SPECTACLE DIARY

かわいいお客様や今日あった症例などを紹介しています

近視の進行

2012年06月30日 13時43分23秒 | 眼病知識

昨今、若い方を中心に広がっている近視矯正方法がレーシック。

銀座眼科の一件もあり下火に成りつつありますが、それでも施術されている方は増加傾向。

又、コンタクトレンズや眼鏡の低価格化も進み、より手軽に遠見視力を向上させる事が出来ます。

レーシックとはレーザーで角膜を削り、遠方を見える様に矯正します。

(削った角膜は元に戻りません、レーザーを照射する度に角膜は薄くなります)

主に近視を矯正する方法ですが、レーシック術後に再び近視が進行する症例は多々あります。

これは現代人の生活が近視になり易い生活環境と言い換える事が出来ます。

近視になればコンタクトや眼鏡、レーシックを必要とする方が増加。

誰も近視の予防策には興味がなく、近視が進行してから行動を起こします。

なぜ自分は近視が進行するのか?一度立ち止まって考えてみる事も必要だと思います。


見たいと思う気持ち

2012年06月16日 12時26分28秒 | etc

弊社のお客様の殆どは眼疾患を抱えています。

白内障、網膜色素変性症や未熟児網膜症など様々。

「見えなくなったらどうしよう」

こんな事を考えながら日常生活をされている方が多くいらっしゃいます。

確かに見えなくなる事は恐怖でしょう。

しかし、あまり考え込んでしまうと負のスパイラルが待ち受けています。

これは「見えなくなったらどうしよう」という思いが強すぎ、メンタル面でマイナス方向に傾いてしまう事です。

マイナスに傾いてしまうと「見たい」思いが減退し、不安定な精神状態に陥ってしまいます。

これではいけません。

この気持ちに打ち勝つ物が何か必要です。

「見たい」という思いがなければ自然と視力、やる気も低下するものです。

これは何か治療をする時の心構えと同じ。

治療に積極的な方とそうでない方の場合、同じ病状でも治療成績は全く異なります。

見たいと思う気持ちをどう引き出せば良いのか?

例えばスポーツやガーデニングといった趣味に没頭してみる。

没頭まではいかなくても「今の視力を維持できるようにしたい」こんな気持ちにスイッチするのも良いでしょう。

眼鏡が正確に矯正されていても、心一つで見え方は変貌します。

例えば眼病をお持ちで矯正視力が(0.7)の方がいたとします。

「0.7見えていれば十分」と「0.7しか見えてない」この違い、その人のメンタル面に大きな影響を及ぼします。

屈折検査はもちろん重要ですが、それ以上にメンタル面で良い方向に持っていくことが大切です。

眼鏡を通じて良い(前向き)メンタル面にスイッチする、これも眼鏡屋の仕事です。