平素は弊社各店をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
<ゴールデンウィーク休業日のお知らせ>
近大病院店、中之島本店 H22年4月29日・5月2日~5月5日まで休業となります。
阪大病院前店は通常通り営業しております。
お客様にはご不便をおかけしますが、ご了承下さいますようお願い致します。
平素は弊社各店をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
<ゴールデンウィーク休業日のお知らせ>
近大病院店、中之島本店 H22年4月29日・5月2日~5月5日まで休業となります。
阪大病院前店は通常通り営業しております。
お客様にはご不便をおかけしますが、ご了承下さいますようお願い致します。
まず硝子体と網膜についてご説明します。
硝子体は目の中心部分にあり、ゼリー状の物体です。
眼球の形を保つ役割を果たしています。
硝子体は年齢と共に液化していきます。
網膜は光を感じる細胞(桿体細胞)と色や形を感じる(錐体細胞)があります。
カメラのフィルム部分に当たり、とても大事な部分です。
網膜色素変性症は桿体細胞が変性してしまい視力低下をもたらす難病です。
硝子体手術とは?
眼球の中心にある硝子体というゼリー状の組織を除去する硝子体切除術を基本とする手術です。
その他、眼内からレーザーで網膜を凝固する眼内光凝固術、剥がれた網膜を復位したり、出血を抑えたりするために眼内の水を気体などに交換する硝子体置換術などの手技を組み合わせて行います。
眼に1ミリの小さな穴を3箇所あけ、1箇所に注入針を固定して還流液を入れ、残った2箇所から眼内を照らす眼内照明と硝子体カッターを挿入します。
その後、角膜上にのせた特殊なコンタクトレンズを通して、眼内照明の光を頼りに手術を進めます。
硝子体カッターで硝子体を含め出血や増殖膜を細かく切りながら、硝子体を吸引切除していきます。
網膜剥離手術とは?
網膜裂孔・円孔だけであれば、レーザーによる網膜光凝固術あるいは網膜冷凍凝固術で網膜剥離への進行が抑えられることもあります。
すでに網膜剥離が発生してしまった場合、多くは手術が必要となります。
網膜剥離は治療せずに放置した場合、失明する可能性の高い病気です。
手術は大きく分けて2つの方法があります。
①目の外から網膜裂孔に相当する部分にあて物をあてて、さらに孔の周りに熱凝固や冷凍凝固を行って剥離した網膜を剥がれにくくし、必要があれば網膜の下に溜まった水を抜くというやり方です。
必要に応じて、あて物を眼球に一部あてるだけでなく、眼球を輪状に(リング)縛ることもあります。
剥がれた網膜を目の中から押さえつけるために、眼内に空気や特殊なガスやシリコーンオイルを注入することがあり、この場合は手術後にうつぶせなどの体位制限を伴う安静が必要です。
②目の中に細い手術器具を入れ、目の中から網膜剥離を治療する硝子体手術という方法です。
この方法では、剥がれた網膜を押さえるために、ほぼ全例で目の中に空気や特殊なガスあるいはシリコーンオイルを入れます。
この方法においても手術後にうつぶせなどの体位制限が必要となります。
硝子体剥離術後(ガス挿入)のお客様。
本来はIOL(眼内レンズ)を硝子体手術と同時に行いますが、このお客様は無水晶体眼です。
完全矯正値
R(右)S+9.00 C-5.50 AX170
L(左)S+11.75
眼鏡処方箋値
R(右)S+7.50 C+3.00 AX75
L(左)S+11.75
眼鏡処方箋値×SCL (ソフトコンタクトレンズ装用時の眼鏡処方)
R(右)S+1.50 C-5.50 AX170
L(左)Plane(±0.00)
矯正視力は良好で両眼共に(1.5)です。
但し、無水晶体眼なので調節機能はありません。
硝子体剥離とは?
硝子体とは目の中にあるゼリー状の物体です。
硝子体は通常網膜と癒着しています。
硝子体剥離とは網膜と硝子体が虚脱する事により、硝子体が網膜から外れていく事を意味します。
硝子体が網膜から外れる際、網膜が硝子体に牽引され網膜裂孔が出来ます。
この網膜裂孔(網膜に出来た穴)から硝子体が網膜下に潜り込み網膜剥離に至ります。
症状 飛蚊症、光視症、視力低下、視野欠損
治療方法 光凝固術、網膜復位術、硝子体手術
次回は網膜、硝子体剥離の治療方法についてお話しします。
眼鏡レンズの種類は多種多様。
数多くある眼鏡レンズの中でも今回は「機能レンズ」についてご紹介します。
機能レンズの代表格は【偏光レンズ】【遮光レンズ】【調光レンズ】の三種類です。
【偏光レンズ】
レンズの間に特殊なフィルムが挟んであり、そのフィルムを構成する目に見えない横一列に並んだ透明・不透明は分子の層がギラツキをカットしてくれます。
ブラインドカーテンがレンズに内蔵されているようなもので、偏光膜の軸を地面と水平にし、上下・斜めからの反射したギラツキをカットします。
【遮光レンズ】
遮光眼鏡はまぶしさの要因となる500nm(ナノメートル)以下の短波長光(紫外線+青色光線)を効果的にカットし、それ以外の光を出来るだけ多く通すよう作られた特殊カラーフィルターレンズです。
まぶしさにより白く靄がかっているように見える状態を、短波長を取り除くことでくっきりさせ、コントラストを強調させます。
網膜色素変性や網膜症、白内障術後など眼病で眩しさを感じる場合、特に有効とされています。
【調光レンズ】
仕組は紫外線にあたると、フォトクロミック機能によりレンズの色が快適な濃度に自動的に変化します。
紫外線を受けると約1分で発色して、紫外線を遮断すると約3分でほぼ退色となり(無色レンズ)元にもどります。
太陽光の強い場所では色が濃くなり透過率が低く、日陰では色が薄く透過率が高くなります。
又、温度依存性が高いため、温度が低いほどよく調光反応します。
機能レンズは目を紫外線や可視光線から守る有効な手段です。
将来を見据えたレンズ選びをご提案させて頂きます。
調光レンズとは紫外線によりレンズに組み込まれている調光素材が化学反応を起こし、レンズ自体の色が変化する機能レンズです。
無色レンズから様々な色へと変化します。
サングラスとメガネが一緒になったものとお考え頂くと分かりやすいと思います。
夜間にはほとんど色が抜けるため、夜間運転にもお使いいただけます。
↓
今回はHOYA社の「FD1.60サンテックNGY」を使用しました。
ビジョンケアと言う視点から考えれば素晴らしいレンズだと思います。
紫外線や可視光線(短波長)は目に有害とされています。
紫外線は白内障、可視光線(短波長)は翼状片、網膜に影響があると考えられています。
HOYA社の調光レンズは可視光線(短波長)をカットする効果が実証されています、ビジョンケアには最適なレンズではないでしょうか?
調光レンズ(トランジションズ)は常に視覚のクオリティを保つので、濃度が濃くなっても自分では気づかないくらい違和感がありません。
また濃度変化も早いので、常用レンズとして最適です。日常はもちろん、ゴルフなどのアウトドアスポーツなど、あらゆるシーンでお使いいただけます。