ノーやん日記パート2

桜散る

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 雨。桜は雨に打たれて早くも散り始める(写真上=北丘小のソメイヨシノ)。花のいのちはみじかかり。桜の寿命はだいたい人と同じくらいと聞いている。100年生きるのもあるそうな。人も桜並みに年に一回くらい「花」があってもいいのでは。朝、千里局の花壇当番で西町まで出かける。Mさんとごいっしょにゴミ拾いとパンジーの花がら摘みをする。バス停コンテナの水仙が満開だった(写真下=西町のバス停コンテナ)。

 午後、航空機事故の本を探しに天六へ出る。柳田邦男さんの「航空事故」、安岡章太郎さんの「へそまがりの思想」、日本の昔ばなし「桃太郎・舌きり雀・花さか爺」3冊で100円、ソフトバンク新書の「機長が語るヒューマン・エラーの真実」180円を買う。著者杉江弘さんはぼくより6歳年下で慶応の法学部を卒業してB747の機長になりはった異色のパイロット。

 「世界の航空会社や行政機関はヒューマン・エラーをなくすためにこぞってCRM(コックピット・リソース・マネジメント)という活動プログラムを金科玉条のように採用し始めている。しかし結論的にいうならば、CRMの理念は間違ってはいないが、その前提として、パイロットなどに高度な安全教育を行い、プロフェッショナルな知識と技量を持たせなければならない」(同書「はじめに」から)。著者は、「CRM」への過信と「ヒューマン・エラー」による事故の多発に警告を発している。そして2015年には、一週間に一度、大事故が発生すると予言した。マレーシャ航空の未解明事故、今回のドイツ格安航空会社ジャーマンウィングスの「事件」。航空機事故・事件の多発に慣れっこになってしまわないか。それが心配や。

 人命の損失はもちろん、大量輸送手段による事故・事件だけではない。中東はじめ各地で発生している戦争が人命とまちを破壊している。日本もその昔、戦争でいのちを国に捧げることを桜の花の散るごとく美しいとする道徳観を煽りたてた時代があった。いままた、平和憲法をなきものにし、自衛隊を「日本国軍」として世界の戦争に参画して名誉ある地位を占めようという人命軽視の動きが急ピッチである。いのちかけてもこの動きは阻みたい。
               5日ばかり花のいのちを惜しみけり 昇龍子

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}やはり下五に「惜しみけり」を据えれば、行春を近江の人と…となってしまいますね。
fm
「5日ばかり花のいのちを惜しみけり」

花の命は短くても、樹の命はながいのですね。上の句に「近江の人と」を入れてはいけませんか。冗談です。
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