CX-4を買おうかどうしようかと迷っていたら、CX-5が発表になりました。
ハイブリッドAFシステム搭載で高速フォーカスを実現した光学10.7倍ズーム(28-300mm)のコンパクトデジタルカメラ「CX5」を新発売
プレスリリースから見る限り、基本的な作りはCX-3から変わらないようです。
画素数、レンズ、デザインも踏襲。
めぼしい追加要素は少ないのですが、ハイブリッドAFと超解像技術...ここはちょっと興味が湧きます。
「打ち上げ花火モード」とか「ゴルフ連写モード」とかはどうでもいい機能追加。「料理モード」はなんとなく使い方が理解できますが、それにしても苦し紛れに考えた機能だろうというのは良く分かります(笑)。
さて、CX-4を買おうと思っていた私がもっとも気になるのが値段。
カメラ屋さんの予約案内を見ると、CX-5は発売価格が4万円をオーバーしそうな勢いなんですよ。高いなこれは。
モデル末期で底値圏に到達して2万円台前半で買えるCX-4と比べたら、価格差ほどの内容の差はないような気がします。
だいたい、4万円も出すならGXR+P10(28-300mm)を買った方が良さそう、ちょっとデカくて方向性が違うけど。
まあ、最近のコンパクトデジカメのモデルチェンジは販売価格を巻き戻す為のイベントのようなものですから、こういう事に文句を言っても仕方ないんですけどね(^_^;
そんなわけで、CX-4を購入の方向で前向きに考えつつあります、ハイ。
私は、Caplio GX8をかれこれ5年ほど愛用しています。
一昨年末に高感度性能の良いカメラを手に入れたくなり、買い換えのつもりで当時比較的評判の良かったフジフィルムFinePix F200 EXRを買ってみたのですが、どうもフジの操作性というか文化に馴染めないんですよね、モノが悪い訳じゃないのですけれど。
画質は好みに合っているのですが、操作系が私の感覚には相容れなくて使いこなせないんです。
奥さんの使っているFinePix S9000もそうなんですが、フジのカメラはユーザーインタフェースの癖が強いように思います。私の感覚では、画質設定操作を前面に押し出し過ぎなのが問題のように思いますが、何にせよもう少しユーザーインタフェースを錬った方が良いのではないかと思います。
そんなわけで結局、F200 EXRはGX8を完全リプレースするまでには至らず、2台をずるずると併用し続けていたのですが。
ここ数週間で、いよいよGX8の挙動がおかしくなってきました。
たとえば、ズームしている途中で突然電源が切れたり、再生モードからダイヤルを撮影モードに回してもモードが切り替わらなかったり...うーむ、さすがに5年間で使い込みすぎたか(笑)。
だからといって、操作面で馴染めないFinePix F200EXRに1本化というのも無理な相談でして。
そんな事情で、コンパクトデジカメの買い換えを余儀なくされている訳です。
ここでもしも、GX200の後継にあたるGX300(←勝手に仮称)が存在していたなら間違いなくそれを買っていたと思うのですが、GX200の後継は突然変異を起こしてGXRになってしまいました。
GXRのプレス発表でリコー自ら「GXシリーズの後継」と明言しているのだから後継であるのは間違いありませんが、GX200までの流れを考えるとちょっと無理がありすぎませんかねぇ?(笑)
もちろんGXRが悪いモノではないのは私も分かります、お店で実機を触った限りなかな魅力的でした。
だがしかし。私がGX8の後釜カメラとして欲しいのは、GXRのレベルまで凝ったものではなく、もうちょっと手軽なものなんですよ。
なかなか適当な表現が思い浮かばないのですが、たとえば、観光地で通りすがりの人に「シャッター押してください」と頼んだ時に、一般の人が「うっ」と一歩引いてしまうカメラでは困るのです。GX8とかGX200はぎりぎり大丈夫で、GXRはちょっとダメなんじゃないかと思います。
偏見に満ちた言い方になってしまいますが、GXRはリコーの「一眼コンプレックス」が変な形で製品に反映されてしまっているように感じられます。正直いって私はリコー機はレンズ交換が出来なくて結構です。一眼レフを持っていますからレンズを交換したいならそっちでやりますよ(笑)。
そんな訳で、GX8のまっとうな後継がないため、どうしてもCXシリーズに進まざるを得ないんですよね。
リコーの高性能コンパクトズーム、つまりGX200の直系の後継モデルを欲しいと思う人は決して少なくないと思うのですが、リコーがそういうモデルを発売する可能性はないんでしょうか?