ごしていました。

白い世界に変えようと思っていたことさえ思い出となりつつありました。

その年の初雪は、根雪にならずに翌日には、前の世界にもどりました。

白い心だけだった人は、初雪の時に見た自分の姿を時々思い返しながら、白い世界にいた時の自分を今の自分と重ね合わせて見ました。

すると、そこには白い心だけが浮かんでいました。

白い心の人は、気付いたのです。斑になったふりをしていただけだったのだと。

その肉の目でない目で、周りを見渡すとすべての人が、自分と同じに見えたのです。

その時、白い心の人は、白い世界に置いて来た人が言っていたことがようやく理解できたのでした。

その言葉は「あちらに行ったら、その世界の人と同じになったふりをすれば良いのですよ」と言うものでした。

あまりにも心が白い人は、そうすることはその世界の人に対して、とても愛の無い行為だと思えてふりをすることなどできずに真剣に心身を削りながら努力していたのでした。

そんな自分が愛おしく思えて微かに頬笑むのでした。

しかし自分が、白い心を斑にして行きながら自分を責め追いつめていた日々を思うと、おも苦しい思いにもなりました。

でも、すべては、幻だったのです。

その世界が、斑に見えようが黒く見えようがそれは、演じるための自分自身が選んだ舞台のようなものだったのです。

それに気づいた今、その舞台となった世界は、森のようになり始めていました。

そして、その舞台に役者のように現れていた人達も、目覚めたように舞台から降り始めているのでした。

すべては、走馬燈のように流れ変わりゆく世界をボンヤリ眺めながら、白い心の人は、自分自身が透き通りクリスタルのようになって行く感覚に浸っていたのでした。


そして、置いて行かれた人は、舞台から森に変わりつつある近くの丘から白い心の人を鈴を鳴らしながら待っていました。

いつからとなく、その森から丘に続く道には、根雪になりそうな粉雪が舞い始めているのでした...




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ある噂(下)

2018-10-15 10:15:00 | 物語
そのイベントには、その地域の半数の人達が、居心地の良さから満天の星空まで楽しむことができました。

その間、地元の放送局などを通じ野菜の値上げがドンドン上昇し他の野菜も値上げが始まったとしきりに伝えていました。

イベントに参加しなかった人達は、放送を聞きながら何でも値上がりしなければ良いがと不安になっていました。

噂の出所の組織は、いつもより予想通りの反応が半減している原因が、丘陵地帯で開かれているイベントだと知りましたが、そこへ参加している人達は、誰かに強制されているわけでもありません。
自らの組織が流している噂を激しく流すことくらいしかできずにいました。

そのイベントが終わった夜、家に戻った人達は、その野菜や他の野菜も値上がりしていると知りましたが、イベントの楽しさと自然の恵みで十分すぎるほど心が満たされていたため、どうでも良いことにしか思えませんでした。

そして、あの組織は、目的としていた予想が外れこの一連の混乱や不安から生じる、大きな利益や人々の混乱を得ることができなかったのです。

調査をした結果のA~Gの分類も関係なく、このモデルの地域に住む人達は、何も困ることもなくあの野菜をはじめ、これまで通り食べることができました。

それに、イベントの素晴しさに魅了された人達は、イベントに参加しなかった人達も誘い度々、自らイベントを開催するようになって行きました。

その中で交流も深まり、協力したり助け合うなどしながら
独自のコミュニティが出来上がって行きました。

そこから発せられる、その明るい軽やかな意識は、この地域だけでなく周囲の地域にも広がって行くようでした。

そして、それまで秘密裏に支配していた組織は、そのコミュニティを支配することができなくなって行きました。

また、その礎を創ったあのYと仲間達がいつの間にか姿が見えなくなっていました。

実は、この秘密裏の組織とYの仲間達は、時空を越えた相反する存在達だったのです。

そして、モデルケースになる地域には、必ずY達の時空を越えた仲間達が数多く存在していたのです。

こうして、時空を越え相反する存在達は、気が遠くなるほどの間を追ったり追われたりしながら、ここまで来ていたのでした。

追ったり、追われたりしても
そこに生きる人達の「自由意志」を第一にするという宇宙レベルでの契約がありますから住民の意識がとても重要となるのです。


そんな悠久の中、その最後の地として選ばれたのが、この地域のある水色の美しい惑星だったのです。

もちろん、この水色の惑星は、その最後の地として選ばれたことに誇りを持ち、場の提供を承諾したのでした。

しかし、このようなことと
ある野菜の値上がりの噂など誰が結びつけることができるでしょうか?

でも、いろんな出来事は巨大な塊の中ですべて繋がっていてその基本は、表裏一体となっているのでした。

結局は、この水色の惑星の住民の一人一人の意志、意識が最も重要なことになるのだと
この出来事を伝えている
「赤くなってしまった惑星」の住民だった者は、思うのでした。

そして、水色の惑星がこれからも豊富な野菜をはじめたくさんの食べ物や不純物のない水、豊かな自然が失われないようにと遥か離れた地点から、眺めているのでした。

何故なら、その赤い惑星はもう食べ物や水を生み出せなくなってしまったからでした...







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ある噂(上)

2018-10-14 16:26:00 | 物語
わりと豊かなある地域で、ある野菜の値段が上がると誰ともなく言い始めました。

それまでも、この野菜のそういった噂は、度々、流れましたから気にせずにいる人が多いようでした。

この野菜は、珍しいものでもないのですが、多少好き嫌いがあるようでした。

米などのようにどうしても無くてはならない訳では、ないのですが、何故か?時折、とても注目されるのでした。


この地域では、この野菜の値上がりの噂の反応がいろいろでした。

このような噂が噂で終わるのか終わらないのかに非常に興味を持ったある大学教授が、学生を使い「意識調査」を行いました。その結果をグループ別にするとこのようになりました。

Aグループは、またこんな噂が出ても、すぐ元通りになるさと平然としている。

Bグループは、野菜の値段などに興味がなくそのような噂が流れていることすら知らない。

Cグループは、その野菜で商売をしていましたから、値上がりしないようにと願っている。

Dグループは、その野菜の値上がりが他の野菜にも影響を与え、次第に食べ物全体に連鎖して、食べ物以外の物にも影響が出るのではないかととても不安になる。

Eグループは、ベジタリアンで値が上がっても食べられるようにその野菜や他の野菜も含め、生産者から定期購入の契約をする。

Fグループは、これを機会に野菜そのものの価値や生産方法などが改善されたら良いと願いました。

Gグループは、またこんな噂を流し地域の人を混乱させようとしている臭いを感じ嫌な気分になりましたが、客観的に眺めている。

このグループの割合は、次のようになりました。

A→20%
B→20%
C→10%
D→30%
E→10%
F→5%
G→5%


しかし、このようなことを行っているもっと大きな組織があり、ある場所で秘密裏に調査していたことは、誰も知る余地がなかったのです。

何故そのようなことをやっているかというと、この地域をひとつのモデルケースとして捉え、その結果を基にもっと大きな地域やたくさんの地域に当てはめ、その地域を支配することが目的でした。
つまり、この噂の出所はこの組織に他ならなかったのです。

ところが、以前この組織内の末端で勤務していた知人から、このような内容を聞いていたYという人を中心とする仲間達がいたのでした。

この噂が再来した時のために数年前から準備をしていたことがありました。

そして、その噂で地域がどよめく最中にあえて大きな広場にスポーツや音楽や動物達と楽しめるイベントを開催したのでした。
この広場は、丘陵地帯にあり自然豊かで夜間は、満天の星空を見ることができました。

すべてのイベントは、無料で各部門に詳しい人が、ボランティアで運営していました。


続く














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不思議な上着

2018-10-12 14:14:00 | 物語
ある惑星のある国では、国民から慕われ信頼されている王様の愛により新しい上着がすべての人に届けられました。

この上着は、シルク素材のように軽く透明感があり、身につけるとどんな体型にも馴染み、気温にも適切に対応できる機能を備えた特殊な素材でできていました。

王様は、従来使用していた上着が重く、気温によりいろいろな調整が必要なことを、ずっと以前からなんとかならないかと悩んでいたのでした。

ある日、そんな様子を知った不思議な人物が、王様のもとへ現れこの見たこともない素材の生地を紹介しにやってきたのです。

王様は、頭であれこれ考えず直感で、この生地は天から授ったに違いないと感じ、王様直轄の工場にすぐ上着を作るよう依頼したのでした。

王様は、この人物に支払いをするように担当者に伝えたのですが「支払いは、国民の様子を見てからで..」とのことでした。


そして...

そのような王様の思いで届けられた上着ですが、人々はいろいろな感じ方をしたようでした。

ある人は、着心地の良さに満足しました。

ある人は、みんな同じだから個性がなくて嫌だと思いました。

ある人は、この生地の不思議さに感動して素材を調べ始めました。

ある人は、何故か着ると体調が悪くなりました。

ある人は、着る物を届けるくらいなら食べ物の方が良いと思いました。

ある人は、王様が何か企んでいるのかと疑いを持ちました。

ある人は、強制されるようで嫌でした。

ある人は、このような素晴らしい上着をプレゼントしてもらえたことに感謝しました。

それから、一年くらい過ぎるとその上着を「毎日着る人」と「たまに着る人」と「まったく着ない人」とに分かれいきました。

その中の毎日着る人は、何故か若返り、なんとなく笑顔が増えて行きました。

着なくなった人は、以前と変わりはないのですが、古い上着がなんとなく重そうでした。

たまに着る人は、着た時は、楽しい気分になるのですが、
それは、上着のせいだとは思いたくなく、またしばらく着ないのでした。

王様は、国民の様子を知り
生地を持って来た人物に支払いをどうしようかと尋ねました。

すると、その人物は「王様は、どうされたいですか?」とかえって尋ねられ
「国民みんなの幸せのため全員が着るまで待ちたい。」と伝えたました。

その人物は、それを聞いて
「私もお待ちします」と答えました。


それからどのくらいの年月が流れたのでょうか...


国民の数は、以前に比べ3分の1ほどになっていました。

そして、あの不思議な上着を全員が着て楽しそうに輝きながら過ごしていました。

その国は、自然豊かで美しい国になっていました。

王様もあの当時と変わらず、国民から愛されていました。

そして、あの生地を持ってきた人物にこう言いました。

「さあ、支払いをしましょう」

すると、その人物は銀色の光る洋服に身を包み「私の役割は終わりました」と伝えたながら、テレビの画面から画像が消えるように見えなくなってしまいました。

王様は、あの生地を見た時からこの惑星には、存在しない物質だと心の奥で見抜いていましたので、この消えた人物もきっと違う惑星から、来てくれたのだろうと確信していたのでした。

王様は、自分の予想通りだったので驚くこともなく、いつかまた、会えるだろうと空を見上げました。


すると、それに答えるかのように西の空がキラリと一瞬光ったようでした...



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僧侶&ニィナ

2018-10-10 10:10:00 | 物語
ニィナ:久しぶりにお話できそうですね~

僧侶:現世の務めが少しおちつきましたから...

ニィナ:あなたの顕在意識は、いかがですか?
私は、時々話けているのですが?まったく、キャッチできません...
まるで、忍術を使って姿を消しているのか?
特殊な結界を張っているのか?

僧侶:そうですね~
所詮、顕在意識のある世界は、幻の世界...
その世界で忍術を使おうが結界を張ろうが、それ事態が誠と合い反すること...

ニィナ:あなたの顕在意識のなさることを本気にするなということでしょうか?

僧侶:そなたが、惑わされることはないということ...

ニィナ:そのように理解すれば、確かに私の迷いもなくなります。

僧侶:どの道を通ろうと、たどり着く位相は同じ...それは、悠久の契約...

ニィナ:そうですね~この地の時など現世の決め事でしかありませんもの...
あなたは、現世で漂っておられる気高き存在なんですね
...

僧侶:わたしだけでは、ありません。思い出せずともみな、尊い存在...

ニィナ:そのように教えて頂けると、とても楽になり軽くなれます。ありがとうございます。

僧侶:誰に対しても顕在意識だけを追い求めず、奥にある誠の意識に己の意識を合わせるとたいていのことの誠は、わかるもの...

ニィナ:そのためには、日々自分の内なる力を信じて、相手へ愛を持って意識を合わせるべきなんですよね?

僧侶:人の口から出る言葉は必ずしも真意を表さないこともある...また、深い感慨が含まれると表すことが難しくなったり、真逆の言葉が出る時がある...

ニィナ:相手の言葉に振り回されずにその奥の心を感じとりなさいということでしょうか?

僧侶:その通りです...

ニィナ:最近の子供達や若者は、そのようなことを理解しているように感じます。
読心術やテレパシー能力を持って生まれきているようですから、その能力が大切にされるように育って欲しいものですね...

僧侶:付け加えるならば、そのような能力が故に優しく成りすぎて、傷つきやすくなる時もあるので、配慮が必要..

これからは、誰もが誠を見抜く力が開花して行くことでしょう...

ニィナ:そうなれば、正直で誠意ある世界になりますね
\(^o^)/

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞



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コーヒーとミルクの会話(笑)

2018-08-27 12:07:00 | 物語
コーヒー:僕は、香りと渋みと酸味にこだわって生きているんだよ!それが僕なんだ!

ミルク:私は、まろやかさと油膜と栄養には自信があるわ!

コーヒー:まろやかさ?栄養?
まったくわからない世界だね
('_'?)
油膜は、僕も豆の時からあるけど色が違うね~

ミルク:まろやさがわからないの?信じられない!香りってあまり重要じゃないと思うのよね!やはり栄養が大事だわ!

コーヒー:僕なりのまろやかさの基準はあるよ!豆のひき方や品種や産地の問題もあるし!

ミルク:私にも産地や牛の種類により違いは、あるけどミルク全体としてのまろやかさを言っているのよ!

ここで...

~コーヒーの本音~
まろやかさ?そんなものわからないよ!色も違うし香りが理解できないなんて基本的に異質だな!

~ミルクの本音~
栄養もないのに香り香りって、香りだけで生きて行けないわ!

コーヒー:ミルクさんのまろやかさは僕には、わからないけど香りは、どんな感じかな?

ミルク:また香り?牛さんに聞いてみたら?

コーヒー:えっ(◎-◎;)
そういうことじゃないと思うんだけどなあ!香りの問題は~

ミルク:ちょっと興味があって話てみたけど、異質同士が理解し合うことが無理なのよね!

コーヒー:なかなか難しいね~

☆☆☆☆∞∞∞∞∞∞∞

そこへ、天からの声が流れ始めました...

「お互いに興味があるのは、自分に無い物が気になることなのですよ(*^^*)
それぞれの個性があることを大切にしながら、どちらもただそれを認めるだけで良いのです。わからなかったら拒否するのではなく、受け止めるだけで良いのですよ(^^)」

☆☆☆☆☆∞∞∞∞

ミルク:コーヒーさんは香りが決め手なのね!

コーヒー:ミルクさんは栄養に力を入れているんだね!

ミルク:どちらもこだわりがあるところが似ているわね(^^)

コーヒー:そうだね!こだわりがあるからコーヒーで存在しているのかもしれないね
( ´,_ゝ`)

ミルク:私も栄養は、力を入れているのよ!栄養があってこその私だもの\(^_^)/

コーヒー:ミルクさんはまろやかだから酸味も苦味もないんだろうね?

ミルク:よくわからないけど酸味や苦味が出たら私は、腐敗しているんじゃないかしら?

コーヒー:なるほど!栄養があるって腐敗しやすいわけだね('_'?)
そうなら、腐敗しにくい僕のところに来てみる?

ミルク:そういうのもいいかもしれないわ!コーヒーさんの香りや酸味や苦味を体験できて私も腐敗しにくくなるかもしれないし(^^)

コーヒー:では、混じりあってみようか?どっちがどっちに入ることにする?

ミルク:...


そこへ、天から大きなカップが届けられました。
コーヒーとミルクは、同時にその大きなカップに入りました...


コーヒー:まろやかさ感じる
よ~密度も濃いのがわかるよ~

ミルク:これが香りなのね~


コーヒー:でも僕の個性である香り酸味苦味は前と同じだ!

ミルク:私のまろやかさと栄養分も同じだわ!それでいてコーヒーさんの個性も感じられるなんて素晴らしいわ(^^)

コーヒー:そうだね(^^)
混じり合ってわかったけど僕達は、どちらも水からできていたんだね\(^o^)/

ミルク:水同士だったのを忘れていたのね!

コーヒーとミルクは個性を失わずに自分に無い物を体験し大きくなり変容して《カフェオレ》になりました(⌒‐⌒)


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旅人のルール②

2018-08-23 14:14:00 | 物語
老人からもらった小舟を漕いでいると次第に小さな島がどんどん近づいて大きな島になりました

砂浜に舟を打ち上げて老人から聞いた方角に進むと
木でできた小さな家がありました

老人からはそれだけしか聞いていませんでしたが不安はありませんでした

老人がずっと暮らして来れた島なのだからと思うだけでした

これまでの旅で培った勘がそう思わせるかのようでした

その島の家の周りには10軒
ほどの家がありました

旅人はチーズしか持っていませんからそれを持ち挨拶に回りました

島の住民達は珍しい食べ物に喜んでくれたようですが深く介入して来る様子はなく旅人も気楽に暮らして行けるように思いました

家の中には老人が島で暮らして行くための知恵が書かれたノートがありましたからそれにそって生活を始めたのでした

その島は旅人が旅してきたどこの土地より自然が豊で静かで和ませてくれる場所でした

いつしか旅人はここで骨を埋めるのではないかと思い初めていました

朝陽を拝み夕陽に感謝し夜空に語りかけそういう暮らしを数えきれないほどしたある日

白髪の穏やかな顔をした老女が家の前に姿を現しました

話を聞いてみるとこの家にいた老人に会いにやってきたようでした

懐かしそうに家の中を見渡している様子を見ると以前この家であの老人と暮らしていたのかもしれないと思いました

あの老人が島で暮らせなくなり街に出て行ったと伝えると
無表情でうなずいていました

それから旅人と老女はなんとなくこの家で共に暮らすようになりました

不思議と二人はあまり語らずとも意志疎通ができるような面があり気楽な親子のような生活をしていました

老女は旅人が問かけるとだいたいのことは同調してくれました

そしてたくさんの知識を持ち合わせていましたからそれを聞くだけでも楽しかったのでした

ある時旅人は尋ねました以前感じたあのことを
一つ得ると一つ失うことを

老女はニコリと微笑みました

それだけで何も語りません

珍しく旅人はもう一度答えを促しました

すると天を仰ぎながらそれがルールだから...と言いました

もうそれ以上は答えないと知りながら旅人はそんなルールがあるのなら安住の場所にたどり着けないと大きな声で叫びました

旅人はそう言いながら何に誰に腹を立てているのだろうと思っていました

老女は気の毒に思ったのか静かにこう言いました

その答えは自分で探すしかないんだよと


それからどのくらいの朝陽と夕陽を見たのか旅人は覚えていませんでしたが

その答えを見いだせたのでした

それを老女に伝えるとようやく抜け出せたようだねと微笑みました

その翌日老女は優しい顔つきのまま天に召されました

不思議と悲しみはありませんでした

悲しむこともないと思ったのです

老女は自分らしく最後に旅人にすべてを与え自らの旅を終えて行ったのだと思えたからです

それに姿が無くなってもいつでも語りかければ旅人に返事があると確信していたのです

もうこれで失うものはないと思っていると最初に手にして一つだけ持っていた宝物を思い出しました

その宝物は忘れるほどに旅人と一体化してい たのです

旅人は初めて自らこの宝物に感謝を込めて愛を込めて海に投じました

その時海が黄金色に輝きました

旅人は自分が旅を始める前に決めたすべてを思い出したのでした

そして旅人のルールはこの時点で無くなったのだと知ったのでした

旅人は清々しさと心の奥から沸き起こる感動で涙が次々と流れ出しました


その時旅人はすべてを失ったにも関わらず夢中で進んで来た旅から得たたくさんの経験が自分の中にあることを知りました

旅人はここからが真に自由な旅になるのだと理解したのでした

そしてその旅は過去や未来に捕らわれることのないその時々の喜びを与えてくれる旅になるのではないかと思うのでした



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旅人のルール①

2018-08-22 16:53:36 | 物語
旅の始まりは何も持ってはいなかったのです

自由に楽しむだけで良かったのです

そうしていれば周りも喜び笑顔でいっぱいになりました

15回目の春を迎える頃から旅にはルールが適応されはじめました

そのルールは旅をする者が気づかぬうちに適応されるようにみえますが...

実は旅のプランを立てた時に同意していたものでした

そしてそのプランにはひとつ実行されるとひとつ破棄するルールがあったのでした

そんなことは忘れて

旅人は華やかな地域に出掛けたくさんの人と出会いたくさんの宝物をもらいました

するとそれを妬む人が現れました

それを感じた旅人はその地を離れることにしました

次に海辺の村に行きました
村では毎日魚を釣り日焼けしながら過ごしました

すると持って来た宝物を欲しがる人が出てきました
一番気にいっていた宝物をひとつだけ持ちその地を離れました

次にお花畑がたくさん見える高原に向かいました

そこではあまりの美しさと心地よさで絵を書いて過ごしました

その絵は見る人にも安らぎを与え描くと欲しい人がすぐ料金を置いて行きましたから
たくさん描き続けました

するとたお花畑が次第に来た人に荒らされ枯れ始めたのでその地を去ることにしました

旅人はそろそろ移動しないで定着しようとその料金で川のそばに家を建てました

しばらくするといろいろな人が訪ねて来るようになりにぎやかな日々が過ぎました

そしてそこに訪ねて来る人からたくさんの知識をもらいました

ところが大雨が何日も続き近くの川が氾濫し家が流されてしまいました

旅人は自分は定着せずに移動しているべきだったと悔いました

そしてまた旅に出るようになりました

次に目指した地域は広大な平野の畑に囲まれた土地でした

そこで牧場をやっている家で労力を提供し賃金をもらうことにしました

それが安定していると思ったのです

牛の世話をやり大地で作物を作り旅人は旅人であることを忘れるほど働きました

太陽と大地に抱かれ何回春を迎えたかも忘れていました

ある朝いつも通り目ざめると誰もいなくなっていました

その後すぐ見知らぬ人が来てその牧場にいた牛達はどこかへ連れて行かれました

旅人はそこで作ったチーズを持って行き先もないまま東へと進みました

旅人は少しずつ気付き始めました

何かを得ると何かを失うと

でも恨めしい気持ちはありませんでした

旅人はどこでも夢中になってやってきたからです

だから失った時は止め時だったのだと思うのでした

チーズを持って進んでいると海の見える岬に出ました

するとそこから見える岩場に小舟があり一人の人が旅人に手を振っていました

あまりにも人懐っこい笑顔だったのでその人に近づきました

その人は真っ黒に日焼けした老人でした

旅人に何故この岬にいるのかと深い眼差しで訪ねるので
これまでの出来事を話してしまいました

聞き終わると老人は目をクリクリさせてあなたに決めたと言うのでした

旅人が訳が解らず不思議そうな顔をしていると

老人が話始めました
この岬から見える小さな島で暮らしていたが体力がなくなり街に引っ越すことにしたが
廃虚にしたくないのでそこに住んでもらえないかと

旅人は老人の表情を見て何の疑いもなく承諾しました

そしてその舟に乗り遠くに見える島へと漕ぎ出したのでした

続く
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過去を癒す旅

2018-07-31 07:31:00 | 物語
ニーナは、久しぶりに満月の夜に傷つけたり傷ついた過去と過去世に旅に行くことにしていました。
過去や過去世の癒しは、ずいぶん前からやっていたつもりですが、自分の魂の成長により捉え方も変化し「癒されるのが自分のつもりが他者も癒されるべきだった」などと修正も生じて来たため旅にでることにしたのでした。

ニーナのこの度の乗り物は、ある湖に住む龍でした。宇宙にいた頃、ニーナは龍に乗り様々なお務めをしていましたから龍の乗り方は、かなりうまいのです。
しかし、地球上にいる龍は、場所を選ぶため龍が指定した場所に出向かなければなりませんでした。

指定された 湖へ到着すると、海のように大きな波が湖岸に寄せていて、透明感のある湖面は、どす黒い色をしていました。



後で龍に聞いたのですが、
波を起こし湖を浄化させてくれていたのだそうです。

満月が出て西の空に落ち始めた頃、龍に言われたようにニーナは湖の中央まで歩いて行き龍を待ちました。
その時の湖の水は、ニーナの膝より下くらいでしたから、泳がず歩けたのでした。

何故そのようになったのかと言うと、ニーナが湖に一歩足を入れると、体全体がみるみる大きくなり数歩で湖の真ん中についたのでした。

これもきっと、龍の取り計らいだとニーナは、思いました。
龍は、厳格でありながらとても優しくシャイな面もあるのです。

そんなことを、思っていると龍が現れました。
それと同時に冷たい風が吹き出し雨も降ってきました。
龍の目の合図でニーナは、龍の背に乗り、気になっていた300年ほど前の過去世に到着しました。
そこでは、ある人に寂しい思いをさせてしまったと悔いていましたから、その当時の自分の気持ちを相手に伝え感謝の気持ちをその人の夢の中に入り表してきました。

そのようにしていくつかの過去世の癒しと修正を行いました。

それから、今回の旅でニーナに委託された件も数件ありましたのでお務めをしてきました。

その中で、印象的だった件についてご本人の承諾を得てお知らせします。

その方は、太平洋戦争で命を落とされた青年でこの湖の近くに住んでおられました。

その方は、戦後、違う場所で生まれてきたのですが、この旅のことを知り、湖のことは深く知らないが懐かしさを感じるので、ニーナに自分の過去世を見て来て欲しいと依頼されたのでした。

その青年は、戦争に行く前に数日、その湖の砂浜で泳いだり野宿をして友人達と過ごしていました。
その青年は、女学校に通う三つ編みのある女学生に恋心を抱いていましたが、告げることができないまま戦地に行かなければなりませんでした。

そこでニーナは、その女学生の夢の中に入り青年が恋心を抱いていることを伝えました。
その翌日、その湖のそばの松林に友人達と出かけた女学生は、その青年とすれ違う時に何故か懐かしさを感じ、頬を赤く染め見つめてしまったのでした。
青年は、その様子をしっかりと目に焼きつけたようでした。


そして、その青年は戦地からもどったらその女性と結婚しようと決めたのでした。
奇しくも、その目的が果たせなかった青年は、生まれ代わりこの女性と再会し結婚したのでした。

このように、過去を癒したり過去世を確認することで、今現在を充実させ不安の解消に繋がっているとニーナは、深く思うのでした。

そして、今現在を楽しく明るく捉えて過ごすことが過去も未来も整えて行くのだと確信するニーナでした。

どのくらいの時が経っているのかわかりませんが気づくと
かつて噴火した山がニーナの眼前に大きくすそ野を広げ包み込んでいました。

久しぶりの龍との旅は、
神秘的であたたかさを感じるものでした。



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星帰り

2018-07-26 18:26:00 | 物語
ニーナは、地球時間でいう1ヶ月ほどふる里星に帰省していました。
その間、こちらには遠隔操作で「ダミーニーナ」を設置していました。

ふる里星では、たくさんの魂と語り合いました。
と、言ってもテレパシーでのやりとりになりますからスムーズです。
しかし、テレパシーでのコミュニケーションは、すべての思いが相手にわかるので隠しごとやごまかしは、できません。地球でのコミュニケーションとは、ずいぶん違いますがいつも正直に清らかな魂、心でいることができます。

地球にいながらふる里星の魂とコミュニケーションをとることは、可能ですがどうしてもうまく伝えられなかったり受けとれなかったりする部分があるのです。

地球上でも、電話でコミュニケーションをとっていてもたまには、会って話すことでより深い繋がりを持てるのと同じかと思います。

地球に戻ると詳しい記憶は、消去されますが(@_@)それでも、ふる里星に帰ったことと魂の充足感は、残っています。

何故?消去されるかと言えば、地球での生活に戻ることが苦痛になるからなのです。
それだけ、地球に来ている魂は、過酷な惑星で生きる決意をして来ているわけなのです。

どうしてそのようなことに、なっているか(・_・?)という説明は、またいつかできるかと思います...

それで、この度の帰省でお土産として持ち帰った事象があります。
☆☆☆
あっ(*_*)その前に、このふる里星帰省は、ツアーのようになっていてかなりの魂が帰省に参加していました。

参加された魂は、詳しく思い出せなくとも、この1ヶ月間、何となくワクワクドキドキしていたり、時間の流れがとても速く感じていたかもしれません。
例えるなら、浦島太郎さん的になっていたかもしれません。
ご心配なく...玉手箱を開けてお爺さんには、なりませんから\(◎o◎)/
むしろ、若返ります(^-^)
☆☆☆


話を戻しますが、お土産として持ち帰った事象ですが、
ふる里星帰省を果たした魂は、不安がなくなりいつもおおらかな心でいることが可能になるという事象となります。

きっと、これを読まれている方は、ご縁のある魂であり里帰りツアーに参加された方だと思っています。

そして今日、2018/7/26は
奇しくも、マヤ暦の新年となります。

マヤ暦新年、おめでとうございます
(*^O^*)

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