不同視とは左右で度数差がある目。
今日のお客様は典型的な不同視。
R(右) (1.5)×S+1.00 C-0.75 AX80
L(左) (1.5)×S+7.25 C-1.00 AX170
PD63㎜
Convergenveの低下、外斜位を認めるもDiplopiaの訴えは無し。
眼科、眼鏡業界では左右差が±2.00D以上の場合、眼鏡での矯正は難しいと判断します。
これは不等像視による違和感を考慮した結果。
CLは不等像視に対して眼鏡より優位な為、大抵の場合はCLを薦めます。
眼鏡店では殆どの場合「眼科に行ってください」と言うでしょう。
私は今回、上記度数をほんの少し弄り眼鏡を製作しました。
結果は問題無く、快適に眼鏡装用出来るとの事。
もう少し様子を見て近見作業用眼鏡も製作予定。
年齢と性格にもよりますが、不同視でも眼鏡矯正出来る症例は存在します。
但し、ナップの法則【Knapp's law】は現実的では無く、机上の理論だと私は考えています。
これは先日の勉強会で東京医科歯科大学名誉教授の所先生から頂いたアドバイス。
大変興味深く拝見させて頂いております。
今回の不同視の方の眼鏡、どのような度数で処方されたのですか?
所先生方頂いたアドバイスについて教えて下さい。
よろしくお願い致します。