『世界でいちばん淋しい遊園地』 西田俊也作(角川書店)
最近、
「何して過ごしてるんですか??」
ってよく人に聞かれます。
大抵、
「暇してます」
って答えます。
でも暇なんだけど、その暇が久しぶりだから色々やりたいことが多くて
好き放題やってる気がします。
とりあえず、たまった本を読みたくて暇さえあれば読んでるこの1週間。
久々に、人に紹介したい本を見つけました
ホントは「こんなの読んだよ~」的に紹介していきたいんだけど
紹介する前に忘れるんだよねー。
こちらは読みたてホヤホヤ
************************
単行本はめったに買わない私。
どんなに好きな本でも文庫になるまで待つんだけど
時々、魅力的な本に出会うとぱっと買っちゃいます。
これ『世界でいちばん淋しい遊園地』は題名に惹かれて去年のクリスマスに
買ってきたもの。自分へのプレゼント~って
作家も知らなかったんだけど、この題名!
それから帯に惹かれました。(だから帯の文句は重要だと思うんだ!)
「楽しいことは、いつかは終わる。
でも、だいじょうぶ。思い出は消えないから。」
ね、素敵でしょ???遊園地はまるで人生みたいなもんだってくだりが本編では続くのです。
ストーリーは、ある街の遊園地から始まります。
「当遊園地は今年末をもち、78年の歴史に幕を下ろします」
閉園間際の遊園地。クリスマスイブから大晦日にかけての冬の時期。
懐かしい思い出に導かれて再び遊園地に訪れた人々の物語。
初めてのデート。久しぶりのデート。家族で訪れた思い出。過去の恋人との再会。窓から見ていた憧れの場所。昔の約束。あの時見た未来。最期に見た花火・・・。それぞれの想い出を抱えた遊園地に再び訪れる今の自分は身も心も独りぼっち。でもその淋しい遊園地では、今の自分が本当にいちばん大好きな相手と出会うことができるのです。
章は9つに分かれていて、どれもが違う登場人物。各々の想い出も違うため話は独立しているのだけど、この本の凄いところは各章がさりげなく絡まりあっているところ。
各章で必ず見つかる糸のほつれが、全編を読み通して初めて1本に糸が繋がる感じ。このからくりはとってもいい
話の内容も心がほっこりする優しいストーリーだし
エピローグの話の結びがなんとも・・・
年末の寂れた遊園地っていう設定、まさに何かが起きてくれそうじゃないですか。
つぶれてしまった遊園地の跡地って絶対こわいと思うんだよね。
夜な夜なオバケ屋敷から聞こえる謎の叫び声。
誰も乗っていないのに勝手に動き出すジェットコースター。
夜になると一頭で動き出す回転木馬の馬。
観覧車の窓から手を振る髪の長い少女。
血に染められた風船を配り歩くくまのきぐるみ。。。
書いてて恐くなってきた・・・。
いや、路線が変わってしまったぞ。
こういう不思議を期待してたんじゃない!!
もっとこうノスタルジックな雰囲気のふしぎ
なんか、その場所にだけある「思い出」ってあるじゃない?
そこだけはいつまでも変わって欲しくない、そのままでいてほしい。っていう場所。
ドラえもんに出てくる「裏山」なんてそんな感じだよね。
何か不思議なことが起こるときって(大体四次元ポケットからだけど)裏山から始まったりする。そういうの。うまく言えないけど。。。
去年の11月末に出された新刊みたいです。
機会があったら読んでみてください。オススメ。
そういやベニーランドは3月いっぴまでお休みみたい。。。
ショックだよー。あ、しつこいってね
最近、
「何して過ごしてるんですか??」
ってよく人に聞かれます。
大抵、
「暇してます」
って答えます。
でも暇なんだけど、その暇が久しぶりだから色々やりたいことが多くて
好き放題やってる気がします。
とりあえず、たまった本を読みたくて暇さえあれば読んでるこの1週間。
久々に、人に紹介したい本を見つけました
ホントは「こんなの読んだよ~」的に紹介していきたいんだけど
紹介する前に忘れるんだよねー。
こちらは読みたてホヤホヤ
************************
単行本はめったに買わない私。
どんなに好きな本でも文庫になるまで待つんだけど
時々、魅力的な本に出会うとぱっと買っちゃいます。
これ『世界でいちばん淋しい遊園地』は題名に惹かれて去年のクリスマスに
買ってきたもの。自分へのプレゼント~って
作家も知らなかったんだけど、この題名!
それから帯に惹かれました。(だから帯の文句は重要だと思うんだ!)
「楽しいことは、いつかは終わる。
でも、だいじょうぶ。思い出は消えないから。」
ね、素敵でしょ???遊園地はまるで人生みたいなもんだってくだりが本編では続くのです。
ストーリーは、ある街の遊園地から始まります。
「当遊園地は今年末をもち、78年の歴史に幕を下ろします」
閉園間際の遊園地。クリスマスイブから大晦日にかけての冬の時期。
懐かしい思い出に導かれて再び遊園地に訪れた人々の物語。
初めてのデート。久しぶりのデート。家族で訪れた思い出。過去の恋人との再会。窓から見ていた憧れの場所。昔の約束。あの時見た未来。最期に見た花火・・・。それぞれの想い出を抱えた遊園地に再び訪れる今の自分は身も心も独りぼっち。でもその淋しい遊園地では、今の自分が本当にいちばん大好きな相手と出会うことができるのです。
章は9つに分かれていて、どれもが違う登場人物。各々の想い出も違うため話は独立しているのだけど、この本の凄いところは各章がさりげなく絡まりあっているところ。
各章で必ず見つかる糸のほつれが、全編を読み通して初めて1本に糸が繋がる感じ。このからくりはとってもいい
話の内容も心がほっこりする優しいストーリーだし
エピローグの話の結びがなんとも・・・
年末の寂れた遊園地っていう設定、まさに何かが起きてくれそうじゃないですか。
つぶれてしまった遊園地の跡地って絶対こわいと思うんだよね。
夜な夜なオバケ屋敷から聞こえる謎の叫び声。
誰も乗っていないのに勝手に動き出すジェットコースター。
夜になると一頭で動き出す回転木馬の馬。
観覧車の窓から手を振る髪の長い少女。
血に染められた風船を配り歩くくまのきぐるみ。。。
書いてて恐くなってきた・・・。
いや、路線が変わってしまったぞ。
こういう不思議を期待してたんじゃない!!
もっとこうノスタルジックな雰囲気のふしぎ
なんか、その場所にだけある「思い出」ってあるじゃない?
そこだけはいつまでも変わって欲しくない、そのままでいてほしい。っていう場所。
ドラえもんに出てくる「裏山」なんてそんな感じだよね。
何か不思議なことが起こるときって(大体四次元ポケットからだけど)裏山から始まったりする。そういうの。うまく言えないけど。。。
去年の11月末に出された新刊みたいです。
機会があったら読んでみてください。オススメ。
そういやベニーランドは3月いっぴまでお休みみたい。。。
ショックだよー。あ、しつこいってね