例によって写真が見つからず、画像を検索してみましたが、二代目マーチの写真って意外に少ないですね。ウチのは赤だったんですが、赤の写真は3ドアばかりでした。B♭はブロンズガラスだし、マイナーチェンジで13インチタイヤになった後だったので、この写真とはイメージがけっこう違います。
さて、ゴルフⅡGTI 16Vはわずか3か月あまりで買い戻され、女房がレガシィに乗ると私のクルマはありません。
ちょうど2人目の子どもが生まれたタイミングで、通院等のため"燃費の良い"足グルマが欲しいということになり、『弟子』に相談しました。そして勧められたのが、このマーチ。
出始めたばかりのCVTに興味があったし、1000の最上級グレードにもかかわらず年式の割に過走行気味のため格安だったこともあって、すぐに購入を決めました。
乗って気付いたのは、パワーウィンドウのないのは我慢できても、子ども連れだとドアロックが手動なのはとても不便ということ。当時流行のリモコンキットをDIYでさっそく取り付け、ステアリングも手持ちのMOMOに交換。運転席エアバッグが標準となる寸前のバージョンだったので、とても簡単でした。
クルマ好きの営業マンの愛車だけあって、オーディオはかなり上質な物が付いていたし、メーターは1300の上位グレード用のタコメーター付きにそっくり交換されていました。
当時、1000ccでATというとキビキビ走らなかったイメージが強いと思いますが、常用速度域では痛痒を覚えることはなかったですし、高速でもスピードに乗ってしまえば意外と静かで快適。ただ、スロットルを深く踏み込んだ時はエンジンだけが空回りしているように感じましたね。
もちろん燃費はどんな状況でもレガシィの倍以上走ってくれたので、安心して女房に預けることができました。街中だけでもリッター13キロ、郊外路と合わせて18から20くらい走ってくれたと思います。
標準の夏タイヤが減ってきたのでクルマ仲間からもらった175/65R13のポテンザRE71を履かせたら、盛大なロードノイズと引き換えに強大なグリップを得て、峠の下りでは驚くほどの速さ。ステアリングの手応えもしっかりして、頼もしい一面を見せてくれました。
足車として理想に近い働きをしてくれたマーチでしたが、残念だったのは弱いボディー。私の住むマチは坂が多いのが有名で、冬になると猛烈な凸凹路面が出現します。
上りで停まると再発進は不可能なので、アクセルを戻さずに強行突破せざるを得ないのです。
そのようにしてふた冬を越したマーチのボディーはユルユルな感じにヤレてしまい、女房は「壊れそうで怖い」と言い出す始末でした。
そして、ちょうど車検が切れるタイミングで気になるクルマを偶然見つけてしまったんです。
大きな開口部をもつサンルーフ、小さなボディーに余裕の1500cc。登録済未使用車なので納車待ちもなし。
ということで、次の足が決まりました。