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11月23日(日)予約状況です
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当店は検査に約1時間程かかるため
日、祝は予約制にしております。
眼という器官は非常に優れた機能を持っています。
いくら一眼レフカメラの性能が良くなったとしても、眼の機能に追いつくことは出来ません。
それだけに眼の構造は複雑で、無理な使い方をすると壊れることになります。
壊れると皆さんは眼科に行き、治療を受けることになります。
治療を受けても、眼の優れた機能が100%回復する訳ではありません。
医療とは人間の壊れた箇所を使えるように修理する事。
本来の機能を完全に修復する事は不可能なのです。
前にも述べましたが壊れない仕組みを考える事こそ最重要なのです。
「身体(眼)を壊れないようにする取り組みが重要ではないでしょうか?」
こんなアンケートを取れば、殆どの方が重要だと答えるでしょう。
しかし現実は違います。
かつてハンバーガーでお馴染みのマクドナルド社がアンケートを実施しました。
「マクドナルドでサラダを取り扱ったらあなたは注文しますか?」という内容です。
栄養バランスが良くないイメージを払拭する為に、サラダを導入しようと考えたのです。
支持率は約9割、アンケートでは殆どの方が注文するという結果でした。
マクドナルド社はハンバーガーセットにサラダが選択できるようにメニューを変更。
しかし、注文するお客様の殆どはサラダを選択しなかったのです。
知識では理解していても、人間はいとも簡単に誘惑に負けてしまいます。
サラダは体に良いという知識はあっても、殆どの方が揚げたてのポテトを選択するのです。
上記アンケートと身体(眼)も同じ。
身体(眼)にストレスが掛からない仕組みこそ重要なのですが、現実は違います。
医療が進化する度に、医療に甘える体質が出来上がるでしょう。
病人が増えれば増える程、喜ぶ業界もあるのです。
「良い医師とは、二度と病院に掛からなくてもよい治療と知識を患者に与える」
その逆はどうでしょうか・・・皆さんのご想像にお任せします。
話が反れましたが、現代社会は人間の眼にストレスが掛かり易い社会構造です。
遠方を見ている時と近方を見ている時では、眼圧(緊張)も違います。
人間の目は本来、遠くが見えるように設計されています。
目は近くを見るようには設計されていませんし、近見時には眼圧も上昇しています。
近くの物を見ようとすると眼筋(内/外)が働き、ピントを近くに合わせます。
長時間近くの物を見続けるということは、常時筋肉に負荷を掛け続け見ているのです。
この眼筋による眼球の締め付けにより眼圧が上昇します。
正常眼圧緑内障という病気があります。
この病気は緑内障の一種で、正常な眼圧にも関わらず緑内障を引き起こします。
医学的見解では、緑内障の要因は高い眼圧が原因だといわれています。
であるとすれば、正常な眼圧で緑内障になる正常眼圧緑内障はつじつまが合いません。
このタイプの緑内障の方は、デスクワークの時間か比較的長いのではないでしょうか?
遠見時の眼圧が正常でも、近見時の眼圧は違います。
まして眼圧は遠見時でも緊張状態あれば若干上昇する傾向があるといわれます。
眼圧は血圧と同じ仕組みなのかもしれません。
近くを集中して見る事、それは眼にとって緊張であり大きなストレス。
短波長カットレンズや目薬など、これら片手間の対処法では解決しない問題です。
近見時の緊張やストレスを根本的に解決する。
この事は眼にとって非常に重要ではないのでしょうか。
「トラベクレクトミーで眼圧を根本から下げればいいじゃないか!」
というのは反則技です。
昨今の人気の山登りとマラソン。
ストレスからの開放という観点で、何となく頷けるような気が私はします。
高齢者の窓口負担が増加します。
現制度の一割負担から二割負担、段階的に三割負担へ。
社会保障費増大による抑制を意図としたこの制度。
現在、日本の年間医療費は約36兆円。
今後10年以内には60兆円を超す試算が出ています。
さらに2025年には141兆円(厚生労働省)の試算。
日本のGDP(国内総生産)や税収と比較してみましょう。
日本のGDP 5.87兆USドル = 約472兆円
日本国内における総税収 法人税 + 所得税 + 消費税 + その他税 = 約41兆円
日本国の総支出 約90.5兆円(49.5兆円の国債発行 + 税収41兆円)
※データは2011年度
現在でも税収の殆どは医療費に使われている計算です。
医療費は何処まで増大するのか、不安が頭を過ります。
それと同時に医療に頼りすぎる国民性。
身体も気がついてみれば、使い捨ての考えが浸透してきています。
眼も同じ、近視の原因ですら誰も真面目に考えていません。
近視になったらレーシック、コンタクト、オルソケラトロジー、眼鏡。
消費(対処)することばかりで「予防」の考えはゼロ。
本来、政略や算術などの小手先でなく、医療医薬に依存しない仕組みこそ大切。
一割か二割かなど、算術でやりくりできる話ではないレベルにきています。
病人が減っては困る業界と一緒に、予防する仕組みは無視され続けています。
下のグラフをご覧下さい、このグラフは民間コンサルティング会社によるものです。
現行の医療制度を元に計算した今後の総医療費推移予測。
このグラフを見ると総医療費は2030年に頭打ち。
その後、人口減少に比例して総医療費も減少に転じます。
厚労省試算の141兆円はどこから来た数字なのでしょう。
昨今流行のインフレターゲットならぬ、総医療費ターゲットなのでしょうか?
藤巻 健史 氏の言葉 BSジャパンにて
「この国はこのまま行けば必ず潰れる、一度リセットした方が若者は救われる」
東京にて眼鏡の国際総合展(IOFT2012)が行われ参加しました。
毎年少しづつ規模が縮小しています、残念なことです。
フレームは取り扱いのあるメーカーを主体に発注。
その後、展示会でも意外とスポットが当てられていない検査機器を見て回りました。
気になった物を幾つかご紹介します。
(株)興和の下で韓国の検査機器メーカー「Huvitz」の国内販売が本格化にはじまります。
値段は今までの国産メーカーに比べ安く、性能も同程度。
ここの液晶視力検査表はなかなかの物。
ポラテスト・赤緑分離テスト・動体視力・瞬間視測定など様々な機能が付いています。
私も実際に体験しましたが、これは日本メーカーよりも一歩先に進化しています。
日本製の検査機器と組み合わせる事も可能だというので、これは良いですね。
次に紹介するのは東北ライト製作所より発売されたアコモレフシリーズ。
梶田眼科の梶田先生が開発に関わっているようです。
私も以前勉強会でお会いしたことがある先生です。
通常のレフケラ測定とは別に内眼筋(毛様体筋)の緊張具合(調節)を測定出来る装置です。
VDT症候群や調節パニック症など、用途はかなり広い範囲で使用できます。
眼科への導入がメインだそうで、眼鏡店では殆ど興味を示してもらえないそうです。
こういった装置が眼鏡店に広まり出すと良いのですが・・・悩ましい所です。
検査機器ばかりの話になりましたが、新作の眼鏡フレームも沢山仕入れています。
新作が入荷次第、順次お伝え致します。