2019年12月に発売された「忍者じゃじゃ丸コレクション」
何時ぞやのセール時に、ダウンロード版を購入していた。
メーカーはジャレコIPを取得したシティコネクション。
じゃじゃ丸、シティコネクションとくると、熱心なファミマガ読者だった儂は、これを思い浮かべてしまう。
ま、ウソ技といえぱシンシアですが。
それはさておき、シリーズの中で初のRPGものを遊ぶ。
1989年3月に発売された「じゃじゃ丸忍法帳」
忍法帖ではなく、忍法帳なのね。
くノ一忍法帖、超能力学園Zなどは、中高生にとって、お正月や夏休みの貴重な深夜放送映画でした。
「よし、今日は夜勤で親がいない」って日に限って酔拳とかやるんですな。まぁ、それでも観るんですが…
で、このゲーム、20年ほど前に実機で遊んでるんですな。
第一章を終わらせたところで、暫く他のゲームをしてたらパスワード無くしてしまいましてね。無期限の中断ですわ。それ以来のプレイ。
エミュ移植となり、ステートセーブ出来る現在、パスワード入力の煩わしさや、誤りや紛失の危険性が激減した今、果たせなかったクリアを目指す。
まずは一度クリアした実績のある一章から開始。
この白装束で死ぬ準備が完了しているのが、さくらパパ。
さくら姫救出を労われるものの、帰還早々妖怪退治に出ろと下知。
そりゃハットリくんもカエルが苦手になるわけです。
いきなりフィールドマップに放り出されるわけでなく、城から旅立ち、村に着く様子を自動操作で見せてくれる。
当時はこの何気ない心遣いに気づかなかったなぁ。
実はジャレコって良いメーカーだったのでは?
最初の村では、上忍から盗まれた忍の書の奪還の命を喰らう。
妖怪退治に盗品奪還…、しかも殿様と上忍から命令…、NOと言えない日本人…、下忍ってやる事がホント多い…。
ゲームスタート直後、RPGの基本として、まずはステータスチェック。
装備が無い状態とはいえ、能力値は正直不安。
「ちから1」「ぼうぎょ1」ってのがちょっと…
ただ、ステータス画面でキャラクターの顔が拝めるのは、当時のファミコンソフトでは少なかったかなと。
戦闘は当時のファミコンRPGでオーソドックスな形。
敵は一体のみ登場。背景はエンカウントした場所で変わる。
平地、墓地、山、岩場、海、等々
当時は戦闘シーンの背景は真っ黒が多かったので、背景が有るのは何気に凄いことですよ。
そのグラフィック、店員などにも力が入ってました。
武器屋で、じゃじゃ丸が女物を購入した時と、さくら姫が男物を購入した時とでオヤジの台詞が違うなど、結構細かいとこに拘りが見えたり。
宿屋の他に、茶屋で体力回復を図ることも出来る。
茶屋の看板娘が可愛い。どこの茶屋も同じ顔ですが。
しかし、峠の茶屋で看板娘から「さーびすしますよ」と言われたら、時代背景的に性的なものを想像してしまうわけで…
全ての茶屋で、そういう事が行われていたわけではないのですがね。
じゃじゃ丸が看板娘に相手してもらったかは分かりませんが、装備を整えても貧弱ボーイだった彼では、雑魚キャラにも少々苦戦してたので、暫くレベル上げ。すると、
高峰三枝子氏でしょうか?
はい、違いますね。
それはともかく、基本的に術はお釈迦様より伝授されます。
体力回復が頓服の術というのは、分かりやすくて良いです。
暫くブラついた後、一度城に戻れとフラグが立ったので戻ると、
さくら姫が連れて行け、と煩いようで。年頃の娘を持つ父親は大変だ。嫁すらおらず、父親の気持ちは分からん儂だが、同級生には既に孫がいる奴も…
儂の愚痴はともかく、さくら姫自体は可愛い。色数制限のためか、着物は何だか安っぽさがあるけど。
ステータス画面。
あれ?なんかさっきと顔が違うな…
RPG必需品のルーラ有り。ただし有料。
お猿の駕籠屋。所謂「只今、SAL(サル)で移動中」ってやつ。(やまかつのネタだったかな?)
第一章のフィールドマップはさほど広くないが、ストーリー展開上有料ルーラを使わざるを得ない。しかも、この際色々と金が掛かる。
有料ルーラの後、
前作までのラスボス、ナマズ太夫と遭遇。カーちゃんに怒られ改心したとかで、そのまま仲間に。
男ってのは、何歳になってもカーちゃんには逆らえないんですよねぇ…
ナマズ太夫、戦闘には参加してくれませんが、潜水艦を貸してくれる。この科学力は評価されるべき。
その潜水艦で海を渡って北国へ。北国といえば雪国。雪国といえば雪女。
雪女といえば、お雪。
ハイ、優勝。これは可愛い。もうじゃじゃ丸のヒロインは、お雪一人で良いんじゃないかな。
奪還命令を受けていた忍の書は、他の忍者が奪い返すまではしてくれてたけど、怪我で動けないので代わりに持っていき、自分の手柄に。
上忍も儂の手柄やと言ってくれたし、まぁエエやろ。
なんやかんやで必要なアイテムを入手し、ロダの木(違う)へ。
ロダの木を伐採後、その奥に潜むカラス天狗へ向かう。
カラス天狗は頓服の術を使うので、少々時間は掛かるが、力押しで勝てる相手。
第一章クリア。
引き続き第二章スタート。ただしレベルは1から。アイテム、所持金は没収、という非情な仕打ち。
まぁ、章立てしてるゲーム故、仕方ない部分は有るのだけど、同じキャラクターで、またレベル1からってのは正直しんどい。
オムニバス形式で、レベルを1からにせざるを得ないのであれば、キャラクターを変更するなどしないと、続けてプレイする気は起きにくくなってくるよね。その辺、ドラクエⅣは上手くやってたんだよねぇ。
あと、シンドかったといえば、アイテム管理。装備品込みで一人9個までというのは、キツすぎた。重要なアイテムは捨てれないし、預かり所的な施設も無いしね。
ついで
パスワードコンティニューということで、所謂高レベルパスワードが存在する。
「さくらひめ のおつぱいがみ たいななな な〜な」
これを使ってクリアしていっても、最終話である第4章に進めないようです。つまり分かっててやってますね。
ファミコン版「タッチ」みたいに、「偶然です」と言い逃れ出来ない、完全な仕込みですね、こりゃ。