Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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発表会2017

2017年09月16日 00時21分05秒 | lesson
お疲れ様でした!さる8月20日に江古田そるとぴーなつで行われた宮地+天野ジャズスクールの発表会2017が無事終了致しました。

快くお店を提供して下さったマスターの仲野さん、サポートの伊東佑季(b)、野澤宏信(ds)のご両人、相方の天野丘(g)、来て下さったお客様に感謝致します。

まずは、その模様を。


色んな方にアピールする上では少し長くなってしまうので、今回は僕の生徒さんだけUPしました。天野さんの生徒さん、ごめんなさい。

皆さん、現在レッスンでやっている事を課題として、選んだ曲に導入すべく大変よく頑張ったと思います。今回は難曲も多かったですよね。(笑)  やはり、毎度ながら反省点はそれぞれ有ったと思いますが、それは今後に活かして頂きたいと思います。

続けて、毎年恒例のラストのジャムセッションです。Fブルースです。


まぁ、お酒も進み(笑)、楽しく大団円となりました。

ただ、初心者の方は仕方ないとして、上級者の方々が割とブルースを「一発解釈」で演奏されてたのが、少し残念でした。最後の4小節のⅡ-Ⅴ-Ⅰ<Gm7_C7_F7>をケアしてる方は結構いますが、その前に有る8小節目のⅢ-Ⅵ<つまりここではAm7(b5)_D7(b9)>であったり、4小節目のF7を次のⅣ7<Bb7>に行くためのドミナント7であると解釈して演奏している人は少なかったです。

ブルースはコード進行がシンプルなので、安易に「簡単だ」と思ってあまり考える事なくアプローチしがちですが、シンプルな分、色んな拡大解釈が出来るので、腕の差が歴然とします。なので決して「簡単」ではありません。

レッスンでは確かに、入門編として「Blue Note Scale」「Motif Development」などシンプルなアプローチを教えていますが、ブルースはあくまで素材としてレクチャーがしやすく理解して戴きやすいため用いているだけで、ブルースに対するアプローチが「それだけで良い」という意味ではありません。今回、難しいバップ・チューンをチョイスした方も多かったですが、そこで使ったコンセプトをブルースにも用いるという「拡大解釈」を是非考えて戴きたいと思います。

発表会後のレッスンでは、皆さん益々やる気を漲らせていて、やって良かったなと思います。今後も皆さんのアドリブに関するお悩みのお助けになれればと思います。

ついでに冒頭にやった講師演奏です。


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