久しぶりにアドリブについて書きます。
動画は「Have You Met Miss Jones」のコード進行上で様々なコンセプトを用いて演奏したものです。
まず、Double Whole Tone Scale ってのは、ホール・トーン・スケールを半音で重ねる事によってクロマティックになる事に着目し、それを更に分解して様々なキーのオーギュメントのトライアドを重ね合わせる事で、半音階を表現するというやり方。Maj3rdというインターバルが支配的になって面白い響きが得られます。
Symmetric Diminished Scale は、日本語でいうところの「コンディミ」です。なるべくコンディミと分からない様に、わざとインターバルを離してメロディーラインを作っています。
Hexatonic Scale もオーギュメントのトライアドを半音で重ねたものなので、やはりMaj3rdのインターバルが支配的です。
Intervalic Solo は、例えば半音と3rd…などの様に、規則的な組み合わせを用いる事で、半音階でも印象的なメロディー・ラインを作るためのコンセプト。
これらのコンセプトで作ったフレーズを、スタンダードのⅡ-Ⅴ-Ⅰ進行で当てはめていきます。
他にもコンセプトは有りますが、詳しくはホームページの「Practice & Concept」でどうぞ。
レッスンでは上級者のために、この様な最先端のコンセプトを用いてメロディーラインを作る授業もやっています。ご興味ある方は是非、レッスンを受けてみてください!
ぼーっと聴いてて何だかカッコ良く、調べてみると「おー、こうなってたのか!」ってのが目指すとこです。