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中国人は食事をした後、食卓も床も食い散らかし放しで、
平然としているという印象がある。
何事も後始末にこそ、醸成された習慣風土の姿が滲み出る。
普遍的な社会的作法が、中国人にあるように見えない。
第一の欲求や動機が満たされれば、後は知らんという振る舞いだ。
その延長線にあるのが、
中国の政治の進め方、外国との取引の実態である。
だが経済的攻勢に始まるやりっぱなし外交、
唯我独尊の共産党の戦略を評する以前に、
その前段に有ると思われるのが、
大半の中国人に染み付いている他者に対する姿勢である。
前面に出ては強弁し、ひたすら反発、攻撃する、それこそが利得に繋がる、
そればかりだ。
声高にヒステリックな攻勢が、彼らの常道もしくは信条らしい。
他の国々がそうではないと言うことではなく、
中国のそれは内政外政とも、とても剥き出しで極端である。
中国には、けたたましく反発する他に作法というものがないのだろうか、
あれだけの長い歴史を経ながら、残した社会の知恵がそれだけなのか。
というのが私の印象である。
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中国には、国際社会から説得力を持った安定大国として受け入れられる方法がある。
ひとつ、
一党独裁の手軽な強権政治を卒業し、
国内の様々な意見が外からも見えるようになる社会を醸成すること。
ひとつ、
台湾の歴史を認め、独立を受け入れる。
80年近く自立してきた台湾の厳然たる事実を、覆す権利が中国にはすでにない。
この歴史的既成事実を変えることはできない。
領土広大な中国を“占領している”共産党が、
ひたすら貪欲と攻撃的な政体であることを示している。
武力で奪還すると強弁してる。彼らには内にも外にも武力しかないのか。
彼らは共産党以外の政党の存在が怖くて堪らんのだろう。
共産党専制の役目は、既に終わってると思うけど。
ひとつ、
個人、集団を問わず中国人の他者に対するマナーを質すこと。
このことは、染み付いた強権主義より、
むしろ根が深く中国社会の根底にあると思うからだ。
現在の中国には洗練された人々が多くいるといっても、
社会全体を見れば、世界中から中国人の不評が寄せられている。
個人も組織も、ただただ唯我独尊で、他者に対する想像力が貧しい。
これが改まっていくには、3世代ぐらいの時間が必要かもしれない。
まるで発展途上の社会そのものである。
金と力それだけで社会を制する、それだけを古代から引き継いでいる。
社会の成熟はもっと別なことを求めている。
とても古代より文明を切り開いてきた、アジアで最も長い歴史を持つ国とは思えない。
多様な世界や歴史から、なにが社会の成熟か大事なのか、得ることが少ないらしい。
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