📌
日本人が周囲の空気を読んで行動しがちなパターンは,
農業を主としてきた集落で、穏便に暮らす知恵として育まれたものとおもう。
伝統的に協働型農業である環境から、
他者に迷惑をかけないという作法が 家庭の躾としても強く育まれたに違いない。
積極的な言動を控えるという傾向も,コミュニティに諍の要素を誘発しないためである。
かつての階級社会の底流にも、そうした共同体気質がずっとあったに違いない。
こうした協働コミュニティーの有り様は、
狩猟民社会や他民族と競合する地域の人々が示す警戒心や自己主張などと
社会に向かう態度の大きな違いを生んでいる。
何かと言えば暴動に発展し易い他の社会と違ってることも、その証であろう。
一方で、忖度に長けた言動を私たちの社会は示しがちである。
白黒の決着を暗に蔑ろにしがちである。忖度は我々の日常に溢れている。
その曖昧さが事の進展を遅くしてしまう欠点がついて回る。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます