自己内観ブログ

自己を信じて大地にしっかり根付いた生き方をするための日々の閃きを綴ります。

時の流れ③

2019-03-09 00:00:00 | 物語
故郷の家に帰ってから、少年時代に経験したある秘密を思い出したくなくても脳裏に浮かぶ日が続きました。

そんなある日、占い師から突然、連絡が入り「見知らぬ部屋が朱色に染まり見知らぬ姿が見える」と伝えて来たのです。「もしかして、その部屋は?」占い師が見た部屋の壁の色や扉や窓の位置など部屋の様子はまさしく今は、使われていない部屋と一致していました。
占い師は、そこにただならぬエネルギーを感じ「もしかして?彼に関連しているのか?」と心配になり連絡をして来たのでした。

その時、彼は「やはり..
そうなったか。」と予想していたかのように呟きました。

青年となり、故郷を離れる時に彼は、あることを成して去ったのでした。

実は、彼のその生家には彼が物心ついた頃から異次元に繋がるポータルが出現し始めたのでした。

そのポータルから時々、陰のエネルギーが持ち込まれるようになり少年の彼を悩ましていたのでした。
少年だった彼は、その陰のエネルギーをそれなりにうまく
かわす技も心得ることができるようになっていましたが、
太陽と地球の位置関係や月との関係が深い時節には、かなり強いエネルギーがそのポータルから家の中まで入り込みいろいろな現象をみせるのでした。
その現象は、心地好いものとはほど遠いものでした。
少年だった彼は、第三の目が開眼しており見えない事象まで見えるのでした。

そして、生家を離れる時に彼は自らの極限の力を使いそのポータルを封印したのでした
。しかし、その封印はこの世界の時間で33年間が限界でした。つまり、当時の彼の極限の力の長さだったのでした。

彼は、故郷を離れそれに対応できる力を持つために山々に囲まれた森林で生活をしていたのでした。

そして、その33年が近づいた頃に環境の変化が起こり故郷に戻るようになったのでした。
占い師を引き寄せたのも共に力を合わせ封印を強化するためでした。

しかし、予定より封印は早く解かれ陰のエネルギーが流れ出してしまっていることを占い師を通して知ってしまったのでした。

もっと厄介なことは、自分には見せないで協力者である占い師に見せるという技を持ち始めていたということでした。

再会した段階で二人には、エネルギーの交差が起こってしまっていたのでした。

占い師は、彼のそのような事象はまったく知らずにいたので何故、見知らぬ部屋が突然現れ朱色のエネルギーなるものが見えたのか不思議でなりませんでした。

確実に言えることは、彼と再会してからインスピレーションや脳裏に浮かぶ画像が鮮明になっていたのでした。

占い師の連絡を聞いた彼は、
平然を装いながら「そうでしたか...」とだけ伝えながら、これからしなければならだろう何かについて決意を迫られていたのでした。

続く


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