SPECTACLE DIARY

かわいいお客様や今日あった症例などを紹介しています

円錐角膜のお客様

2017年04月06日 09時42分53秒 | 医療用眼鏡
円錐角膜のお客さんが眼鏡調製に来店されました

年齢は16才の男性
ハードコンタクト(円錐角膜用)をしていて
今回眼鏡は初めて調製します。

オートレフで測ると
右眼は測定できるのですが
左眼はエラーが出てほとんど取れません。



左眼の画像です。

通常白い円がきれいな〇(丸)になるのですが
円錐角膜や角膜疾患がある方はいびつな円になります。

この画像からも左眼は乱視も強そうだし
眼鏡で視力は出にくいだろうと予測できます。

検査すると度数は以下のような感じでした
RV=(1.0×S+0.50D C-2.00D AX40°)
LV=(0.7×S-2.25D C-3.25D AX115°)

左眼はコンタクトでの視力は(1.2)ありますが
眼鏡では(0.7)が限界でした。

度数の差は円錐角膜の進行具合による
眼軸長の変化からきたものです。

上記の度数ではテスト装用時、違和感を感じるということで
左の近視の度数を緩めて調製しました。


黄斑変性の方におすすめです

2017年04月03日 08時40分36秒 | 医療用眼鏡
物が歪んで見えたり、黒くなって見えなくなったりする眼病
黄斑変性

先日来店されたお客さんはまだ初期の段階ではあるのですが
自覚として歪みの症状が出ています。

そのお客さんに今回東海光学ルティーナを勧めました。



ルティーナは黄斑変性の様々なな原因の一つ
エネルギーの強い短波長(400nm~420nm)の光を
黄斑部まで届きにくくしようというレンズです。



眼の奥に視力と関係する黄斑部があり
そこにはルテインという色素が存在しています。

ルテインは強い光を与えると酸化ダメージを与え
減ってしまいます。

ルテインは体内で産生できないので
ルティーナで眼を守りましょうというレンズなのです。




今回このお客さんは
これ以上進行しないよう
予防の意味も兼ねてルティーナにしていただきました。

からだ想いのケアレンズ「ルティーナ」私も使っていますが
おすすめですよ。







外転神経麻痺の眼鏡

2017年03月28日 08時05分58秒 | 医療用眼鏡
今日は処方箋で調製した眼鏡を紹介します。

度数
R=S-0.25D
L=S-1.50D C-0.50D AX140 8.0△Base OUT

外転神経麻痺の眼鏡です。
外転神経というのは
12ある脳神経の6番目の神経で
脳腫瘍や外傷などが原因で起こります。

麻痺が起こると
外転障害がみられ眼位は内斜視になり
複視を訴えます。

ですから
麻痺眼に
プリズム(この場合は基底外方)を入れた眼鏡を
調製するのです。

今回は左にプリズムを8.0入れるので
重さ、厚みが出ることを想定し
フレームを選んでいただきました。















上下プリズム

2012年11月30日 12時30分37秒 | 医療用眼鏡

さてさて、年末も間近となりました。

勢いで乗り切っていきましょう。

本日は上下プリズム眼鏡の製作依頼です。

眼科処方箋、レンズのみ入れ替え。

強度ですが作り慣れていますのでサクサクと加工。

ナイロールフレームですが、問題なく綺麗に収まっています。

Dscn0550

眼科処方箋度数

R(右)S+0.50 7△Base up

L(左)S+0.50 7△Base down

PD 62.0mm