円錐角膜のお客様。
現在HCL(ハードコンタクトレンズ)を常備装用。
強度数の為、自身でHCL装用が難しくなり眼鏡装用となりました。
しかし、眼鏡装用に良いイメージは皆無だそうです。
「いつも睫毛がレンズに接触し煩わしい、訴えても眼鏡店は何もしてくれない」
お客様の睫毛は長さがあり、通常の鼻パッドではレンズ後面に睫毛が触れてしまいます。
鼻盛りが必要です、量販店で購入された眼鏡を拝見するとノーマルノーズパッドのまま。
これでは睫毛が当たってしまい、煩わしく感じるのも当然です。
購入して頂いたドメスティックブランド「mignon」の新作フレームを鼻盛りしていきます。
まず最初にノーマルノーズパッドをどの位カットするのか検証します。
眼鏡を解体、解体した各パーツは傷が付かない様、ビニール袋に入れ保管。
眼鏡フレーム(フロント部分)に保護テープを張り、余分な削り傷から守ります。
ヤスリ、紙ヤスリを使い(粗め→細め)丁寧に磨きます。
バフ磨きでフレームを再処理、光沢を蘇らせます。
研磨後、光沢が蘇りました。
鼻型、高さを考慮しながらノーズパッドを選択(24種類+特殊ノーズパッド8種類)
接着、安静静態で1日放置し、確実に接着していきます。
完成です、これで睫毛が当たらなく、快適にお使い頂けます。
強度数の為、アイポントを正確に確認します。
お客様が快適に眼鏡お使い頂く為には、どんな手間も惜しみません。