西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

11/18 プレーオフ準決勝 大分トリニータ戦 (京都・西京極競技場)

2012年11月18日 18時47分30秒 | サンガ観戦レポート2012
写真:早朝出勤でバックとゴール裏に貼られた紫のコレオグラフィ…しかし結果は

修羅場継続中。

最終節で甲府とナイスなスコアレス試合をしたおかげで最終順位3位に転落。
プレーオフでリーグ戦2戦2敗の苦手・大分と再戦する羽目となった。

西京極でのホーム開催で移動なし。
引き分け以上でプレーオフ決勝進出というアドバンテージ。
いろいろサンガにとって有利な条件はあるが、
ここ大分とはホームでも負けている訳だし、
狙って引き分け出来る様な器用なチームでもない。
要するにアドバンテージなんて無いのですよ。
間違いなく今日の試合は修羅場です。

今日は最終戦に出来なかったコレオグラフィをやることが決まっていたので
その準備の為、朝7時に家を出発、8時に西京極に集合。
北ゴール裏サポーター席とバックスタンドの各席に
1枚づつ紫色のコート紙を貼っていく。
スタンドを紫一色に染めて、選手たちに勇気を与える為に心をこめて…
約一時間で作業は完了。
あとは試合開始を待つのみである。

J昇格を賭けた試合を戦ってくれる戦士たちは以下の通り。

【サンガのスタメン】
 GK:水谷
 DF:安藤、染谷、バヤリッツア、黄大城
 MF:福村、工藤、鄭又榮、中山、中村充
 FW:駒井
SUB:児玉、酒井、内野、内藤、原、宮吉、サヌ

フクちゃんが右サイドハーフに入り、テソンが左SBに復帰。
ベンチには久し振りにサヌが入った。
いつも通り。
いつも通りの試合をしてくれれば結果はおのずと付いてくるはず…
勝利を信じて選手入場時にコレオグラフィでスタンドを紫に染めた。

【試合感想】
そう信じて応援し続けた結果はどうだったか?
このレビューを読まれている皆さんは、もう既に結果はご存じのはず。
惨敗です。
完敗です。
国立にさえ行かせてもらえませんでした。

主審・松尾の訳のわからんジャッジはあったと思う。
1失点目のきっかけとなったバキのファウルも怪しかったし、
2失点目は右サイドで大分の選手がボールを受けた時点で
オフサイドだったんじゃねーかとも思った。
3失点目のペナ内でソメがレッドを喰らったプレーもファウルかどうか怪しい。

それはそれで腹も立つが、
そもそもシーズン開幕戦で湘南に負けなければ
やらなくても済んだ試合だった。

開幕戦で負けた時、「まだ一試合。」と思ったし、
それ以降も「サンガは強いはず」と信じようとし続けてきた。

その結果がこれなのか?

強いチームが勝つのではない。
勝つチームが強いのだ。

明らかにサンガは大分より弱かった。
技術もメンタルも。
悔しいけれどそれが現実。
そんな弱い、情けないチームしか応援出来ない自分。
それでもそんなサンガが好きな自分。
どこにも行けない自分がここにいる。

試合終了後、一部サポーターが球団社長からのコメントを求めてスタンドに居残った。
僕も居残ったが、いまさら社長からどんなコメントをもらえば納得するのか?
今年のサンガの戦いは終わったのだ。
案の定、出て来た社長からは納得できる説明がある訳もなく。
虚しくなった僕は途中でスタンドを後にした。

今は何も考えられない。
来年の事はもちろん、今年のオフの事も。
ただ、このレビューを書いていて少し気持ちは落ち着いてきた。

自分にお疲れ様と言いたい。
お疲れ様。

【試合結果】 京都0-4大分

【観客数】 10,760人

【得点者】
 大分:森島17、33、61(PK)、90

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷5
 DF:安藤5.5、染谷5.5(60分 一発レッド退場)、バヤリッツア4、黄大城5.5(58分 原5)
 MF:福村5.5、工藤5.5、鄭又榮5、中山5(HT サヌ5)、中村充3.5
 FW:駒井4

【今日の私的MOM】
 サポーター:勝利を信じてコレオの準備をしてくれた皆さん、お疲れ様でした

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11/11 第42節 ヴァンフォーレ甲府戦 (京都・西京極競技場)

2012年11月11日 19時02分21秒 | サンガ観戦レポート2012
写真:試合後の選手挨拶の様子

この一週間はっきり言って仕事になりませんでした。
頭の中で最終戦の事をすぐシミュレートしてしまうのです。
脳内シミュレーションなんて何の意味もないのは分っているのですが…

そんな乾坤一擲の最終戦当日。

雨です。
朝8時半、家を出発した時点から雨が降り始め、
西京極に着いた頃には結構な降り。
考え方によっては、最初から雨の方が濡れる腹もくくれようってもんです。

雨のせいで予定していたコレオグラフィは中止。
その代わりと言っては何ですが、選手バスの出迎えを盛大にやりました。
応援旗もほぼ全員出迎えに参加。
選手にはサポーターの熱い想いは伝わったはず。
あとはその想いをスタジアムで見せてもらえれば結果はついてくる、そう信じて。

【サンガのスタメン】
 GK:水谷
 DF:安藤、染谷、バヤリッツア、福村
 MF:鄭又榮、中山、工藤、中村充、内藤
 FW:駒井
SUB:児玉、酒井、黄大城、倉貫、原、宮吉、長沢

サンガのスタメンにソメの名前が!?
前節の福岡戦で左肩を脱臼して途中交代したソメのスタメン起用にはビックリ。
前日の練習では普通に参加していたのは確かだが、まさかスタメンで来るとは…
この試合に賭けるソメの気持ちが伝わってくる。

最終戦、サンガJ1復帰に向けた最後のハードルはJ2覇者・甲府。
今季4敗で現在23試合連続無敗記録を更新中である。
J2得点王のダヴィが出場停止ではあるが、難敵である事は変わりはない。
3位以下のライバルチームがこぞって負けるなどと言う事は考えにくい。
甲府の無敗記録にストップをかけ、直接対決で2タテを喰らわせてこそ、
J1に胸を張って戻る事が出来る。
さあ、決戦だ!!

【試合感想】
試合開始から甲府は前線から猛烈にプレッシャーをかけてくる。
サンガのパスサッカー封じの常とう手段である。
格下相手ならばそのプレスをかいくぐることも容易いが
相手が甲府ではさすがにそうはいかない。
特に甲府FWのフェルナンジーニョがうっとおしい。
(フェルは以前サンガに在籍していただけに何とも複雑な気分である)
このフェルにマッチアップしていたのはバキ。
ちびっこフェルに長身のバキのミスマッチはなかなか見応えがある。

フェルのキープ力に手を焼きつつも、どうにか凌ぐ内に流れはサンガに。
サイドを起点に前線に早めのボールを配給する。
何度かチャンスをつくるが、甲府の堅い守備に阻まれシュートまでいけない。
途中アツがセットプレーの混戦の中で頭から出血、テーピングする一幕もあった。
両チームとも攻守の切り替えが早く、お互い一歩も譲らぬまま前半終了。
勝負は後半に。

その後半、サンガに決定的なチャンスが訪れる。
味方のスルーパスで甲府の押し上げたDFラインの裏にアツが抜け出し、
甲府GK荻と一対一。
アツのグラウンダーのシュートは無情にも荻に阻止されゴールならず…
ちょっと浮かすとか出来なかったのか、アツ?

試合は一進一退のまま刻々と残り時間を食いつぶしていく。
甲府にとっては引き分けでも連続無敗記録更新となるので良かろうが、
サンガにとって引き分けは負けと同じ。
何とか甲府のゴールネットを揺らしたい。
大木監督はここで攻撃的なカードを切る。
後半22分に内藤をミヤに、30分すぎに工藤を下げて原を投入。
駒井、充孝を合わせると4トップ状態に。
しかしそのミヤと原にボールが収まらない…

無情の雨が降りしきる中、試合終了のホイッスル。
試合はドロー。
両チームの出来からすればナイスゲームであり、
結果は妥当だったかもしれない。
でもそれはあくまで第三者からの評価でしかない。
我々サンガサポは勝利しか望んではいなかったのだから…

試合終了と共に応援をやめた途端、
体感温度は氷点下まで下がった様に感じた。
歯の根が合わないくらい寒い。
震えが止まらない。

他会場の結果を聞くまでもなく、
サンガがプレーオフに回らざるを得なくなったのはわかった。
試合後のシーズンファイナルセレモニーが虚しい。

あと2試合。
戦う力を選手に与える事が出来るのか?
サッカーの神様は、もう一度サンガサポーターを試したい様だ。

やったろうじゃねぇか!!

【試合結果】 京都0-0

【観客数】 12,296人(雨の中、今季最高の入場者を記録するも…)

【得点者】 なし

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷5.5
 DF:安藤6、染谷6.5、バヤリッツア7、福村6
 MF:鄭又榮5.5、中山5.5、工藤5.5(78分 原5)、中村充5、内藤5.5(67分 宮吉5)
 FW:駒井5

【今日の私的MOM】
 バヤリッツア:要所を締める守備でJ2覇者の攻撃を完封!

【サンガの2012年シーズン最終成績】
 23勝5分14敗 勝ち点74 順位3位(プレーオフで6位・大分と対戦が決定)

余談:
試合終了後、車で帰宅する途中、2回ほど強引な車の割り込みに遭った。
いずれも山梨ナンバー。
とてつもなく腹が立ったのは言うまでもない。

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11/4 第41節 アビスパ福岡戦 (福岡・レベルファイブスタジアム)

2012年11月05日 18時41分04秒 | サンガ観戦レポート2012
写真:敵地で揚げる「紫魂」巨大ゲーフラにサポが寄せ書き作業中!

泣いても笑っても残り2試合。
前節・北九州に敗れ、徳島戦で得た勝ち点3を吐き出してしまったサンガ。
自動昇格圏2位確定の為の再チャレンジ。
この福岡戦で是が非でも勝ち点3をもぎ取る必要がある。

京都を真夜中2時に車で出発、途中渋滞もなく福岡入りしたのは9時。
ここ博多の森にやってきたのは実に6年ぶり。
奇しくも同日11月4日の天皇杯4回戦、PK戦の末、福岡に敗れて以来。
レベルファイブスタジアムに改称されてから来るのは初めてだ。

何度も劇的な試合をここ博多の森で経験している。
因縁浅からぬこの場所をJ1復帰への確かな足がかりとしたい。

入場待ちの間に今日揚げる予定の縦5m×横4mの巨大ゲートフラッグ
「紫」「魂」に寄せ書きを行った。
僕が書いたのは…
「とにかく今日勝て!」
J1復帰とか、2位確定とか、考えるより「今日勝て」でしょ。

【サンガのスタメン】
 GK:水谷
 DF:安藤、染谷、バヤリッツア、福村
 MF:鄭又榮、中山、工藤、中村充、内藤
 FW:駒井
SUB:児玉、酒井、倉貫、伊藤、原、宮吉、長沢

累積出場停止となったテソンの代わりにフクちゃんが左サイドバックに回り、
空いたボランチのポジションには久々に内藤が入る布陣。
福岡との対戦は派手な点の獲り合いになりがちだが、それだけに後手に回りたくない。
どちらが先制するかが試合の分水嶺となりそうだ。

スタジアムの室内練習場でサンガの選手らがアップを開始。
京都から長駆かけつけたサポーター有志は練習中の選手らに応援歌で気合を送る。
そしてピッチ練習開始時と選手入場時には「紫魂」の巨大ゲーフラを揚げた。
この気持ちは選手にしっかり伝わったと信じたい。

【試合感想】
試合開始前から降り出した雨でピッチはかなりスリッピーだったはず。
でもサンガはいつも通りのパスサッカー。それでよし!
細かく、確実に、最終ラインからパスをつないで前線へ攻め上がる。

一方、福岡はと言うと、
意図の感じられない横パス、
精度のない縦へのロングフィード、
出し所がなく仕方なく戻すバックパスのオンパレード。
そのことごとくをサンガにカットされて攻め立てられる。
他所様の事ながら、ホーム最終戦でこの内容ではアビサポは辛いだろうナ…
しかし勝負は勝負。情けは無用。

攻めに攻め続けたサンガが前半20分過ぎに試合を動かす。
これまた福岡の苦し紛れのクリアボールを奪い返し、パスをつないで充孝へ。
充孝からのパスを前線で受けた駒井がDFラインの裏に抜け出し、
さらにGKもかわして無人のゴールにボールを流し込み、待望の先制点!

よしっ!

これでイケイケとなるかと思われた矢先、アクシデント勃発。
DFの要であるソメがセットプレーでの競り合いで今季3度目となる左肩脱臼。
酒井が急遽その代わりにピッチに入った。
この時間帯少しDFラインがバタついたが、それもすぐ落ち着いた。
バキとのコンビネーションにも問題はなさそうでホッとした。

前半は1-0のまま終了。
贅沢を云えば、これだけ一方的に押していたのだから
前半の内にもう一点くらいは欲しかったところだが…まぁそれは後半に期待しよう。

その後半。
開始直後にインターセプトから工藤の放ったシュートのこぼれ球を
ゴール前へ詰めていた充孝が、押し込むだけのごっつあんゴール!

よし、よしっ!

サンガのゴールはいずれも攻守の切り替えの速さから生まれたものと言える。
味方がボールを奪った瞬間に相手ゴール前に詰める人数はハンパなかった。
アビサポには大変申し訳ないが、この時点で今日の勝利は確信した。
あとは勝ち切り方の問題。

後半25分あたりからセカンドボールが拾えなくなり、
福岡にやや押し込まれるシーンも見られたが、
最後のところでDFは落ち着いて対処出来ていたし、
バイタルあたりのケアはウヨン、内藤、博貴がしっかりしてくれていた。
良い意味で余裕のある試合展開だった。

応援の方も良い意味で余裕があった様に思う。
アディショナルタイムに入っておなじみの“京都まつり”をやれたのがその証拠。
勝てるという確証がないと歌えない応援歌だからね、コレは。

試合終了後、昇格争いのライバルチームはいずれも勝利した事を知る。
サンガのJ1復帰は最終戦の結果如何で決定されるわかりやすい状況となった。
他所がどうあれ、自力で昇格を決められるのはサンガだけなのだ。

最終戦の相手は今季J2優勝の甲府。
サンガが今季14敗もしておきながら、
今、この順位にいられるのはラッキーとしか言い様がない。
それもひとえに他所のチームがモタついてくれたからに他ならない。
でなければ、プレーオフ圏内にさえ残れているか怪しいくらいだ。
そんな体たらくのサンガが胸を張ってJ1に戻れる為に神様はチャンスをくれた。
ここまで年間4敗しかしていない立派な覇者・甲府の無敗記録を停め、
そして対戦成績でも唯一甲府に2勝することで
汚名返上、名誉挽回するというチャンスを、だ。

さぁ、あとひとつ。
勝って笑おう

【試合結果】 福岡0-2京都

【観客数】 9,376人

【得点者】
 京都:駒井23、中村充46

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷5.5
 DF:安藤5.5、染谷5.5(32分 酒井5.5)、バヤリッツア6、福村5.5
 MF:鄭又榮6、中山5.5、工藤6、中村充6、内藤5.5(82分 宮吉-)
 FW:駒井6

【今日の私的MOM】
 工藤 浩平:得点した2人よりも前線でタメを作ってくれたくど~チャンに一票!

【サンガの現在の成績】
 23勝4分14敗 勝ち点73 順位2位(自力昇格確定まであと勝ち点3)

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10/25 第36節 徳島ヴォルティス戦 (徳島・鳴門大塚スポーツパーク ポカリスウェットスタジアム)

2012年10月26日 20時11分17秒 | サンガ観戦レポート2012
現在サンガは消化試合が一つ少ない状況で自動昇格圏の2位。
首位・甲府は前節で勝ち点を81まで積み上げJ2優勝を確定させた為、
残りの昇格枠は2、プレーオフになると何が起こるかわからんので
何としても2位で自動昇格フィニッシュしたいところ。
この徳島戦を含め残り4試合のうちで勝ち点9を積み上げれば自力で2位が確定する。
アウェイで徳島、北九州、福岡、そして最後はホームで甲府。
優勝したからといって甲府が最後手を抜いて勝たせてくれる訳もないので、
アウェイ3連戦で昇格を決めて、ホームに凱旋したいところである。

その重要なアウェイ3連戦の緒戦が今日の試合、
台風で延期されていた徳島での代替試合である。
GW出勤した分の代休消化を兼ねて、平日ナイターながら遠征決定。
今回は台風、来てません(^^)/

25日の午前11時、団長らと合流。
今回一緒に遠征するのは4名。この大事な時期の遠征としてはちと寂しい。
日曜開催だった試合の代替試合で平日ナイターだから仕方ない。
来たかったけど来れなかった奴らの分まで応援しないといけないな。

中国道が集中工事中でやや渋滞したものの、午後1時半には鳴門入り。
まずスタジアムに行ってみると、敷設の駐車場に車はまったくなく、
並んでいるサポーターもお一人様のみ(苦笑)
入場列の場所取りだけして、徳島ラーメン「いのたに」で腹ごしらえ。
「いのたに」は今回で3回目で、今回は肉入りラーメン大(卵入り)を注文。

「いのたに」のラーメンは見た目は濃ゆそうだが、じつはあっさり。
欲を言えば「大」なんだからもうちょっと量がほしいな…けど、まあ満足。
腹がくちくなったので、スタジアムの駐車場に戻って車中でしばし仮眠…ZZZ

午後5時、スタジアム開場。
ここポカリスウェットスタジアムはトイレがスタジアムの外にしかないので
トイレに行くのにいちいち途中入出場のチェックが必要。
ブラックライトで浮かび上がるスタンプを手の甲に押してもらう。
でも、トイレで用を足した後、手を洗ったらスタンプ落ちちゃうんじゃね?
(余計な心配ですね)

それにしても徳島サポが少ない。
平日開催で仕事終わってから来るサポが大半だとしても、だ。
徳島は昨年は昇格争いに加わっていたが、今年は早々と昇格レースから脱落。
現在15位でJ1昇格の可能性もない代わりに、JFL降格もない。
徳島にとっては今日の試合は消化試合だからな~。
こりゃ、いよいよアウェイであろうが応援でも負けられんっ!

【サンガのスタメン】
 GK:水谷
 DF:安藤、染谷、バヤリッツア、黄大城
 MF:鄭又榮、福村、工藤、中村充、中山
 FW:駒井
SUB:児玉、酒井、内藤、伊藤、原、宮吉、長沢

サンガのスタメン、ベンチ共に前節・岐阜戦とまったく同じ。
岐阜戦で2ゴール決めた駒井クン、今日もやってくれるのか?

【試合感想】
サンガは早い時間に先制を許すと後手後手に回り苦戦する。
対戦相手はまず試合への入りでプレスをかけてサンガのリズムでやらせない…
というのがこのところの常套手段で、今日の徳島もソレに倣っていた。
中盤、前線から厳しいプレスをかけてきてサンガはイイ形が作れない。
一方、徳島は3トップの優位性を活かしてどんどん前線にクロスを放り込んでくる。
何度かヒヤッとするシーンもあったが、ミズのファインセーブで凌ぐ。

スコアが動いたのは前半11分。
サンガ(この試合初めてかな?)CKのオプションプレーから。
キッカーのウヨンがアツにパス、
アツから戻ってきたところを再びウヨンがクロス気味にシュート。
それが直接徳島のゴールネットを揺らしあっさりと先制。
29分にはアツがペナルティエリア内で倒されて得たPKを自らが決めて追加点。
試合内容が悪くても、こうやってセットプレーで着々と加点して
結果につなげてしまうのが強いチーム。
内容は全然良くなかったが、スコアは前半を終えて2-0。
強いチームっぽい“香り”がこの日のサンガから漂っていた。

強いチームのもうひとつの特徴は、
相手が一瞬でも隙を見せたら、一気に畳み掛けるところだと思う。
それを具現化してくれたのが後半18分のアツのゴールだった。
サンガの持ち味であるショートパスで中盤をつないで
駒井にボールを預け、相手DF3人に囲まれた状態で
駒井からのパスを受けたアツが相手DF3人を引きずる様にして
ドリブル突破し圧巻のゴール!!
これぞ、俺たちが観たかったゴール!!…で3-0。
試合の勝ちはこれでほぼ決まった。

俺たちのサンガ、ついに強くなってくれたのか!?
と思ったが、そう断じるのは時期尚早だった。

アツのゴールの数分後、ゆる~いサンガの守備の隙を突かれカウンターから失点。
仕切り直しとなるセットプレーでサンガではもちろんJでも初となる
バキヘッドで4点目ゲット、再度突き放したのに、最後の最後にまた失点。
3-0までは完璧だった試合が終わってみれば
どうにもこうにもシマラナイ試合に…

この時期、結果を優先するしかないので
勝ち点3を得た事はこの上もなく大きな収穫ではある。
なかなか決められなかったセットプレーから2点獲れたのも大きい。

しかし

しかしだ。

試合後の後味は良くなかった。
3-0あるいは4-1で終えないといけない試合だった。
それがそうならないところに今のサンガの甘さがある。
その甘さが今年のリーグ戦で苦戦してきた原因なのだ。

勝ちきる強さ。
ここぞというシーンでの集中力。
ピッチ上でみんなの気持ちを引き締め鼓舞するリーダーシップ。
すべてがまだまだ不足している。

試合後、試合内容に不満を表すサポもいた。
気持ちはよく解かる。
というより僕自身も不満だらけで文句を言いたい。
でも、それは選手も十分に解かっているはずだ。
引き上げてきた選手の表情は決して笑顔ではなかった。
勝利を祝う円陣を組んでも、それはあくまで“儀式”。
勝ちは勝ち。まずは素直に喜ぼう。
それは勝者の権利でもあり、敗者に対する礼儀だと思う。

未消化試合のアドバンテージは勝ち点3に昇華した。
J1昇格へ大きく前進したことは確かである。
だが、今日感じた“甘さ”を克服しなければ、
来季どのカテゴリーであろうと、また苦しまないといけない。
収穫と課題、共に手にした試合だった。

中2日でアウェイ北九州戦。
正念場はまだ続く。


【試合結果】 徳島2-4京都

【観客数】 2,372人(天皇杯かっ!?少な過ぎるやろ、徳島!)

【得点者】
 徳島:ドウグラス68、橋内84
 京都:鄭又榮11、中村充29(PK)、63、バヤリッツア73

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷6.5
 DF:安藤6.5、染谷5.5、バヤリッツア6、黄大城5.5
 MF:鄭又榮6、福村5.5、工藤6(88分 内藤-)、中村充6.5(89分 宮吉-)、中山5.5
 FW:駒井6(90+2分 長沢-)

【今日の私的MOM】
 安藤 淳:アツの2ゴールも賞賛に価するが、僕の中での殊勲はアンちゃん。
      右サイドでかなりチャンスメイクし貢献。

【サンガの現在の成績】
 22勝4分13敗 勝ち点70 順位2位(自力での昇格確定まであと勝ち点6)


余談:
この日の試合、スカパーで中継があったのですが、
僕が別のサンガサポと揉めてるところを一部始終カメラに抜かれてたらしい。
試合後、いろんな人からメールもらいました。すんません。
現地で解決してわだかまりも何もありませんのでご心配なく(苦笑)


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10/14 第38節 カターレ富山戦 (京都・西京極競技場)

2012年10月14日 20時49分32秒 | サンガ観戦レポート2012
写真:試合前、パーサも僕も勝ち気マンマンだったのですが…

3試合マッチアップして3引き分け。
サンガが決着をつけられていない相手、富山。
今日こそケリをつける。
負けはもちろん、個人的には引き分けでも許せない試合。
相手はJFL降格するかも…という20位にいるのだし、
そんな相手を圧倒して勝てなくてどうする!
それくらいの気迫で臨んでもらいたい。

富山にはサンガに縁のある選手が多い。
監督の安間さんはサンガの大木さんの元同僚だし、
富山のエースは元サンガの黒部。
GKはレンタル中のサンガの支配下選手のジャンボ守田。
ベンチメンバーには加藤弘堅もいる。
彼らに強くなったサンガを見せつける事が出来るか?

【サンガのスタメン】
 GK:水谷
 DF:安藤、酒井、染谷、黄大城
 MF:鄭又榮、中山、工藤、中村充、駒井
 FW:宮吉
SUB:児玉、内野、倉貫、内藤、伊藤、原、長沢

天皇杯磐田戦でレッドを喰らったバキが欠場。
代わってセンターバックに入ったのは酒井。
…ん?フクちゃんがおらんやん。なんで?
怪我?体調不良?
ちょっとモヤモヤした状態で試合開始。

【試合感想】
試合の入りは危な気なかった。
富山のプレスが緩かったこともあってサンガが押し込む展開。
富山はサンガゴールへ迫る様なシーンは皆無で、
黒部にはほとんどボールが収まらない。
前半サンガのシュート7に対し、富山のシュートはわずかに2。
中盤のセカンドボールはほとんどサンガがキープ。
ゴールこそなかったが、いつでもサンガにゴールが生まれそうな気配だった。
ゆえにこの時点でサンガが負けるなんて考えもしなかった…
それはピッチ上のサンガイレブンも感じていたかもしれない。

いつでも勝てる

そう思っていたのではないだろうか?
しかし、前半をスコアレスのまま終えた頃には、イヤな予感がした。
この“勝てそうで勝てない”モヤモヤした感じはいつもの富山戦だ。
後半からスイッチを切り替えなければ…ヤバい事になりはしないか?

その予感は現実となった。
後半になるとさらに富山はベタ引きとなり、自陣に引きこもる。
ゴール前は富山の選手が埋め尽くし、パスを回すスペースがない。
シュートを打ってもジャンボの正面か、遥かクロスバーの上。
時間だけがどんどん消費されていく。

先発ワントップだったミヤの今日の出来はイマイチ。
ミヤは先発で使うと活躍出来ない。
後半15分あたりで調子の上がらないミヤを下げて、内藤を入れる。
前線には駒井や充孝を上げた模様。
これでやや前線に人数がかけられるようになり、チャンスも増えたが、
それでもゴールネットを揺らせない。

また引き分け?

時間がないよ!
攻撃のシフトアップしろよ!
前線に早くボールを送れよ!
シュート打てよ!
また引き分けなんて許さへんで!!

時間はもうロスタイムになろうかという後半40分すぎ。
富山のフリーキックからまさかの失点。
引き分けどころか、負け。

負け?

信じられへん。
富山には失礼かもしれないが、負ける様な相手じゃなかった。
その相手に負け。

試合終了のホイッスルと共に、強烈な脱力感と怒りが襲ってきた。
いつでも勝てるというのは、自信ではなく、ただの慢心だった。
勝てると思っていた、自分の甘さに腹が立つ!
あんまり腹が立ったので、選手の挨拶を待たずに自分の応援旗を片付け、
いつもなら片付けを手伝うビッグフラッグもほったらかして帰宅。
正直、まだ腹が立ってます。
この怒り、次節サンガが勝たないと治まりそうもないです。


【試合結果】 京都0-1富山

【観客数】 9,046人 (結構な観客だったのに…これじゃリピーター増えんわ)

【得点者】
 富山:西川86

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷5.5
 DF:安藤5.5、酒井5.5、染谷5、黄大城5
 MF:鄭又榮5(87分 原5)、中山5、工藤5.5、中村充5、駒井5
 FW:宮吉4(61分 内藤5.5)

【今日の私的MOM】
 内藤洋平:交代で入って中盤でリズムを掴むも結果にはつながらず…無念

【サンガの現在の成績】
 20勝4分13敗 勝ち点64 暫定順位4位(昇格圏2位・湘南との勝ち点差1)

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