Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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人生はUの字、45歳がその底なんですって。

2012年05月11日 01時26分35秒 | Weblog
最近、TVでよく耳にする言葉がタイトルの通り。85歳が最も幸福を感じるってのも有ったな。

で、僕はそれを凄く実感する。

何も45を境に運が向いてくるってわけじゃない。僕自身に関していうと、色々上手く行かない事も多いし、不景気で今後どうなるんだろう?っていう漠然とした不安も有る。事実、仕事もプライベートも明らかに去年より今年の方が状況だって悪い。

でも、そういう現実と向き合いながらも、なんだか今年の方が心が軽い。TVでも言ってたけど、色んな事を経験する事によって「人生を達観出来るようになる」のが45歳を過ぎてから・・らしい。僕は基本的に神経質なところが有り心配性な方だけど、今年に入ってから「まぁ、しょうがない。」とか「なんとかなるさ」が結構口癖になってる。実際、何とかしなくちゃしょうがないわけだし。(笑) 

なんか、人生諦めちゃったのかな?とか、冷めちゃったのかな?と最初は思ったけど、そうではなく、自ずとやるべき事が見つかり、色々気になる事は有るけれど、以前とは違い、その目標に向かって邁進する集中力が有る。それをやってダメなら、「まぁ、しょうがない。」なのだ。やらないよりやった方が断然良いに決まっている。やった後で考えよう!・・なのだ。

去年までは、何をやっても上手く行かない事に、苛立ち、焦り、正直「こんな最悪な人生、早く終わらせたい」とまで思ったけど、今年はそんな事あまり考えないなぁ。人生で初めての楽観主義者に今なっているのだ。だって、もしダメだったら、もっと早い段階でダメになってたでしょう。今でも音楽家で居ることに対して自信が有るわけではないし、もっと勉強が必要だとは思うのだけれど、人生を振り返れば、ジャズに囲まれた環境で育ち、凄い偶然が重なりジャズへと導かれ、楽器を手にし、留学までさせて貰って、今こんな歳になるまでプロとして活動しているわけで。まぁ今後、もしダメならダメで、ジャズに導かれた様に他の道にも導かれて行くんだろうな・・という気持ち。これが「人生を達観出来るようになった」というんだろうな。僕だけの人生を見てるわけでなく、他人の人生も客観視しているから、そう思えるのだろう。

人生のどん底を経験してから、他人のどん底を知った時に「あ、あの人に比べたら随分とマシだな。」と思えると、もうだいぶん達観出来てるのかも知れない。その後もっと酷い目に遭っても、麻痺してるし、対処法を冷静に考えようとするし、落ち込んでる時間が勿体無いと思えるようになる。そうなれば、少なくとも自分を不幸だとは考えていないわけだし、その副産物として幸福が訪れるかもしれない。

このブログにも書いたけれど、今年の僕の目標は「幸せになる」だ。この言葉が去年までの僕の人生を物語っている。今年に入って約半年。思わぬ形でその目標は既に実現してるのかも知れない。必要以上の期待はしなくなったし、特に何か幸福感に結びつくものは無いけれど、それは不幸では決してない。他人に酷く罵られても大して腹も立たず、逆にそういう輩を分析し対処する事に悦びを感じたり(これはシニカルなギャグです。)・・それはともかく(笑)、仕事が上手く行った時、スーパーの安売り見つけた時、音楽聴いたり映画を観て感動した時に感じる小さな幸せが日常生活に加算されれば、それは明らかに幸せなのだ。それが去年まではどうしても見えず、今年になってようやく見え始めたのだ。

ちなみに僕は今年から大殺界です。(笑) ま、色々有るだろうけど、流れに身を任せプカプカ浮かんで、何処かに行くでしょう。

もし、貴方が落ち込んでて塞ぎ込んでいるなら、軽~くヤケッパチになってみては如何だろう?僕は、「どうして、こんなに頑張ってるのに認めてくれないんだぁ!」なんて悩むのを止めて、「今のうちに好きな事やりまくって、後はトンズラぢゃ。」とヤケクソ・ダメモトにしたら、なんだか心が軽くなり、人生が少し明るくなった。たまにヤケを起こすのも、そう悪くはない。
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