きのう図書館で借りた内田樹×石川康宏共著「若者よマルクスを読もうⅡ」を読み始める。「マルクス主義」とか「マルクス・レーニン主義」という言葉は21世紀の日本ではいまや死語だろう。しかし、両著者はタイトルで「甦るマルクス」と赤字で書き、21世紀のいま、世の注目を試みる。内田先生は、マルクスの「論理の飛躍」にも括目せよという。はっと閃いて、マルクスの「フォイエルバッハにかんするテーゼ」(新日本文庫)を読み返す。あるある珠玉の言葉。若き日の血が甦る。
「人間の思考が対象的[客観的]真理にたっするかどうかという問題は、なんら観想[頭の中で考えるだけ]の問題ではなく、実践の問題である」「古い唯物論の立場は『市民』社会であり、新しい唯物論の立場は人間的社会、あるいは社会化された人間である」「哲学者たちは、世界をいろいろに解釈してきただけである。しかし、たいせつなことは、それを変えることである」。ぼくは象牙の塔に籠る道に反発し行動した。知識を頭に入れることだけなら右から左へ。「知を力に」するのは実践を伴ってこそだと。この考えいまも変わらず。写真上=カナダ先住民の文化力展から、下=せんちゅうパル。
白菊の小家の小路ビラ入れる 昇龍子
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ノーやん
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