西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

11/23 第42節 FC岐阜戦 (京都・西京極競技場)

2014年11月23日 21時28分20秒 | サンガ観戦レポート2014
消化試合ならぬ消化不良試合

昇格の可能性はなくなり、
祖母井GMはじめ、川勝監督以下、現場スタッフも退任が発表された。
天皇杯も終わっているサンガにとってこの試合が
勝っても負けても現体制での今季ラストゲーム。
まだ発表はされていないが、多くの選手が去っていくことだろう。
どうせなら勝って終わろう。
笑顔でサヨナラしよう。

【サンガのスタメン】
 GK:杉本
 DF:石櫃、酒井、バヤリッツア、比嘉
 MF:駒井、田森、伊藤、工藤、ドウグラス
 FW:大黒
SUB:山田、福村、横谷、石田、磐瀬、田中、三平

相手の岐阜には今季で引退を発表している元サンガ・美尾敦が在籍している。
奇しくも古巣・サンガとの対戦が現役ラストゲーム。
その美尾チャンはベンチスタート、出番はあるのか?

【試合感想】
試合は細かくパスをつないでゆっくり攻め上がるサンガと、
引いて縦に速くボールを入れるカウンター岐阜という図式。

前節・長崎戦でもそうだったが、中盤をすっとばす戦術はサンガの苦手なスタイル。
ガタイの良い岐阜のナザリトにボールが渡るとヒヤヒヤする。
前半からヤバいシーンを何度か作られるが、大地の好セーブもあり事無きを得る。

一方、サンガの方もパスをつないで岐阜のゴールに迫るもフィニッシュまでいけない。
今季26得点を挙げJ2得点王の大黒にはボールが収まらない。
ならばと優汰やドウグラスがシュートを放つも枠外だったり、ヒットしなかったり。

後半に入っても状況は変わらず。
後半には大黒に決定的なチャンスが訪れるもシュートは宇宙開発、
ゴールの遥か上を飛んでいった。
一番盛り上がったのは美尾チャンが交代出場した瞬間だったのではなかろうか?
(その美尾チャン、試合後はサポーター席まで挨拶に来てくれた。お疲れ様!)

試合はそのままスコアレスで終了。
大黒の出来がダメだと打つ手がない。
大黒頼みのチームは、最後まで他のオプションは見つける事が出来なかった。
今季を象徴する様な引き分け試合でクラブ設立20周年シーズンを締めくくった。

試合後のセレモニーで今井社長や祖母井GM、そして川勝監督からも挨拶があった。
いずれも「ごめんなさい」と「これからも応援してください」と。
どう謝られても、この虚しい気持ちは癒されない。
来年も頼みますなんて云われなくても、応援するよ。
だって俺たちはどこにもいけないんだから。

オレタチハイツモココニイル
サンガガココニアルカギリ


一緒に一年戦ってくれたサンガサポーターの皆さん、ありがとう。
来年はもっとたくさん喜べるように応援がんばりましょう。
本当にお疲れ様でした。


【試合結果】 京都0-0岐阜

【観客数】 10,717人

【得点者】 なし

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:杉本5.5
 DF:石櫃5.5、酒井5.5、バヤリッツア5.5、比嘉5(82分 三平5)
 MF:駒井6、田森5.5、伊藤5.5、工藤5.5、ドウグラス5.5
 FW:大黒4

【今日の私的MOM】
 駒井 善成 : 豊富な運動量で攻守に活躍、来季はさらなる飛躍を期待して。

【2014年シーズンのサンガの最終成績】 14勝 18分 10敗 勝ち点60 9位↓

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11/15 第41節 V・ファーレン長崎戦 (長崎・長崎県立総合運動公園陸上競技場)

2014年11月16日 15時21分41秒 | サンガ観戦レポート2014
歓喜なき勝利

プレーオフ進出が数字上の可能性を残すのみとなり、
現実的な目標ではなくなった今、遠くアウェイに赴くのは
純粋にサンガの勝利をこの目で観たい、
この想いをサンガの選手たちに伝えたい、それだけである。

長崎遠征は随分昔、当時ジェフ市原(現・千葉)との対戦で来て以来。
今回の長崎遠征はゴージャスに飛行機で…福岡空港までですが(苦笑)
まだ夜も明けぬ午前4時にサポ仲間8名が集合、関空へ車移動。
関空から福岡行きのピーチに乗って約1時間。

福岡からはレンタカーでサポ仲間8名と一緒に長崎道経由で2時間かけて移動。
それでもオール車移動よりはずいぶん楽。
長崎到着は入場の1時間前である11時。

試合会場は、国体の為に改修(というか建て直し?)された長崎県立競技場。
アウェイ応援席の最前列は十分なスペースが確保されていて、
手すりの高さも丁度良く、応援旗がとても振り易くて旗担当としては有難い。
出迎えてくれたヴィヴィくんはコトノちゃんマペット持参
天気も上々、この時期としては比較的暖かく、応援に支障なし!

【サンガのスタメン】
 GK:杉本
 DF:石櫃、酒井、バヤリッツア、福村
 MF:駒井、田森、伊藤、工藤、ドウグラス
 FW:大黒
SUB:山田、比嘉、内野、横谷、山瀬、石田、三根

GKに大地、控えGKに元気が入り、控えFWは三根が名を連ねた。
長崎にとってはホーム最終戦であり、キャプテン佐藤由紀彦の引退試合でもある。
過去の対戦成績はサンガの3勝、プレーオフ準決勝では引き分けと負けなし。
とは云うものの…いずれも内容は辛勝。相性が良いという訳ではない。
長崎としては勝って佐藤の餞(はなむけ)としたいだろうが、こっちにも意地がある。
共に望むのはただひとつ勝利のみ。とにかく勝て。

【試合感想】
試合は序盤から長崎ペース。
長崎の長身FW小松に合わせる放り込み戦術に右往左往させられる。
空中戦でもほとんど競り負けてポゼッション出来ない。
地上戦に持ち込もうとするとラフプレーもどきのキツい当たりで潰される。
長崎の本気度が伝わってくる戦いっぷりだ。

一方のサンガはどうだったのか?
なんと先にゴールネットを揺らしたのは圧されっ放しのサンガだった。
前半唯一のチャンスとなった大黒へのパス。
相手DFを背にした状態で巧くパスを受けた大黒が倒されてPKを得る。
(サンガがPKもらえたのって久し振りじゃないかな?)
大黒自身がこれを決めて先制ゴール!

よし!

先制はしたが試合の流れを引き戻せない。
前半2、3度はサンガゴール前に攻め込まれ、肝を冷やした。
その中にはカウンターでGK大地と相手FWが1対1とされるも、
カバーに入ったフクちゃんが間一髪でシュートを弾き返す一幕もあった。
ホントにヤバかった。

後半になっても意味不明の交代があっただけで状況は好転しない。
前半守備面で貢献があったフクちゃんに代えてなぜか比嘉。
比嘉は守備しないよ、川勝サン。
これまた攻撃面で唯一「何かが起こりそう」と思わしてくれていた優汰に山瀬。
その山瀬、代わってすぐチャージで痛んで4分でヨコに交代。
無駄に交代カードを消費しただけ…
試合終了のホイッスルが鳴る瞬間までヒヤヒヤさせられた。

大黒のPKで得た虎の子の一点を死守しどうにかこうにか勝ちはしたが、
やはり長崎との対戦はしんどい。
後で知ったのだが、ハーフタイムの時点で山形と大分の勝利が確定、
サンガのプレーオフ進出の可能性はなくなっていたらしい。
道理で試合終了時の選手の表情が冴えなかったはずだ。
 ビミョーな表情の選手たち
僕自身はそんな事は知らなかったから普通に喜べたけどネ。
試合後、長崎さんのセレモニーがあったのでサッサと片付けて帰途についた。
長崎さん、空気読めないチームで申し訳ありませんでした。

いずれにせよクラブ創立20周年の今季目標だったJ1復帰は叶わなかった。
これまで2年連続して進出していたプレーオフにも今年は届かなかった。
悲しいけれど、これが現実。
そういうサッカーしか出来なかったのだから。
来季は監督・スタッフ・選手・戦術、すべて見直しを余儀なくされるだろう。
だが、来季を語る前にもう一試合ホーム最終戦が待っている。
今季14勝のうち4勝しか出来ていない西京極。
せめて最終戦を勝利で飾り、選手の一年を拍手で労いたい。

【試合結果】 長崎0-1京都

【観客数】  6,341人(遠征したサンガサポーターは100名くらいだったかな?)

【得点者】
 京都 : 大黒12(PK)

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:杉本5.5
 DF:石櫃5.5、酒井5.5、バヤリッツア5.5、福村6(77分 比嘉5)
 MF:駒井6、田森5.5、伊藤6(83分 山瀬-→87分 横谷-)、工藤5、ドウグラス5.5
 FW:大黒5.5

【今日の私的MOM】
 福村 貴幸 : 前半絶体絶命のピンチを防いだカバーリングは1点モノ!

【現在のサンガの成績】 14勝 17分 10敗 勝ち点59 8位↑

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11/9 第40節 カターレ富山戦 (京都・西京極競技場)

2014年11月09日 18時17分16秒 | サンガ観戦レポート2014
写真:西京極の木々も色づき始め…サンガはこのまま冬ごもりに入る気なのか?

たった5分間のぬか喜び…

前節、J2最下位が決定し、来季J3へ降格となる富山との対戦。
プレーオフへのサバイバルの為には残り3試合全勝が大前提のサンガにとって
相手の順位やモチベーションがどうあれ、ただ勝つのみ。

当日は朝から雨。観客の入りはさぞ悪かろう。
だが、こういう天候の悪い日に来るサポーターほど心は熱い。
応援にも力を入れてくれるはずと信じ、西京極へ向かう。

幸いにも朝からの雨は試合開始前には小康状態となり、応援には支障なし。
大旗自体はぐっしょりだけど、体が濡れないのはこの時期有難い。
あとは試合でスッキリ勝ってくれれば云う事はない。

【サンガのスタメン】
 GK:オスンフン
 DF:石櫃、酒井、バヤリッツア、福村
 MF:駒井、田森、伊藤、工藤、ドウグラス
 FW:大黒
SUB:杉本、比嘉、内野、横谷、山瀬、石田、三平

サンガは前節イエロー累積で出場停止だった酒井と田森がスタメン復帰。
一方の富山のメンバーには元サンガの秋本は名を連ねるも、
サンガからレンタル中のミヤ(宮吉)はいない。
いつも思うが、レンタル中の選手の今が知りたい僕の様な者には
レンタル元クラブとの対戦に出場させない条項は必要ないと思うな。
そりゃ恩返しゴールはされたくはないけどね。

【試合感想】
試合のレビューは愚痴っぽくなるのは許して欲しい。
なにせここ数試合ではおなじみとなった土壇場で追いつかれてのドロー。
それもセットプレーで唯一マークすべき秋本の恩返し弾とは情けない。

試合内容は一方的にサンガだった。
サンガの総シュート数19に対し、富山わずか2。
普通に考えれば3-1、4-1で勝ってもおかしくない試合。
なのにサンガの得点は後半残り5分の山瀬のゴールのみ。

富山のGK飯田が仕事しすぎだ、とか
富山の6番内田の守備に邪魔されまくった、とかいろいろあるにはあるけれど、
1点のみ…それも後半38分まで得点出来ない決定力のなさが問題だ。
決められる時に決めないとこうなる。
今シーズン何度この言葉をレビューで書いたことだろう?

先制してからチームは落ち着きをなくし、コーナーキックから失点。
なぜ勝っているのにバタバタする必要がある?
一点を守るのか?
さらに追加点を取るのか?
時間を使うのか?
ポゼッションするのか?
相手に持たせるのか?
どんな方法でもいい。
勝ち切り方にはいろんな方法があったはず。
どの方法も採れないのはなぜなのか?

勝ち方が完全にわからなくなっている。

この日、6位大分が敗れた為、上位陣の順位に変動があり、
プレーオフ圏6位には勝ち点61で山形が入って来た。
サンガが残り2試合勝てば勝ち点62。
わずかな数字上の可能性は残るとはいえ、
間にいる大分、札幌、岡山が負けてくれないとどうしようもない…これは正直ツラい。

試合終了しても妙にサバサバした気分なのが自分でも不思議。
次節アウェイ長崎戦、もうチケットも購入済みなので
とにかく我が愛すべきダメチームの戦いっぷりを最後まで見届けて来ます。

ダメでも好きなんだから仕方ない。

【試合結果】 京都1-1富山

【観客数】 3,680人(雨天とはいえこの観客数は寂し過ぎる…でもこれが現実)

【得点者】
 京都:山瀬83
 富山:秋本88

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:オスンフン5.5
 DF:石櫃5.5、酒井6、バヤリッツア6、福村5.5(75分 山瀬6)
 MF:駒井5.5、田森5.5(63分 三平5)、伊藤5.5(86分 横谷-)、工藤6、ドウグラス5.5
 FW:大黒5

【今日の私的MOM】
 山瀬 功治 : 先制ゴールで盛り上がらせてくれた…5分間のみだが

【現在のサンガの成績】 13勝 17分 10敗 勝ち点56 10位↓

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11/1 第39節 ファジアーノ岡山戦 (岡山・Kankoスタジアム)

2014年11月01日 22時47分13秒 | サンガ観戦レポート2014
3分間の逆転劇、PO圏へ首の皮一枚つながる

残り4試合。プレーオフ圏の6位・大分との勝ち点差は5。
10位のサンガとの間には大分の他に山形、札幌、そして岡山がいる。
この内、直接対決を残すのは今日対戦する岡山のみ。
残り全部勝ったとしても、それだけではどうにもならない状況。
応援のモチベーションをどこに持っていけば良いのか悩むところである。

心定まらぬまま、朝6時に小雨降る中、京都を車で出発。あっという間に岡山到着。
車をスタジアムの駐車場に放り込んで、徒歩にて岡山城へ。
普段は入れない重要文化財の月見櫓が特別公開されていて、こりゃ超ラッキー!
岡山城 月見櫓
きっちり観て来ました。

【サンガのスタメン】
 GK:オスンフン
 DF:石櫃、内野、バヤリッツア、福村
 MF:田中、駒井、山瀬、工藤、ドウグラス
 FW:大黒
SUB:杉本、磐瀬、伊藤、石田、横谷、三平、三根

前節乱発されたイエローの影響で酒井とタモが累積出場停止。
CBにウッチー、ボランチに(田中)ヒデオが代役。
善成をまたしてもボランチに起用。
う~ん、善成はソコで使っても活きないと思うんだが…
キーパーはシーズン終了まで大地でいくと思ったが、今日はスンフン。
いろいろいじってきたが、上手くいくのだろうか?

試合開始直前、コールリーダーがサンガサポに一言。
「もうプレーオフを気にするのやめましょう!
今日の試合だけを考えましょう!」

そうだ! その通り! イイ事云った!
どうせ他力本願、他所の試合結果を気にしても仕方ない。
目の前の試合だけに集中しようぜ!

岡山はバックスタンドがスカスカなのにコレオをやるとの事。
他人事ながら無謀な試みと心配したが、スカスカの割にはどうにかコレオ読めました。
…でも何て書いてあるのか…やっぱり解らんわ(苦笑)

【試合感想】
試合の入り方はサンガの方が良かった。
攻め急ぐでもなく、自分らの距離感とリズムでボールを回して
開始8分で“なんかよ~わからんけど”ゴールが決まった!
誰のゴールか全然わからなかったのでとにかくクラブ応援歌を歌って盛り上がる!
(その後、電光掲示板の表示で決めたのがフクちゃんだと判明!)

このままノッていくのかと思いきや、
立ち上がり動きの硬かった岡山が落ち着いてくると形勢は逆転。
15分には岡山の田所にミドルシュートを打たれると、
カバーに入ったビッツに当たって角度が変わってこれが同点ゴールとなる。

アカンか…

これで岡山は押せ押せ状態。
サンガの最終ラインの裏にポンポンと入れられ、アタフタ、アタフタ。
特にウッチーがダメ。
33分にはウッチーの中途半端なクリアボールを拾われ、
逆転ゴールを許してしまう始末。

ボランチのヒデオもダメ。
ボール保持者へアタックにいくタイミングが変。
久し振りの試合でゲーム勘が戻ってないのか?
同じくボランチの善成もこの位置では動きに冴えがない。
要するに本日の新布陣はすべて機能してないって事だ。

キャプテン山瀬も存在感なく透明人間化。
どいつもこいつも全然ダメ!ダメ!ダメ~!

このまま為す所なく敗戦…昇格レースも終戦かと思われた後半44分。
交代出場した変な髪形(苦笑)の優汰が倒されて得たCK。蹴るのはビッツ。
ビッツの入れたボールは一旦クリアされるが浩平がこれを拾い再度ゴール前へ。
これを三平が落として、最後は大黒!

同点ゴール!

さらにロスタイム2分にまたしてもサンガのCK。
今度はドウグラスがヘッドでシュートするも、押し込んだのはこれまた大黒!!

か・・・勝った~っ!!!!!!!
神サマ、仏サマ、大黒サマ~!!!!


劇的な逆転勝利!
サンガサポーター席はもう大変な騒ぎ!
中には興奮して泣きだすサポも。
こういう試合があるからサポーターはやめられない。
 試合後、挨拶に来た大黒サマ
前節磐田戦では3点目が獲れなくて勝ち点2を逃したが、
今日はその3点目を決め、目の上のタンコブ岡山から勝ち点3を奪った。
この日勝った6位・大分との勝ち点差は5のままで、
状況は他力本願なのは変わりないが、兎にも角にも首の皮一枚残った。
試合内容は決して良くなかったとはいえ、勝てば今は良し。
前節磐田戦同様、雨には濡れたが、勝てば笑って帰れる。

次は2週間ぶりのホームゲームだ。
今日同様、目の前の試合に勝つ事だけを考えよう


【試合結果】 岡山2-3京都

【観客数】 7,032人

【得点者】
 岡山:田所15、押谷33
 京都:福村8、大黒89、90+2

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:オスンフン6
 DF:石櫃5.5、内野4.5、バヤリッツア5、福村6(80分 横谷5.5)
 MF:田中4(53分 伊藤5.5)、駒井5、山瀬4(56分 三平5.5)、工藤6、ドウグラス6
 FW:大黒8

【今日の私的MOM】
 大黒 将志 : ラスト3分で劇的な2ゴール!さすが大黒サマ!

【現在のサンガの成績】 13勝 16分 10敗 勝ち点55 9位↑

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10/26 第38節 ジュビロ磐田戦 (静岡・ヤマハスタジアム)

2014年10月27日 22時14分02秒 | サンガ観戦レポート2014
改修なったヤマハスタジアムに忘れて来たのは勝ち点2

前節ホームで2位・松本と引き分けたサンガ。
順位は10位、プレーオフ参加権を得る為の6位・山形との勝ち点差は4。
勝ち点差こそ変わらないが試合数は1つ減って残り5試合。
ライバルがコケてくれる事を期待するしかない状況だが、
その為には勝ち点3を獲り続けなければ可能性は広がらない。

相手の磐田は3位につけているとは言え、自動昇格圏内2位・松本とは勝ち点差8。
目標は違えど、これまたサンガ同様厳しい状況である。
磐田もサンガ同様、シーズン途中で監督の首をすげかえてきた。
ミスタージュビロ、名波監督である。
現役時代の名波はサンガにとって藤田俊哉と並んで天敵的存在だったが、
監督としての能力は未知数と云って良い。
(ウチの川勝監督も監督歴は長いが実績は…モニョモニョモニョ)
まぁ兎にも角にもお互い勝たないと先が見えない状況なので、
最後は勝利への執着心の強い方が勝つ…ハズ。
プレーオフ参加はほぼ確定的な磐田と、負ければプレーオフ参加が絶望となるサンガ。
サンガの方に危機感があるに決まっとる!!!

京都を朝7時に車2台で出発。渋滞もなくヤマハスタジアムへ着いたのが10時半。
昨年に大幅な元アウェイゴール裏の立ち見スタンドの改修が行われ、
ホーム側とアウェイ側が入れ替わったヤマハスタジアム。
何度も遠征したスタジアムだが、サイドが変わると全然別のスタジアムの様。
応援場所も元ホームゴール裏の二階席となり、印象は日本平に近くなった。
 二階席からのピッチはこんな感じ
視点が高くなった分、観戦自体はしやすくなったが、
応援旗は立ち位置が踏ん張りのきかない階段となったので振り難くなった。

【サンガのスタメン】
 GK:杉本
 DF:石櫃、酒井、バヤリッツア、福村
 MF:田森、横谷、工藤、山瀬、ドウグラス
 FW:大黒
SUB:山田、内野、駒井、石田、磐瀬、伊藤、三平

先発メンバーには久々にヨコが入り、善成はベンチスタート。
試合前、東京から応援に駆けつけてくれたHARUKIさんが
「なんで使うのか良く判んないんだよね~」と云っていたドウグラスも先発。
この起用が試合を大きく左右するのだが…それは後ほど。

【試合感想】
ピッチ練習時から降り始めた雨がキックオフの15時頃には本降りに。
スリッピーなピッチでの立ち上がりは双方とも慎重な攻防となった。

大方の予想通り、サンガの得点源・大黒には厳しいマークがつき収まらない。
守備はバキが的確な対応でしのいでくれているが、やたらイエローカードが出る。
磐田のMF小林が巧く(と云うより小ズルく)ファウルを誘う。
また主審の西村雄一がカードを出す。それもウチばっかり。

なんぼなんでもオカシイやろ?

バキ、タモ、ヨコ、酒井、途中交代の磐瀬とサンガだけにイエロー5枚。
退場者が出なかったのが奇跡だよ。
西村さん、W杯の疑惑ジャッジ以降、平衡感覚おかしくなってんじゃないの?

審判の不公平ジャッジはさておき、
パスサッカーを信条とするチーム同士の対戦だけあって
前半は中盤でのパスカットや奪い合いで双方とも決定機がない。
こういう試合が動くのは得てしてセットプレーである。

前半30分過ぎ、磐田のコーナーキック。
蹴るのはマリーシア小林
小林の蹴ったボールはゴール前の競り合いからファーへ流れたが、
そこには絶対にフリーにしてはいけないFW前田が…

またしても先制を許す…

前半0-1のままハーフタイムを迎え、微妙な空気のアウェイ2階席。
ここで前半冴えなかったヨコを下げ、善成を入れる川勝サンガ。
この交代が流れをサンガに引き寄せた。

後半開始5分。
石櫃が右サイド深くから入れたクロスにニアのドウグラスが競り合ってヘッドで決め同点!

さらにその10分後には、左サイドの山瀬が上げたボールにまたしてもドウグラス!
今度はファーで空中戦を制しこの日ヘッドで2ゴール、遂に逆転!!

勝てる!

前線で浩平がプレスをかける!
大黒も今日は守備の人!
善成がドリブルでつっかけていく!
ドウグラスもハットトリックとなる3点目を狙う!
だが、もう一点、ダメ押しが出来ない。
これが最後の最後に響いた。

ロスタイム2分。
ペナルティエリアちょい手前で磐瀬がファウル。
これで得た磐田のフリーキック。蹴るのは名手・駒野。
駒野のキックは壁のブラインドを突いて無情にもサンガゴールのネットを揺らす。

嗚呼…またしてもドロー。
選手のがんばりは解るだけに、言葉が出ない。
サッカーにおける3点目の重要性を痛感させられた。

「お忘れ物なきようお願い致します」と試合終了後のスタジアムアナウンスが流れる。
ピッチの上に残された勝ち点2は、磐田か、サンガか、どちらの忘れ物だろうか?

 戦い済んで陽が暮れて…

プレーオフ圏内6位にはこの日勝った大分が入り、勝ち点差は5に開いた。
残り試合は4。可能性は残してはいるが、より厳しくなった。
もう開き直っていくしかない。


【試合結果】 磐田2-2京都

【観客数】 8,218人

【得点者】
 磐田:前田32、駒野90+2
 京都:ドウグラス50、63


【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:杉本5.5
 DF:石櫃6、酒井5.5、バヤリッツア6、福村5
 MF:田森5.5(86分 磐瀬-)、横谷4.5(HT 駒井6)、山瀬5(89分 三平-)、工藤6.5、ドウグラス6.5
 FW:大黒5.5

【今日の私的MOM】
 工藤 浩平:前線での追い回しが結果的にドウグラスの2ゴールを生んだ

【現在のサンガの成績】 12勝 16分 10敗 勝ち点52 10位→

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