のたりといきたい。2

暴飲暴食時々ダイエット、家族のこと、汚部屋の掃除&なんちゃってDIY・・・などなど思いのまま書き綴った、日々のメモ。

雨の鎌倉散歩。*建長寺*

2022-04-21 08:37:34 | お出かけ

続きです。

円覚寺から徒歩でテコテコ25分。

桑田佳祐氏の母校である鎌倉学園を通り過ぎ(@H氏情報)

建長寺へ。

建長寺は、鎌倉五山の第一位、臨済宗建長寺派の大本山です。建長5年(1253)に鎌倉幕府五代執権北条時頼が建立した日本初の禅宗専門寺院です。

 

 

総門。

看板だけ撮って肝心な門を撮っていないという凡ミス(;'∀')

 

 

 

というわけで

お借り致しました~°˖✧嗚呼、なんて素敵な青空°˖✧

総門は、巨福門(こふくさん)という別名があり、天明3年(1783)に建立された京都の般舟三昧院(はんしゅざんまいいん)の門を、昭和15年に移築したものなのだそうです。

 

 

受付を済ませ、「君が代」に出てくる「さざれ石」の説明などを読みつつ参道を歩きました。

(ほんと・・・サザレイシノってなんだよ?って小学生の頃からずっと謎でした 笑)

 

 

 

三門。こちらは重要文化財。

この門をくぐることによってあらゆる執着心から解き放たれることを意味するそうです。安永4年(1775)に万拙硯誼(ばんせつせきぎ)和尚が関東一円から浄財を募って再建されました。

 

 

画像を見ての通り、笑えるほどの土砂降り。体感温度が更に下がったみぃ様は「寒い寒い」と文句を言っておりました。嗚呼っ・・・三門の概念ガン無視(*ノωノ)

 

 

三門のすぐ隣には

国宝の梵鐘が。

建長7年(1255)に、大和権守物部重光(やまとごんのかみもののべしげみつ)が鋳造したもの。大覚禅師による建長禅寺銘文が浮き彫りにされている名鐘だそうです。

 

 

梵鐘。

雨・・・!!もう寒すぎて説明文を読んでも何も頭に入ってこず・・・。

 

 

 

柏槇(びゃくしん)の庭。

こちらは樹齢760年だそうです。

 

力強い幹と枝です。

 

 

 

参道の両側に大覚禅師のお手植えと言われる7本の柏槇の古木があります。創建当時から幾度かの火災を何とか免れ生き抜いてきたのだそう。

 

 

仏殿。

 

 

こちらも国重要文化財。

建長寺の本尊地蔵菩薩坐像を安置している場所です。正保4年(1647)に東京・芝の増上寺より徳川二代将軍秀忠の夫人、お江の方(家光の母)の霊屋を移築したものだそうです。

 

 

 

仏殿内も人影はなく独り占め状態。ある意味ラッキー?!

 

 

 

本尊地蔵菩薩坐像。

 

 

天井は見事な細工が。

格天井には鳳凰のような鳥の絵が描かれていて折上格天井の中心には見事な彫刻が施されていました。既に色褪せてはいるものの、当初は色鮮やかで華やかな天井だったことがうかがえます。

 

 

 

法堂(はっとう)。こちらも国重要文化財です。

そして雨は止むどころか容赦なく降り続けていました・・・(;'∀')

外観を撮るにはコンディションが悪すぎて、ここが限界でした☆彡(このとき何を撮っても真っ白になりました 笑)

 

 

 

なので外観はこちらの借り物画像を貼らせていただきます<(_ _)>

建長寺全体が修行道場であり、敷地にいる僧侶全員がこの法堂に集まり住持(=住職)の説法を聴いたとされ、388人の僧侶がいたという記録が残っています。現在は法要・講演・展覧会などの会場となっているそうです。

 

 

 

現在は千手観音(迷いの中から救い悟りを得るために偉大な働きを持つ観音)を本尊としています。手前には釈迦苦行像がありました。ガンダーラ文明の遺産でラホール中央博物館に安置されている像の模造で、平成17年(2005)の愛知万博に陳列された後パキスタン国より建長寺に寄贈されたそうです。

 

 

天井の雲龍図。

建長寺の創建750年を記念して、平成15年(2003)小泉淳作画伯によって描かれました。

 

 

 

唐門。こちらもまた国重要文化財です。

方丈の門で、別名龍王殿とも呼ばれています。元々は1628年、お江の方の霊屋(おたまや=墓のお堂)の門として建てられましたが、1647年、仏殿・西来門(せいらんもん)と共に建長寺に寄附されました。特徴的な四脚門(よつあしもん)は漆塗りで、2011年に解体修理が行われ当時の輝きを取り戻しました。

 

 

 

門の前には立派なしだれ桜が。ピーク時は綺麗だっただろうな。

 

 

 

その後靴を脱いで方丈内へ移動。

広い畳の間が広がっていました。

 

 

本来は住持が居住する場所なのですが、現在は法要・座禅・研修の場として使用されているそうです。ここも総門と同じ昭和15年に京都の般舟三昧院より移築れたのだそうです。

 

 

 

方丈から見える唐門。

 

 

左側に見える建物は大庫裏(寺務所)です。

 

 

 

庭園。

 

 

江戸時代に改修された庭だそうで、池の中に島を置き、橋を架け、石や岩を配すなどし日本的な景観を表現。画像右端に見える“得月楼”は二階の楼閣形式で作成された中国の園林を模したもので、平成15年(2003)に約600年ぶりに復興されたものだそうです。

 

 

得月楼へつながる渡り廊下。

 

 

花頭窓(かとうまど)。

円覚寺でも多く見られました。禅宗寺院の建築とともに中国から伝わり、唐様(からよう)建築に多く用いられ、茶席では広間の床脇書院の窓に多く用いられているそうです。

 

 

簡素で凛とした空間が素敵°˖✧

 

 

 

 

そうそう。これを書くためにリーフレットを見ていたら唐門から更に20分ほど歩いた先に、半坊僧や勝上嶽の展望台などまだまだ見るべきところがあった模様・・・。雨に気を削がれ完全に見落としていました(;'∀')(;'∀')(;'∀')

 

 

 

残念~~~。

 

 

でもこの日は限界だったかなあ??

何しろあの雨だったし(-_-;)

 

 

 

そんな中、H氏が「中村獅童と建長寺との関係が分からない」とぽつり。何故に中村獅童・・・?と疑問に思っていたら、鎌倉殿の13人で梶原景時役で出演していたんですね(;'∀')←途中で観るのやめた人。

 

 

ぐるぐる先生によると、建長寺では梶原景時の亡霊を弔う行事があるそうです。由来は以下の通り。

梶原景時の死後50年あまり経ったころ、建長寺三門で行われる「施餓鬼会」(餓鬼道に堕ちた衆生に浄水や食べ物を供えて追善供養する行事)にひとりの武者が訪れます。しかし、既に会が終わっていた事を知り肩を落として帰って行きます。そこで、大覚禅師(蘭渓道隆)が弟子に武者を呼び戻すよう使いを出し、もう一度施餓鬼会を執り行うと武者は自分が梶原景時であることを名乗り、感謝の言葉を残し姿を消しました。

以降、毎年必ず通常の施餓鬼会に続けて梶原景時のための施餓鬼会を行うようになったとの事です。

うーん。これまた神話的逸話(゚∀゚)キタコレ!!

 

 

 

H氏の謎が解けスッキリ°˖✧

ではでは、今日はこのへんで。

 

 

 

以上!

雨の鎌倉散歩。*建長寺*

でした~ヾ(*´∀`*)ノ

 

 

 

<(_ _)>

 


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2 コメント

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さざれ石 (ねおみんこ)
2022-04-22 11:48:13
寒い中お疲れ様でした。
さざれ石がとても興味深かったです。
私、「さざれ」と「石」が繋がっている言葉とは知りませんでした(。>﹏<。)
千代に八千代に刺され…的な意味で捉えてました(汗)

君が代って内容をあまり考えたことがなかったので、君が代の意味を検索したらなかなか良い歌なんですね~
良かったら検索してみてください。

ところでお寺をぐるぐる回ると、お賽銭が足らなくなりません?(汗)
もちろん全部に入れるわけじゃないんですが。。

先日鳥取の投入堂付近で私もお寺結構回ったんですが、うっかり拝観料で小銭使ったらスッカラカンになって困りました。
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ねおみんこさん (みぃ)
2022-04-22 16:11:15
雨が降っていたことと寒かったことが一番の思い出になった建長寺でした(-_-;)

そんな中さざれ石に食いつくねおさま。
ね!?ね!?
君が代ってどこで切る言葉なのかさっぱりわからんちんでしたよ、私(;'∀')

「男性と女性が共に支えているこの世は 千年も 幾千年もの間 小さな砂がさざれ石のように やがて大きな盤石となって 苔が生じるほど長い間栄えていきますように」

そんな意味だったんだー!!


あ・・・お賽銭・・・?確かにお賽銭箱あったけど、全然入れてませんでした。ほんの少しだけ居た観光客も誰も入れてませんでした。寺だったからかな??

寺幾つもぐるぐる回るのってあるあるなんですかね??歴史ある観光スポットだとそうなっちゃうのかな?今回ちょっと思ったのは、一度に4つ周るのは疲れる!!ってことです。(体がっていうより頭が)
せっかくすごい物観てるのに見方も雑になっちゃって。せっかく訪れるなら丁寧に周って、歴史をちゃんと理解したいなあって思いました(´ー`*)ウンウン
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