嵐ファン・大人のひとりごと

嵐大好き人間の独りごと&嵐の楽曲から妄想したショートストーリー

妄想ドラマ『スパイラル』 (最終回)

2011年05月07日 | 妄想ドラマ『スパイラル』
   妄想ドラマ『スパイラル』 (最終回)



渉はどうして素直になれないのか自分でもわからなかった。

これほど愛していると実感した人は美菜しかいない。

それなのに仕事を理由に会いに行かなかった。

誰よりも大好きなのに、いやそれだからこそ自分と離れてしまう道を

美菜が選択したことを受け入れられないのだ。

電話にもメールにもそっけない返事しかできない。

やがて美菜からの連絡は途絶えた。


美菜の引退発表と同時に二人の事務所から、それぞれの飛躍のために、しばらく離れることになったが、

良い関係は続いているので温かく見守ってくださいという内容の発表があった。

マスコミは渉を待ち受けたが、渉は何も答えなかったため憶測で

いろいろなことを週刊誌に書かれた。


いよいよ美菜がイギリスへ出発する日がせまった。

会いたいという美菜のメールに渉は返事ができない。

美菜を笑顔で見送ることなんてできそうになかったから。

美菜を乗せた飛行機が日本を離れるころ、渉はスタジオを借りて踊っていた。

来月、稽古が始まるミュージカルに備えてダンスのレッスンを受けていた。

今できることは仕事のためにベストを尽くすことしかないと思う。

そして鏡に映る自分に言い聞かせた。

今までもそうしてきたように、目の前の仕事に全力で取り組もう。

ひとつひとつ実績を残して、もっともっと上を目指すのだ。

いつかまた美菜と会ったときに笑顔でいられるように。

ステップを踏んでターンを決める。

流れる汗が目に沁みた。


  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 



3年の月日が流れた。

渉は、多くの監督やプロデューサーの支持を得て、映画にドラマにと活躍の場を広げていた。

人気も実力も申し分なく、充実した日々を送っている。

忙しいスケジュールの中に、必ず年1本は舞台を組み込んでもらった。

やはり舞台は自分を育ててくれた場所だし、やりがいがあって好きだった。

今年は日本演劇振興会が一般公募した脚本の中から、大賞を受賞した作品の

主役を演じることになっている。

すでに台本はもらっていた。

謎の死を遂げた祖父の足跡を、写真を手掛かりに旅するミステリーだ。

わくわくして夢中で読んだ。


顔合わせの日、マネージャーの西野が迎えに来た。

「舞台は今でもドキドキするの?」

西野が聞いた。

「するよ。始まるまでは緊張して嫌なんだけど、幕が開けば平気。

 なんかさ達成感が病み付きになってるのみたいで、舞台はやめられない」

「僕も好きだよ渉の舞台。やっぱ幕が開くまでドキドキするけど」

「失敗するんじゃないかって?」

「いやいや、どんな舞台を見せてくれるかってさ。自分じゃわかんないだろうけど、

 本番は稽古より一段と輝くんだよ渉は」

「自信を持たせてくれてありがと」

西野が片手でガッツポーズをしてみせた。

車が今回の舞台が上演されるホールの横を通り過ぎた。

美菜と出会ったあのホールだ。

一瞬、美菜の笑顔が脳裏を横切り切なくなった。




顔合わせに用意された部屋には、会議用のテーブルが6つと椅子が20脚ほど並べられていた。

すでに半分ほどのキャストが来ている。

挨拶をしながら中に入った。

今回の監督はやはりあの時と同じ沢渡一樹。

笑顔で握手をした手は大きくて暖かい。

沢渡と話していると、再びドアが開きスタッフが告げた。

「脚本家の桜田風吹(ふぶき)さんがお見えになりました」

「よろしくお願いします。桜田風吹です」

その声に渉は驚いて振り返った。

そこには3年前、愛していながらも自ら手を放してしまった美菜が立っていた。

にこやかにほほ笑んでいる。

美菜は呆然としている渉に歩み寄った。

「お久しぶりです。イギリスで演劇の勉強してたの。また一緒にお仕事できるとは思ってませんでした」

握手をしながら渉だけに聴こえる小さな声でこう続けた。

「あなたの温もりはまだ忘れていない」

握った美菜の手はあのころと少しも変わっていない。

長かった髪が肩までになって、ほんの少しふっくらしたように見えるけれど、

瞳の奥の輝きはそのままだ。

渉は、みんなと和やかに談笑する美菜を目で追いながら、

胸の奥にくすぶり続けていた思いが、激しく湧き上がってくるのを感じていた。


   --------- end -------



長らく妄想にお付き合いくださいましてありがとうございました

やっと最終回にたどりつけてホッとしました。

散々お待たせしてすみませんでした

え~~~こんな終わり方じゃ欲求不満になる!とラベンダーさんが言いそうですが、

PARFECT ANSWERはございません

たぶん私が思うに、今度は渉がぐいぐい押してあっという間に・・・ね

それではまたいつか妄想の世界で

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泣いたり笑ったり

2011年05月07日 | 嵐くんのバラエティ番組
昨日は忙しかった。

泣いたり笑ったりでしたよ。

泣いたのは・・・『君と見る千の夢』

笑ったのはVS&嵐ちゃん

『君と見る千の夢』の感想はまたあとで。


VSでは旬くんが登場した時の潤くんの嬉しそうな顔が印象的でした。

にのちゃんだって仲良しさんだしね

旬君ってホワ~ンとした雰囲気の方なんですねぇ。

気取らず、素直な感じが好印象。

すっかり嵐くんに溶け込んでました。

なんとかドコロさん?結局覚えてない

いっぱいいじってもらえてよかったですね。


嵐ちゃんのゲストは富永愛さんと土屋アンナさん。

それにしても富永さんは同じ日本人とは思えないスタイル

やっぱ世界で活躍する人は違うわぁ。

顔ちっちゃくて手足が長い

並んで歩くおーちゃんが・・・可愛らしい

で、私はそのおーちゃんよりちっさいのね・・・と思った次第です。

ん~富永さんの隣には並びたくない

かなりのキャラのお二人と、気負うことなく自然に会話してる山コンビが素敵

どちらもお仕事したことありますしね。


子連れでお買いもの。

嵐くんにもそんな日が来るのね~いつか。

ぜひそんな穏やかで幸せな家庭を築いてもらいたいです。


シュートボクシングはみんな楽しそうでしたね。

あのパシッって音が気持ちよくて、ストレスも発散できそう。

おーちゃんかっこよかったぁ

キックなんて最高にね

褒められていきなりチャンピオン気取り?

すかさずインタビューするキャスター翔くん

ほんとにね、コンビ芸人さんバリに息の合った即興ネタ

本物のチャンピオンとのスパーリングで切れてるとこも惚れ惚れ&爆笑。

ほんとに痛かったと思います


ゲストさんを差し置いて美味しいもの食べるおふたりさん。

笑いをこらえているおーちゃんがラブリーでした

5人揃わないのは寂しいけれど、これはこれで楽しめましたよ。


そうそう記念撮影!

ほんとに行くとは驚き

二人の会話が焦っててドキドキ感満載。

見ているこっちまでドキドキした。

「本物だ!!」の方が羨ましい~~~


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする