5月6日。連休最後は、奈良田原本町にオープンした唐古・鍵遺跡史跡公園(写真上)と春日大社神苑の「万葉植物園」(写真下=白花野田藤)散策。唐古・鍵遺跡は、近鉄橿原線石見駅下車徒歩約20分にある。遺跡公園までの途中、ムラの翁たちが草刈りなどの共同作業をしていた。遺跡は弥生時代の前期後期700年間も続いた見られる環濠集落で内濠・環濠・外濠が幾重にも巡らされていたという。最盛期には900人が暮らしていたという近畿地方最大級の集落。連休中、近鉄田原本町までシャトルバスが出ていた。5月中休館中している唐古・鍵考古学ミュージアムがある(大人200円、高大生100円)。春日大社参道途中にある「万葉植物園」は見ごたえ十分。万葉集に出てくる植物(写真中)に関心がある人にはおすすめの園。ケイトウの古名が「からあゐ」とは知らなかった。植物の勉強の場にもなる。
草を刈る弥生の村の翁たち 昇龍子
万葉の紫草還る奈良の苑 同上