西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

はたらく細胞  監督/武内英樹

2024年12月16日 14時22分11秒 | 西京極シネマ
【主演】
 永野 芽郁
 佐藤 健
 阿部 サダヲ
 芦田 愛菜

【ストーリー】
人間の体内には37兆個もの細胞が存在し、酸素を運ぶ赤血球や細菌と戦う白血球など無数の細胞たちが、人間の健康を守るため日夜はたらいている。高校生の漆崎日胡は、父の茂と2人暮らし。健康的な生活習慣を送る日胡の体内の細胞たちはいつも楽しくはたらいているが、不規則・不摂生な茂の体内では、ブラックな労働環境に疲れ果てた細胞たちが不満を訴えている。そんな中、彼らの体内への侵入を狙う病原体が動き始め、細胞たちの戦いが幕を開ける。

【西京極の評価】
体内機能を擬人化した同名コミックの見事なる実写化。キャラクターの再現性も完璧だが、体内で起こるドタバタ劇と体外で起こる父娘のドラマのバランスが素晴らしく、最初から最後まで一瞬たりともスクリーンから目を離せませんでした。適材適所に配された俳優陣の演技も巧みで、途中何度も涙腺が緩み体内のナトリウムと水分を体外排出しそうになりましたwwまさか武内英樹の演出にここまで泣かされるとは…(褒めてますw)

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆☆
 演出/演技 ☆☆☆☆☆
 映像    ☆☆☆☆★
 音楽/音響 ☆☆☆☆★

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ドリーム・シナリオ  監督/クリストファー・ボルグリ

2024年12月12日 23時08分53秒 | 西京極シネマ
【主演】
 ニコラス・ケイジ
 ジュリアンヌ・ニコルソン
 マイケル・セラ

【ストーリー】
大学教授のポール・マシューズは、ごく普通の生活を送っていた。ある日、何百万人もの夢の中にポールが一斉に現れたことから、彼は一躍有名人となる。メディアからも注目を集め、夢だった本の出版まで持ちかけられて有頂天のポールだったが、ある日を境に夢の中のポールがさまざまな悪事を働くようになり、現実世界のポールまで大炎上してしまう。

【西京極の評価】
底意地の悪い映画を撮らせたら右に出る者なしのアリ・アスターが製作に回った本作。同時多発的に他人の夢に自分が現れて、その責任を現実の自分に求められるという不条理物語。このところ冴えない男ばかり演じているイメージのニコラス・ケイジだが、本作はその中でも1、2を争う冴えない中年男を演じています。可哀そう過ぎて笑えてしまう。コレ誉め言葉ネw

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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ロボット・ドリームズ  監督/パブロ・ベルヘル

2024年12月02日 19時02分46秒 | 西京極シネマ
【ストーリー】
ニューヨーク、マンハッタン。深い孤独を抱えるドッグは自分の友人にするためにロボットを作り、友情を深めていく。夏になるとドッグとロボットは海水浴へ出かけるが、ロボットが錆びついて動けなくなってしまう。どうにかロボットを修理しようとするドッグだったが、海水浴場はロボットを置いたままシーズンオフで閉鎖され、2人は離ればなれになってしまう。

【西京極の評価】
今年のアカデミー賞の長編アニメ部門にノミネートされ評判も高かった本作、やっと観てきました。アニメーションとしては丁寧に描かれたセルアニメで、特にCGや特殊効果は使われていません。ただ色使いが南欧の監督らしくビビットで美しい。お話もよくあるお涙頂戴っぽい展開にはならず、大人が観てもどうなるのかハラハラし、最後はちょっと切ないけど心地良い気持ちになれます。音楽の使い方も巧くて、EW&Fの『セプテンバー』が要所で効果的に使われていてソコも嬉しくて劇場の座席で思わずリズムをとっている自分に気づきましたw

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆☆
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆☆☆

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アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師 監督/上田慎一郎

2024年11月28日 23時54分06秒 | 西京極シネマ
【主演】
 内野 聖陽
 岡田 将生
 川栄 李奈
 森川 葵
 小澤 征悦

【ストーリー】
税務署に勤める真面目な公務員・熊沢二郎は、天才詐欺師・氷室マコトの巧妙な詐欺に引っかかり大金を騙し取られてしまう。刑事である親友の助けで氷室を探し出す熊沢だったが、氷室は熊沢に対し、ある提案をする。それは熊沢が追っている権力者を詐欺にはめ、その権力者が脱税した10億円を徴収するから、そのかわりに自分を見逃してほしいというものだった。

【西京極の評価】
カメラを止めるな!』の上田監督の最新作。『カメ止め』のメソッドが本作でも遺憾なく発揮されていて見事な伏線回収に観終わった後「そうキタか~っ!」と思わせてくれる。主演の内野サンのうだつの上がらないいかにも公務員っぽさも巧いし、岡田将生の詐欺師らしい胡散臭さも巧い。他の共演者もみんな巧い!『カメ止め』よりお金かかってるのは確かだけど無駄遣いはしてないのも判る。なんせロケ地が中野区内だけだものw

あとタイトルにもちゃんと伏線が引かれてるのでそこんとこお楽しみに!

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆☆
 演出/演技 ☆☆☆☆☆
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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室井慎次 生き続ける者  監督/本広克行

2024年11月26日 21時59分49秒 | 西京極シネマ
【主演】
 柳葉 敏郎
 福本 莉子
 齋藤 潤
 松下 洸平
 矢本 悠馬

【ストーリー】
故郷の秋田でタカとリクという2人の少年と暮らしていた室井慎次。さらにかつて湾岸署を占拠した猟奇殺人犯・日向真奈美の娘・杏が現れたことから、穏やかな日常は徐々に変化していく。かつての同僚であり今は秋田県警本部長になっていた新城に頼まれ、警視庁捜査一課の若手刑事・桜とともに捜査に協力することになった室井。そんな彼のもとに、服役を経て出所してきたリクの父親が訪ねてくる。

【西京極の評価】
『室井慎次』の完結編。前篇『敗れざる者』の冒頭で起きる死体遺棄事件は実は大した進展もなくお話の中核にもなっていません。ほとんどは室井の子育て奮闘記であり、その意味では『踊る大捜査線』とは言い難い内容であるとも言えます。敢えて『踊る大捜査線』じゃないヒューマンドラマとして観ればそれなりに泣けるし楽しめます。(矢本悠馬クンが出て来るシーンだけは『踊る~』っぽかったw)ラストには青島もチョットだけ出て来るし…(コレは事前に公開された情報なんでネタバレじゃないよね?)

コレ…織田裕二主演で『踊る大捜査線』リブートするための通過儀礼なんだろうなぁ、おそらく。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆★★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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