サッカーの聖地・国立。
このスタジアムでサッカーをする事は大変名誉な事である。
しかし…
天皇杯において真の国立は元日決戦しかない。
準決勝の国立はたまたま会場が国立なだけのニセの国立。
真の国立への道はまだ続く。
京都を午前4時にサポ仲間の車で出発。
心配していた年末帰省ラッシュの混雑もなく、10時には千駄ヶ谷へ到着。
車を駐車場に入れて、アウェイ側の列に場所を確保。
ホームとなるマリノス側の列が3列4列とぎっしりだったのに比べると…
サンガサポーター、少なっ!
アウェイ側ゲート前のサンガサポの列はまだ1列分も埋まってない。
なんぼ京都からと横浜からでは移動距離が違うとはいえ…ちょっと寂しい。
まぁ応援は数じゃなく、気持ちって事で。
開場13時。
僕にとってはあの2003年歓喜の元日決戦、
その直後磐田に敗れた屈辱のゼロックス杯以来の国立である。
ニセの国立でも、やっぱり特別な雰囲気です。
【サンガのスタメン&ベンチ】
GK:水谷
DF:安藤、秋本、森下、福村
MF:加藤、中村充、工藤、中山
FW:宮吉、ドゥトラ
SUB:守田、内野、中村太、内藤、駒井、金成勇、久保
累積出場停止のウヨンに代わってボランチに入ったのは弘堅。
今季でチームを去る弘堅だけにこの試合にかける想いは強いはず。
その想いの強さでマリノスの攻撃陣を粉砕してもらいたい。
【試合感想】
試合開始。
サンガはいつも通りのサッカー。
前線からの追い回し、囲い込み、インターセプトを狙う。
奪ったら焦らずショートレンジでパスをつなぎゴール前へ。
その繰り返し。
マリノスは中澤、栗原の大型センターバックが壁を作る堅守を誇る。
サンガは臆することなく、ただ愚直に自分たちのサッカーをぶつけていくだけ。
宮吉、ドゥトラと惜しいシュートはあったがさすがマリノス、ゴールならず。
マリノスで警戒すべきはセットプレーからの俊輔の直接フリーキック。
ゴール前でのファウルはご法度だったが、まぁよ~けファウル採られた。
本日の主審・佐藤隆二はサンガにとって相性の悪い審判。
案の定サンガに不利な判定を採りまくりやがります。
幸いな事に今日の俊輔のフリーキックには精度がなかった。助かった。
両チーム一歩も譲らぬ戦いでスコアを最初に動かしたのはマリノスだった。
前半終了間際の42分、俊輔のスルーパスに反応した渡邉千真が
秋本のスライディングをかわし、水谷と一対一に。
その水谷もかわしてサンガゴールにボールを流し込む…嗚呼。
マリノスの美学は1-0で勝つ事だそうだ。
そういう意味では先制を許したのはサンガにとって厳しい。
しかしサンガにだって美学はある。
祖母井GMや大木監督のいう“また観たくなるサッカー”とは
1点獲られたら2点、2点獲られたら3点目、4点目を獲りにいくサッカーだ。
先制されても選手に気落ちした様子はない。
前半危ないシーンは失点した時だけ。負けてはいない。
後半の奮起に期待しよう。
その後半、サンガ普段通りのサッカー。 焦りはない。
自分たちのサッカーを続ければ結果はついてくるという自信を感じる。
結果はすぐに表われた。
後半5分、カウンターから工藤がドリブルで持ち上がり遠目から完璧なミドル!
ズ ド ン !!
まず同点!
マリノスの美学である1-0での逃げ切りを打ち砕く1点である。
まだまだこんなもんじゃないはず。 ここから。
今日のサンガはいつもよりワイドな展開が多い様に感じる。
それはマリノスがサイドを頻繁に使ってくる事に対応した結果かもしれないが、
J2で苦労させられたサイドチェンジにも対応できる様になったのだなぁとしみじみ。
マリノスの攻撃でヤバっと思うシーンもあったが、
サンガDF陣とミズのファインセーブでこれをしのぐ。
試合を観ている自分が意外に落ち着いているのが不思議だった。
天皇杯準決勝。 相手はJ1の強豪。 そんな気がしない。
いつものJ2リーグ戦と同じ。 いつものサッカー。 いつもの応援。
ひょっとすると選手の方も冷静なんじゃなかろうか?
これってスゴいことなんじゃないのかな?
後半27分、再びスコアが動く。動かしたのはサンガ。
相手ゴールペナルティエリア右45度あたりでドゥトラが倒されて得たフリーキック。
蹴るのはドゥトラ本人。
体を折りたたみながら蹴る姿は俊輔っぽい。
その俊輔っぽいキックから繰り出されたボールは
これまた俊輔のお株を奪うかの様に美しい弾道を描きゴール右隅へ吸い込まれた!
うぉおおおおおおおおおっ!!!
サンガの美学 “相手よりも多くのゴールを決めて勝つ”を貫くゴール!
この後、マリノスは売り出し中の小野を下げてフレッシュな選手を投入。
さらに故障明けの大黒も残り10分で投入。 勝負をかけてきた。
その大黒にしてやられたのが後半も90分を終え、ロスタイム2分。
僕も含めサンガサポが勝利後に上げるビッグフラッグの準備を始めていた。
アカンね、やっぱり。 笛が鳴るまで油断したら…
セットプレーからのこぼれ球を中澤がシュート!
GKミズが弾いたボールをさらに大黒に押し込まれ…う~ん同点。
ビッグフラッグの準備は仕切り直し…延長戦に向けて気合を入れ直す。
延長に入るとさすがのヤング・サンガも運動量がやや落ちてきた。
延長前半終了間際でドゥトラに代え、満を持して久保投入。
なんか久保が決めてくれそうな気がする…その予感は見事的中!
工藤からのパスを受けて綺麗に脚を振り抜いてシュート!!
勝った。
今度こそ勝った。
その後も、久保はゴールラインあたりでボールをキープ。
横浜のDF陣を引きつけてから中央にマイナスのパス。
そこへ駈け込んで来たのはこれまた途中出場した駒井クン!!
ズバン!!!
試合を決定づける4点目。
獲られても獲り返す大木サッカーがここに完成した。
試合終了の瞬間、弘堅が泣いていた。
120分フルに戦えた喜び。
もう一試合一緒に戦える喜び。
J2だからといってもう誰に恥じることはない。
J1に堂々と勝ったのだ。
クラブとして9年振りとなる元日国立。
相手はこれまた今季J2のFC東京と決まっている。
リーグ戦では2戦して2戦ともボロ負けした相手。
そのリベンジの機会を得た。 それも自らの力でその権利を掴み取った。
天皇杯元日はJ2頂上決戦だ!
さあ行こう、胸を張って。
いざ、元日国立。
写真:手ブレしまくってますが、弘堅がゴール裏に挨拶に来た瞬間。もう笑ってます(^▽^)
【試合結果】 横浜FM2-4京都
【観客数】 14,467人 (サンガサポは2,000人程度?でも気持ちは負けなかったよ)
【得点者】
横浜M:渡邉42、大黒90+5
京都:工藤50、ドゥトラ72、久保116、駒井120
【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
GK:水谷6.5
DF:安藤6、秋本6(89分 内野5.5)、森下6、福村6.5
MF:加藤6、中村充6(87分 駒井6)、工藤7、中山6
FW:宮吉6、ドゥトラ6.5(104分 久保7)
【今日の私的MOM】
工藤 浩平:自ら同点ゴール、工藤の延長ゴールのきっかけも作った。縦横無尽。
←元日決戦でFC東京にリベンジを祈念してポチッとお願い致します
このスタジアムでサッカーをする事は大変名誉な事である。
しかし…
天皇杯において真の国立は元日決戦しかない。
準決勝の国立はたまたま会場が国立なだけのニセの国立。
真の国立への道はまだ続く。
京都を午前4時にサポ仲間の車で出発。
心配していた年末帰省ラッシュの混雑もなく、10時には千駄ヶ谷へ到着。
車を駐車場に入れて、アウェイ側の列に場所を確保。
ホームとなるマリノス側の列が3列4列とぎっしりだったのに比べると…
サンガサポーター、少なっ!
アウェイ側ゲート前のサンガサポの列はまだ1列分も埋まってない。
なんぼ京都からと横浜からでは移動距離が違うとはいえ…ちょっと寂しい。
まぁ応援は数じゃなく、気持ちって事で。
開場13時。
僕にとってはあの2003年歓喜の元日決戦、
その直後磐田に敗れた屈辱のゼロックス杯以来の国立である。
ニセの国立でも、やっぱり特別な雰囲気です。
【サンガのスタメン&ベンチ】
GK:水谷
DF:安藤、秋本、森下、福村
MF:加藤、中村充、工藤、中山
FW:宮吉、ドゥトラ
SUB:守田、内野、中村太、内藤、駒井、金成勇、久保
累積出場停止のウヨンに代わってボランチに入ったのは弘堅。
今季でチームを去る弘堅だけにこの試合にかける想いは強いはず。
その想いの強さでマリノスの攻撃陣を粉砕してもらいたい。
【試合感想】
試合開始。
サンガはいつも通りのサッカー。
前線からの追い回し、囲い込み、インターセプトを狙う。
奪ったら焦らずショートレンジでパスをつなぎゴール前へ。
その繰り返し。
マリノスは中澤、栗原の大型センターバックが壁を作る堅守を誇る。
サンガは臆することなく、ただ愚直に自分たちのサッカーをぶつけていくだけ。
宮吉、ドゥトラと惜しいシュートはあったがさすがマリノス、ゴールならず。
マリノスで警戒すべきはセットプレーからの俊輔の直接フリーキック。
ゴール前でのファウルはご法度だったが、まぁよ~けファウル採られた。
本日の主審・佐藤隆二はサンガにとって相性の悪い審判。
案の定サンガに不利な判定を採りまくりやがります。
幸いな事に今日の俊輔のフリーキックには精度がなかった。助かった。
両チーム一歩も譲らぬ戦いでスコアを最初に動かしたのはマリノスだった。
前半終了間際の42分、俊輔のスルーパスに反応した渡邉千真が
秋本のスライディングをかわし、水谷と一対一に。
その水谷もかわしてサンガゴールにボールを流し込む…嗚呼。
マリノスの美学は1-0で勝つ事だそうだ。
そういう意味では先制を許したのはサンガにとって厳しい。
しかしサンガにだって美学はある。
祖母井GMや大木監督のいう“また観たくなるサッカー”とは
1点獲られたら2点、2点獲られたら3点目、4点目を獲りにいくサッカーだ。
先制されても選手に気落ちした様子はない。
前半危ないシーンは失点した時だけ。負けてはいない。
後半の奮起に期待しよう。
その後半、サンガ普段通りのサッカー。 焦りはない。
自分たちのサッカーを続ければ結果はついてくるという自信を感じる。
結果はすぐに表われた。
後半5分、カウンターから工藤がドリブルで持ち上がり遠目から完璧なミドル!
ズ ド ン !!
まず同点!
マリノスの美学である1-0での逃げ切りを打ち砕く1点である。
まだまだこんなもんじゃないはず。 ここから。
今日のサンガはいつもよりワイドな展開が多い様に感じる。
それはマリノスがサイドを頻繁に使ってくる事に対応した結果かもしれないが、
J2で苦労させられたサイドチェンジにも対応できる様になったのだなぁとしみじみ。
マリノスの攻撃でヤバっと思うシーンもあったが、
サンガDF陣とミズのファインセーブでこれをしのぐ。
試合を観ている自分が意外に落ち着いているのが不思議だった。
天皇杯準決勝。 相手はJ1の強豪。 そんな気がしない。
いつものJ2リーグ戦と同じ。 いつものサッカー。 いつもの応援。
ひょっとすると選手の方も冷静なんじゃなかろうか?
これってスゴいことなんじゃないのかな?
後半27分、再びスコアが動く。動かしたのはサンガ。
相手ゴールペナルティエリア右45度あたりでドゥトラが倒されて得たフリーキック。
蹴るのはドゥトラ本人。
体を折りたたみながら蹴る姿は俊輔っぽい。
その俊輔っぽいキックから繰り出されたボールは
これまた俊輔のお株を奪うかの様に美しい弾道を描きゴール右隅へ吸い込まれた!
うぉおおおおおおおおおっ!!!
サンガの美学 “相手よりも多くのゴールを決めて勝つ”を貫くゴール!
この後、マリノスは売り出し中の小野を下げてフレッシュな選手を投入。
さらに故障明けの大黒も残り10分で投入。 勝負をかけてきた。
その大黒にしてやられたのが後半も90分を終え、ロスタイム2分。
僕も含めサンガサポが勝利後に上げるビッグフラッグの準備を始めていた。
アカンね、やっぱり。 笛が鳴るまで油断したら…
セットプレーからのこぼれ球を中澤がシュート!
GKミズが弾いたボールをさらに大黒に押し込まれ…う~ん同点。
ビッグフラッグの準備は仕切り直し…延長戦に向けて気合を入れ直す。
延長に入るとさすがのヤング・サンガも運動量がやや落ちてきた。
延長前半終了間際でドゥトラに代え、満を持して久保投入。
なんか久保が決めてくれそうな気がする…その予感は見事的中!
工藤からのパスを受けて綺麗に脚を振り抜いてシュート!!
勝った。
今度こそ勝った。
その後も、久保はゴールラインあたりでボールをキープ。
横浜のDF陣を引きつけてから中央にマイナスのパス。
そこへ駈け込んで来たのはこれまた途中出場した駒井クン!!
ズバン!!!
試合を決定づける4点目。
獲られても獲り返す大木サッカーがここに完成した。
試合終了の瞬間、弘堅が泣いていた。
120分フルに戦えた喜び。
もう一試合一緒に戦える喜び。
J2だからといってもう誰に恥じることはない。
J1に堂々と勝ったのだ。
クラブとして9年振りとなる元日国立。
相手はこれまた今季J2のFC東京と決まっている。
リーグ戦では2戦して2戦ともボロ負けした相手。
そのリベンジの機会を得た。 それも自らの力でその権利を掴み取った。
天皇杯元日はJ2頂上決戦だ!
さあ行こう、胸を張って。
いざ、元日国立。
写真:手ブレしまくってますが、弘堅がゴール裏に挨拶に来た瞬間。もう笑ってます(^▽^)
【試合結果】 横浜FM2-4京都
【観客数】 14,467人 (サンガサポは2,000人程度?でも気持ちは負けなかったよ)
【得点者】
横浜M:渡邉42、大黒90+5
京都:工藤50、ドゥトラ72、久保116、駒井120
【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
GK:水谷6.5
DF:安藤6、秋本6(89分 内野5.5)、森下6、福村6.5
MF:加藤6、中村充6(87分 駒井6)、工藤7、中山6
FW:宮吉6、ドゥトラ6.5(104分 久保7)
【今日の私的MOM】
工藤 浩平:自ら同点ゴール、工藤の延長ゴールのきっかけも作った。縦横無尽。
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