ノーやん日記パート2

漱石100回忌

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 晴れ。空気は冷たい。あさ、千里局花壇当番。先日苗を植えたばかりなので落ち葉清掃をして終わる。きょうは夏目漱石(1867-1916)没後99周年。100回忌にあたる。

 ちょうど英文学者・小林章夫さんの「漱石の『不愉快』を読んでいる最中や。教職についていた漱石は1900年から2年余、英文学を勉強しようとロンドンへ官費留学をした。そのロンドンでの生活が「不愉快だった」というのはどういうことか研究した本。

 正岡子規から俳句の指導を受けていた漱石と子規の「往復書簡集」にも、ロンドン留学のときの「不愉快」な話がいろいろ書き連ねられている。江戸っ子の漱石と紳士然と取りすましたロンドンっ子との肌の違いもあったかもしれない。しかし、そういう表面的な問題ではなく日本人がイギリス人にくらべ「遅れているところがある」と漱石は感じた、そこに「不愉快」を感じた問題があるのではないか、と小林先生は見る。欧米から遅れている「ニッポン」はいまもいろいろあるぞなもし。

 それはともかくとして漱石の俳句への熱中ぶりは、マイブログにも再三取り上げたが、子規との往復書簡集には「陳腐」とか「ふるいふるい」とかきびしい「返信」もあって面白い。漱石は俳号を「愚陀仏」と称していた時期があった。愚老もそれに真似たことがある。人間・漱石からいろいろ学ぼう。
            日本のこころは揺れる漱石忌 昇龍子
           

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}店先で後ろから女性に「least poor Chinese」と言われたとかシルクハットにフロックで出かけたら職工風の男に「a handsome Jap」といわれという話はありますが会話に苦労したという話はありません。ただ、下宿先で「トンネルという字を知っているか」とか「straw」という字を知っているかと聞かれ、「英文学専門の留学生も怒る張合もない」と子規宛の手紙にかいています。
fm
「日本のこころは揺れる漱石忌」

漱石の百回忌ですか。そんなになりますか。漱石のイギリスで西洋美術を知りましたね。鴎外は幼少の頃からドイツ語を習っていましたから舞姫とも仲良くしました。漱石は何よりも会話力で苦労していませんか。
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