曇りのち晴れ。きょう、ようやっと近畿地方の梅雨が明けたらしい。むしむしする熱気がどっときよった。部屋にじっとしておれん。プリンターのインクやガラスクリーナーを買うついでに千里中央の千里図書館へ熊楠の「十二支考」を借り受け、100均で5円コピーをする。南千里の千里図書館へ跳んで「いちばんわかりやすい俳句歳時記」を借り受けパンと牛乳を買う。冷房の利いている図書館やスーパー・店舗で避暑をする。昼はパスタ・ミートソース+トマトカット+貝割菜。
「十二支考」は「竜に関する民俗や伝説」を調べ直そうとしたのだがやはり田原藤太竜宮入りの話」しかなかった。その話は「太平記」十五巻にでた話が最初らしい。俵藤太秀郷という強者が瀬田(勢多)の橋を渡る際に橋の上の横たわっていた長さ60m余り(20丈)の大蛇を踏み越え、湖水の中の御殿に案内されたという話。その大蛇の風体が、両眼輝き、角鋭く、上下に鉄の牙を生やし、紅の舌炎を吐くようだ、とある。熊楠は竜とはなにか、その起源と発達、話の出処系統を探っている。やはり雨乞いの話などは中国やインドから生まれた話のようだ。フランスにも竜を神とした話があるという。竜のこと、じっくり読み返してみよう。
みんみんの一声梅雨の明け告げる 昇龍子