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HOME建設 代表 二戸 堅一のブログ

家が人を病気にする

2009年03月10日 11時47分17秒 | 家とは

健康な住まいを手に入れる本(コモンズ)より 
















第1章 家が人を病気にする

 執筆者の寺澤政彦様は仙台市で診療所を開いており1990年頃から家が原因の患者さんが増えてきたことに気付かれたようです。

それは、乳幼児期(3歳以下)のアトピー性皮膚炎が食事を改善してもよくならなくなってきたからです。ちょうどそのころ、次のようなケースを経験したそうです。

・新築の家に引っ越したり、畳替えをしてから、湿疹が悪化した。
・山形から盛岡に引っ越したら、食物アレルギーがよくなった。
・仙台の家に居る時は大豆や小麦にも反応して湿疹が悪化するのに、九州の実家に帰るとアレルギー症状が出ない。

 寺澤先生が色々調べてたどりついたのが建物の内部にひそむ化学物質の影響でした。現在は平成15年7月の建築基準法改正により第28条の2【居室内における化学物質の発散に対する衛生上の措置】にてクロルピリホス及びホルムアルデヒドの2物質について最低基準を定められております。ということは、平成15年7月以前の建物は危ない・・・!

 この本には寺澤先生が経験した、家が原因の症状がいろいろ書かれております。

・新築住宅に入居後、数日でひどい下痢に襲われた。
・ぜんそくが悪化して失神、じんましんに悩まされつづける。
・合格祝いの改装がアダに。
・塗料が原因で湿疹が悪化、激しいせきや嘔吐。
・新築のせいで離婚・・・!
・ひどい熱とせきの原因は防虫剤だった。
・安全な材料で新築したらアトピーが治った。
など様々な実例が記載されております。

 健康な暮らしには住環境が大切だということがわかります。

こんな症状の人は要注意だそうです。

・室内より屋外にいるほうが気分が良い。
・キャンプや旅行、あるいは入院のときなどに体調がよくなる。
・花粉症、ぜんそく、湿疹、頭痛、筋肉痛、疲労感、関節痛、ふさいだ気分、イライラなどの症状が、家や建物を出て数時間から数日で消える。戻ると、数分から数時間で症状が再発する。
・一年中で室内に居る時間がもっとも長い冬に、さまざまな症状が悪化する。屋外で過ごす時間が長い夏は、調子がよい。
このような症状の人は家や職場の建物を疑ってみたほうがよいということです。

 今は温暖化CO2削減と言われており、気密・断熱性をたかめて光熱費をおさえるという外断熱工法がやっと増えてきており、当社は設立から外断熱を基本仕様にしております。
気密性がよいということは、換気設備を設けるのはもちろんのこと、設計のときには空気の循環も考慮しながら吹抜けを設けるなどして、健康で環境にやさしい住まいを築いていきたいと考えております。



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