敗北ではない、誇り高き敗退だ!
リーグ戦を18勝15分9敗、勝ち点69、5位で終えたサンガ。
プレーオフ準決勝をアウェイでセレッソと対戦する事となった。
今期天皇杯も含めキンチョウスタジアムでの対戦は1勝1敗、今度で3度目。
相手は豊富なタレントを抱えた強豪だが、相性は悪くない。
勝機はきっとある。
試合当日は夜も明けぬ内に目が覚めてしまった。
平常心でいるつもりでいたが、実は気が高ぶっていたようだ。
長居公園に到着したのは入場2時間前の11:30。
朝から降り続く氷雨でとにかく寒い。
近場のアウェイということでサンガサポーターもかなり来てくれている。
ゴール裏のチケットは発売直後に完売。
僕も買い損ね、途方に暮れていたところ、サポ仲間の方から融通して頂き、
何とかかんとかゴール裏で大旗を振って応援出来る事になった。
ゴール裏へ入れなかったサポの分まで応援しなければならない!
そう心に誓って応援準備を進めた。
【サンガのスタメン】
GK:菅野
DF:石櫃、高橋、菅沼、本多、吉野
MF:アンドレイ、山瀬
FW:ダニエル・ロビーニョ、エスクデロ競飛王、イ・ヨンジェ
SUB:清水、染谷、下畠、堀米、佐藤、有田、キロス
スタメンはリーグ最終戦と同じ面子。
ベンチには体調不良でスタメンを外れていたゴメが入っている。
今日勝たなければ、次はない。
この試合にすべてを賭けて、戦えサンガ!!
【試合感想】
試合序盤、セレッソの勢いに圧される。
サンガにとって苦しい時間帯が続く。
FWのロビーニョまでが守備に忙殺される。
攻撃の要となるべきセルには厳しいマークがついてボールが収まらない。
その勢いがそのまま13分、セレッソの先制ゴールに繋がってしまった。
ソウザのミドルを一旦菅野が弾き返したが、こぼれ球が運悪く柿谷の前に…南無。
セレッソの個の力にやられた形である。
ところが、この失点から流れが変わった。
一点先行したことでセレッソの前への圧力が弱まった。
引き分けでも決勝進出出来るセレッソとしてはこの一点は大きかったのだろう。
さらにリスクを背負ってまで追加点を獲る必要はないと考えたのかもしれない。
一方、引き分けでは敗退してしまうサンガにとっては2点のビハインドである。
リスクを負ってでも点を獲りにいく必要がある。
序盤獲れなかったセカンドボールを拾えるようになり、流れはサンガに傾く。
ハーフタイムで(決して悪い出来ではなかった)山瀬に代えてゴメ投入。
この投入でこれまで右サイド一辺倒だった攻めが左サイドからも出来るようになった。
さらにヨンジェに代えて有田、ロビに代えてキロスと立て続けに攻撃的カードを切る。
ゴメのドリブルによる仕掛け、キロスをターゲットにした縦のロングボール、
あの手この手でセレッソゴールに迫る。あと一歩!あと一押しだ!
2度3度と決定機を迎えるもゴールネットを揺らせない。
ジリジリする。
時間がどんどん減っていく。
なんとかしてくれ!
冷たい雨の中、サンガの勝利を信じ声を振り絞るサポの想いに応えるゴールが生まれる。
まもなく後半もアディショナルタイムに入ろうかという45分。
交代出場のあ~りんが遂に意地の一発を叩き込んでくれた。
だが、同点ではダメなのだ。
もう一点獲らなければ終わってしまうのだ。
最後の最後、最後の一秒までゴールを狙うのだ!
選手ももちろんそれは解っている。
攻めた。
攻めた。
しかし…
届かなかった。
無情のホイッスル。
倒れ込むサンガイレブン。
僕は思わず天を仰いだ。
決して恥じる内容ではなかった。
少なくとも後半は絶対セレッソを上回っていた。
セレッソはダラダラと選手交代をし、コロコロ倒れ、起き上がらず、
無様なほどの時間つぶしをやり続けた。
それもプレーオフを勝ち抜く為の方策だとは思う。
でも我らのサンガは正々堂々戦ってくれた。
泣いている選手もいた。セルはほとんど土下座していた。
泣くな! 謝ってくれるな! お前たちはよくやってくれた。
これは敗北ではない。 誇り高き敗退だと言いたい。
サンガの2016年シーズンは終わった。
昨年J3降格の危機にあったチームがメンバー総入れ替えに近い形で
結果を残しながらチームを作っていくという離れ業を余儀なくされた年だった。
その意味ではこの結果は悪くはない。
だが、悔しい。 この気持ちはどうしようもない。
この悔しさを糧にして来季こそ。
【試合結果】 C大阪1-1京都
(ルールによりリーグ戦順位が上位のC大阪が決勝進出)
【観客数】 13,922人(完売の割にはメインミックス席空席だらけ…どうなってんの?)
【得点者】
C大阪:柿谷13
京都 : 有田90
【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
GK:菅野5.5
DF:石櫃6、高橋5.5、菅沼6、本多6、吉野5.5
MF:アンドレイ6、山瀬5.5(HT 堀米6)
FW:ロビーニョ5.5(73分 キロス6)、エスクデロ5.5、イ・ヨンジェ5.5(66分 有田6)
【今日の私的MOM】
キロス : 今季初めてターゲットマンとしての存在感があったが…遅過ぎた
リーグ戦を18勝15分9敗、勝ち点69、5位で終えたサンガ。
プレーオフ準決勝をアウェイでセレッソと対戦する事となった。
今期天皇杯も含めキンチョウスタジアムでの対戦は1勝1敗、今度で3度目。
相手は豊富なタレントを抱えた強豪だが、相性は悪くない。
勝機はきっとある。
試合当日は夜も明けぬ内に目が覚めてしまった。
平常心でいるつもりでいたが、実は気が高ぶっていたようだ。
長居公園に到着したのは入場2時間前の11:30。
朝から降り続く氷雨でとにかく寒い。
近場のアウェイということでサンガサポーターもかなり来てくれている。
ゴール裏のチケットは発売直後に完売。
僕も買い損ね、途方に暮れていたところ、サポ仲間の方から融通して頂き、
何とかかんとかゴール裏で大旗を振って応援出来る事になった。
ゴール裏へ入れなかったサポの分まで応援しなければならない!
そう心に誓って応援準備を進めた。
【サンガのスタメン】
GK:菅野
DF:石櫃、高橋、菅沼、本多、吉野
MF:アンドレイ、山瀬
FW:ダニエル・ロビーニョ、エスクデロ競飛王、イ・ヨンジェ
SUB:清水、染谷、下畠、堀米、佐藤、有田、キロス
スタメンはリーグ最終戦と同じ面子。
ベンチには体調不良でスタメンを外れていたゴメが入っている。
今日勝たなければ、次はない。
この試合にすべてを賭けて、戦えサンガ!!
【試合感想】
試合序盤、セレッソの勢いに圧される。
サンガにとって苦しい時間帯が続く。
FWのロビーニョまでが守備に忙殺される。
攻撃の要となるべきセルには厳しいマークがついてボールが収まらない。
その勢いがそのまま13分、セレッソの先制ゴールに繋がってしまった。
ソウザのミドルを一旦菅野が弾き返したが、こぼれ球が運悪く柿谷の前に…南無。
セレッソの個の力にやられた形である。
ところが、この失点から流れが変わった。
一点先行したことでセレッソの前への圧力が弱まった。
引き分けでも決勝進出出来るセレッソとしてはこの一点は大きかったのだろう。
さらにリスクを背負ってまで追加点を獲る必要はないと考えたのかもしれない。
一方、引き分けでは敗退してしまうサンガにとっては2点のビハインドである。
リスクを負ってでも点を獲りにいく必要がある。
序盤獲れなかったセカンドボールを拾えるようになり、流れはサンガに傾く。
ハーフタイムで(決して悪い出来ではなかった)山瀬に代えてゴメ投入。
この投入でこれまで右サイド一辺倒だった攻めが左サイドからも出来るようになった。
さらにヨンジェに代えて有田、ロビに代えてキロスと立て続けに攻撃的カードを切る。
ゴメのドリブルによる仕掛け、キロスをターゲットにした縦のロングボール、
あの手この手でセレッソゴールに迫る。あと一歩!あと一押しだ!
2度3度と決定機を迎えるもゴールネットを揺らせない。
ジリジリする。
時間がどんどん減っていく。
なんとかしてくれ!
冷たい雨の中、サンガの勝利を信じ声を振り絞るサポの想いに応えるゴールが生まれる。
まもなく後半もアディショナルタイムに入ろうかという45分。
交代出場のあ~りんが遂に意地の一発を叩き込んでくれた。
だが、同点ではダメなのだ。
もう一点獲らなければ終わってしまうのだ。
最後の最後、最後の一秒までゴールを狙うのだ!
選手ももちろんそれは解っている。
攻めた。
攻めた。
しかし…
届かなかった。
無情のホイッスル。
倒れ込むサンガイレブン。
僕は思わず天を仰いだ。
決して恥じる内容ではなかった。
少なくとも後半は絶対セレッソを上回っていた。
セレッソはダラダラと選手交代をし、コロコロ倒れ、起き上がらず、
無様なほどの時間つぶしをやり続けた。
それもプレーオフを勝ち抜く為の方策だとは思う。
でも我らのサンガは正々堂々戦ってくれた。
泣いている選手もいた。セルはほとんど土下座していた。
泣くな! 謝ってくれるな! お前たちはよくやってくれた。
これは敗北ではない。 誇り高き敗退だと言いたい。
サンガの2016年シーズンは終わった。
昨年J3降格の危機にあったチームがメンバー総入れ替えに近い形で
結果を残しながらチームを作っていくという離れ業を余儀なくされた年だった。
その意味ではこの結果は悪くはない。
だが、悔しい。 この気持ちはどうしようもない。
この悔しさを糧にして来季こそ。
【試合結果】 C大阪1-1京都
(ルールによりリーグ戦順位が上位のC大阪が決勝進出)
【観客数】 13,922人(完売の割にはメインミックス席空席だらけ…どうなってんの?)
【得点者】
C大阪:柿谷13
京都 : 有田90
【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
GK:菅野5.5
DF:石櫃6、高橋5.5、菅沼6、本多6、吉野5.5
MF:アンドレイ6、山瀬5.5(HT 堀米6)
FW:ロビーニョ5.5(73分 キロス6)、エスクデロ5.5、イ・ヨンジェ5.5(66分 有田6)
【今日の私的MOM】
キロス : 今季初めてターゲットマンとしての存在感があったが…遅過ぎた